flier_logo
ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから

本書の要点

  • 怒りは自然な感情で、怒ること自体は悪いことではない。「怒ること」「怒る必要がないこと」を区別し、怒りを適切にコントロールすることが大切だ。

  • 怒りが生じたら、まずは6秒をやり過ごそう。そうすることで理性が働き、衝動的な行動は抑えられる。

  • 過去の許せない出来事には、「ミラクルデイエクササイズ」が有効だ。怒りの問題がすべて解決した日をイメージすることで自分が目指すべきものがわかり、気持ちも上向きになる。

1 / 5

【必読ポイント!】「怒り」の仕組み

アンガーマネジメントで上手に「怒り」とつき合う

monzenmachi/gettyimages

「怒り」を感じることに罪悪感を抱く人は多い。しかし、怒りは誰もが持っている自然な感情だ。心身の安心、安全が脅かされそうになったときに生じる、身を守るための「防衛感情」ともいえるだろう。

怒ること自体は悪いことではない。問題なのは、後悔するような悪い怒り方をした場合だ。「怒ること」と「怒る必要がないこと」を区別し、適切に対応することが重要だ。

怒りを感じる対象はさまざまだが、わたしたちそれぞれが持つ「べき」が原因である。「べき」は、理想や願望、譲れない価値観などを表しており、それが裏切られると怒りが生じる。価値観が同じ人は存在しない。そのため、互いの価値観の違いから怒りが生じてしまうのだ。

「怒る」「怒らない」を決めるには、自分の「べき」の許容範囲を明らかにし、境界線を明確にすることが大切だ。具体的には、自分の「べき」と同じである「許せるゾーン」、イラっとするが許容できる「まぁ許せるゾーン」、そして許容できないレベルの「許せないゾーン」の3つに分ける。また、境界線を広げる努力をしたり、機嫌によって境界線をコロコロ変えたりしないようにしたい。そして、その境界線を相手に伝える努力をすることで、互いの「べき」のズレはなくなっていく。

「アンガーマネジメント」とは、怒りで後悔しないために、必要なときに適切に怒り、怒る必要がないときは怒らないことを目指す心理トレーニングである。継続していけば、怒りを上手に扱えるようになるだろう。

2 / 5

初級編:小さな怒りをしずめる練習

怒りを「お願い」に変える

自分が相手に何かしてあげたとき、感謝やお礼の言葉がないとがっかりするものだ。虚しさや怒りを感じることもあるだろう。しかし、どれだけ感謝を表すかは人それぞれのため、感謝の言葉を期待しすぎないことが大切だ。

相手が「やってもらって当たり前」と思っているタイプなら、「せめてありがとうは言ってほしい」と伝えるのも選択肢となる。「この人は感謝が足りない人だ」と嫌な態度をとったり、ほかの人に悪口を言ったりするのは、自分の評価を下げるため控えたい。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3338/4239文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2024.06.17
Copyright © 2026 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

なぜか話しかけたくなる人、ならない人
なぜか話しかけたくなる人、ならない人
有川真由美
自分を否定しない習慣
自分を否定しない習慣
小澤竹俊
仕事の成果が上がる「自分ごと化」の法則
仕事の成果が上がる「自分ごと化」の法則
千林紀子
自律神経の名医が教える集中力スイッチ
自律神経の名医が教える集中力スイッチ
小林弘幸
トークの教室
トークの教室
藤井青銅
疲労とはなにか
疲労とはなにか
近藤一博
モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座
モヤモヤを言葉に変える「言語化」講座
ひきたよしあき
悪口ってなんだろう
悪口ってなんだろう
和泉悠

同じカテゴリーの要約

1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック
1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック
許成準
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん
ロバート・キヨサキ白根美保子(訳)
うつ未満。
うつ未満。
精神科医Tomy
無料
体力おばけへの道 超ハードモード編
体力おばけへの道 超ハードモード編
澤木一貴國本充洋 (監修)
悪魔の習慣を断ち切れ
悪魔の習慣を断ち切れ
ナポレオン・ヒル児島修(訳)
いい人はうまくいく
いい人はうまくいく
長倉顕太
なぜ、あなたは時間に追われているのか
なぜ、あなたは時間に追われているのか
吉川ゆり
働く親のためのサバイバルガイド
働く親のためのサバイバルガイド
岸畑聖月
「わかりあえない」を越える
「わかりあえない」を越える
マーシャル・B・ローゼンバーグ今井麻希子(訳)鈴木重子(訳)安納献(訳)
資本主義と、生きていく。
資本主義と、生きていく。
品川皓亮