タイパよく仕事を進めるには、スケジュールを立てる際、まず旅行や友人・家族との予定、コンサートなど、「プライベートの楽しみなイベント」の枠を最優先で押さえておくべきである。
このような順序でスケジュールを組むべき理由は、「人生を楽しむために仕事をしている」という感覚を持ってほしいからだ。この感覚を持つことで、「効率よく仕事を終わらせてさっさと遊ぼう」と考えて、自然とタイパのよいやり方を工夫するようになる。
著者が秘書として仕えていたボスたちも、プライベートの時間を何より重視していた。ボスたちは毎年、お正月になると、カレンダーで連休を確認し、その年のバケーション計画を立てるのが恒例だった。
秘書時代のボスのひとりに、得意先や社内の他のボスたちとの軽めの会議や打ち合わせを「11時」に設定したがる人がいた。
その理由は、11時から30分ほど仕事の話を済ませ、そのまま相手とランチに出かけられるからである。カジュアルなランチの場だからこそ、相手の近況や仕事ぶりをさりげなくキャッチアップできるのだ。
関係を深めたい相手や、もっと親しくなりたい相手と打ち合わせの予定がある場合は、開始時間をさらに早めて10時半ごろに設定し、ランチに誘ってみてはどうだろう。
混み合った通勤電車の中では、何もできず、仕方なくスマホでSNSやネットニュースを眺めている人も多いだろう。
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