シンプル・ライフ
世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方

未 読
シンプル・ライフ
ジャンル
著者
ソレン・ゴードハマー 佐々木俊尚(監修) 黒輪篤嗣(訳)
出版社
翔泳社
定価
1,728円
出版日
2014年12月04日
評点(5点満点)
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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レビュー

IT化が進んだ現代において、溢れる情報に翻弄されるのではなく、テクノロジーを有効的に活用するにはどうすれば良いか。情報化社会を否定せずに、その中で自分自身の創造性を発揮し、豊かさを感じるにはどうすれば良いか。本当の豊かさとは一体どういうことか。

本書は、現代人が問題とする、膨大な情報量との付き合い方から始まり、自分自身が真に求めているものは何なのか、という奥深い本質まで踏み込む良書である。単なるIT化社会における処世術、といった表層的な内容に留まらず、自分の内面と向き合うことの大切さや、今を生きることの重要性などを鋭く指摘している。つまるところ、IT化社会で自分自身を活かすか殺すかは、自身の内面と深く関わってくるからだ。内面的な部分を充実させることができれば、IT化社会で自分を見失うことなく、大量の情報がある中でもより自身の創造性を発揮させることが可能となる。

テクノロジーとの向き合い方に問題を感じている人だけでなく、仕事や人間関係、または健康でも、悩みある全ての人たちが、本書を読むことで「核」となる思考を身につけられるのではなかろうか。「その瞬間その瞬間、自分なりに最大限の努力をし、最良と思われる選択をしてきた。」「今となっては後悔もするが、あのときはそれが自分の最大限だった」と思える人になるために、本書は大いなる勇気を与えるであろう。

著者

ソレン・ゴードハマー
個人やグループに、どうすればマインドフルネスを高められるか、もっと生きがいを感じられるか、現代的な生活にふさわしい知恵を身につけられるかを説いている。マインドフルネスの受講者はニューヨーク市の矯正施設の若者から、テクノロジー企業の従業員まで多岐にわたる。年に一度、テクノロジーやスピリチュアル、ビジネスなどさまざまな分野のリーダーを集めて、知恵にもとづいた文化の創造をめざすイベント、ウィズダム2.0 会議の創設者であり、主宰者でもある。

本書の要点

  • 要点
    1
    今の瞬間に全意識を向ける、という「マインドフルネス」を実践すると、直感力や洞察力が研ぎ澄まされ、情報が溢れる現代社会で自分自身をしっかりと保ち、テクノロジーに翻弄されることなく主体的に生きていける。
  • 要点
    2
    究極の集中状態である「ゾーン」に入ると飛躍的に創造性を高めることができる。しかし、このゾーン状態に無理に入ろうとしても入れるものではない。
  • 要点
    3
    真実は、先入観を捨て、自分の無知を認めることで、はじめて見えてくるものである。そして、真実にもとづくことで、おのずと本当に自分のためになる選択ができるようになる。

要約

【必読ポイント!】意識の向け方

マインドフルネスの勧め

「マインドフルネス」。これは、今の瞬間に全意識を向ける、という意味の言葉である。創造性を発揮するために肝心なことは、心の内なる領域がどのような状態にあるか、ということである。自分の行っていることに集中する、つまり、今ここに意識を向けることで、初めて人は真に心を落ち着かせることができる。すると、直感力が研ぎ澄まされ、物事をはっきりと捉えられるようになる。膨大な情報を入手することができる現代社会において、個人や企業が創造性を発揮するのは、いかに正しい情報を得られるか、ということではなく、いかに活用できるか、という点である。直感力や洞察力が働く状態でなくては、このような情報の応用・活用は難しい。故に、マインドフルネスを実践することが重要であり、創造性溢れる生活の鍵となるのである。

何に意識を向けるか?
Grufnar/iStock/Thinkstock

テクノロジーの利用を有意義なものにするかしないかは、自分の内面の状態次第で決まる。その内面の状態とは、何に意識を向けるか、ということで決まり、意識のあり方によって、人はストレスを感じたり、安らぎを覚えたりする。従って、テクノロジーを上手く活用するには、何に意識を向けるか、ということが大事になる。

故に、まずは自分の内面の状態を知ることが不可欠となる。無意識のうちにPC画面に向かっていないか、疲れや不満に駆られていないか。そのような問いかけをすることで、無意識だったものが、意識されるようになり、より主体的に自分の行動を選択していくことができる。

しかし実際は、何にいちばん意識を向ける必要があるのかをその都度考えずに行動している人々がほとんどである。そのような状況では、テクノロジーの奴隷と化し、ストレスを溜め込む結果となる。忙しい現代社会において、マルチタスクは賞賛されがちであるが、ここはあえて「一度にひとつのことに意識を集中させる」ことを優先し、何に意識を向けるかを自分で選択することが重要となる。

つながりとは何か?

テクノロジーが世界とのつながりを保ってくれるものだと誤解している人々は多い。しかし、つながりは決して絆と同じでないことに気付かなくてはならない。どれほどテクノロジーを利用しようが、それが自覚的に使われていなくてはかえって孤独感や虚しさが強まるだけである。むしろ、「つながり」とはその意味を広げて考えれば、既にできていることがほとんどであり、単に自分の心を開くだけで「つながり」を実感できるはずだ。

ストレスからの解放

心のスペースを広げ、無心で行う
m-imagephotography/iStock/Thinkstock

創造性を発揮するには、不安やストレスから解放されることが大切である。そのためには、まずは心のスペースを広げ、感情を受け止める余裕を持つことが不可欠である。例えば怒っている時に、素直に「私は今、怒っている」と事実を受け止め、無理にその感情がなかったことにはしない。そして、怒りのような負の感情に自ら気が付くことで、怒りに身を任せない、という行動を責任持って選択する。目の前の事実に意識を向けることで、忍耐心や事実を受け入れる余裕が生まれるのである。

また、ストレスを溜め込まない一つの秘訣は、何事も「無心で行う」ことである。多くのTo‐Doリストを抱えながら、忙しそうな素振りを見せない人もいれば、時間に追われて慌てふためく人もいる。この違いは、いかに目の前のことに集中できるか、である。

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ジャンル
人事 テクノロジー・IT
著者
ソレン・ゴードハマー 佐々木俊尚(監修) 黒輪篤嗣(訳)
出版社
翔泳社
定価
1,728円
出版日
2014年12月04日
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