自律神経
疲れを感じるメカニズム

「疲労感」は痛み、発熱と並ぶ、体の3大アラームのひとつである。体に危険なダメージが溜まると、「そろそろ活動を休んで、ダメージからの回復に努めなさい」というメッセージが発せられる。これが疲労感の正体だ。
疲労感とは、私たちが頑張りすぎないためのブレーキのようなもの。つまり、体にとって必要不可欠な存在なのである。
自律神経のバランスを取る
生存に直結する体内機能(呼吸、体温維持、血液循環、消化吸収など)は無意識のうちに働いている。それを担っているのが「自律神経」だ。24時間無休で働いている自律神経には、疲労が溜まりやすい。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」からなり、2つは同時に働いている。疲れを軽減させるには、どちらか一方が働きすぎないようバランスを取る必要がある。
なかでも疲れにつながりやすいのが交感神経だ。交感神経は、天敵に出くわしたときに「戦うか、逃げるか」を瞬時に判断するような役割を担っている。それを遂行するために、心拍数や血圧を上げたり、筋肉のエネルギー源の分解を促したりして体内環境を整えているのだ。
こうした交感神経の働きは、かつてはヒトが生き抜くために必要だったが、今は野生動物を追うような時代ではない。しかし、現代人はいつもストレスにさらされていることから、常に交感神経が優位になっている。そのため副交感神経とのバランスが崩れて、疲労回復が妨げられているのだ。












