情熱の仕事学 
早稲田大学ビジネススクール厳選8講

未 読
情熱の仕事学 
ジャンル
著者
成毛眞
出版社
日経BP社
定価
1,400円 (税抜)
出版日
2015年06月22日
評点
総合
4.2
明瞭性
4.0
革新性
4.5
応用性
4.0
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情熱の仕事学 
情熱の仕事学 
早稲田大学ビジネススクール厳選8講
著者
成毛眞
未 読
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ジャンル
出版社
日経BP社
定価
1,400円 (税抜)
出版日
2015年06月22日
評点
総合
4.2
明瞭性
4.0
革新性
4.5
応用性
4.0
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レビュー

この本は躍動感があふれている。読みながら、まるでその場で講演を聞いているかのように心が躍り、胸が熱くなった。本書はビジネスの最先端で活躍している起業家・経営者のケーススタディであるが、それぞれの人生そのもの、生きざまが表現されているといっても過言ではない。ビジネスを軌道に乗せ、起業に成功している彼らだが、皆一様に、「成し遂げたい夢」や「世界がこうあってほしいという願い」がある。それをもつに至ったきっかけは人それぞれであるが、その想いの強さが、夢を実現させる信念の強さ、困難でもあきらめない粘り強さにつながっている。まさに「情熱」である。

苦難にあたったとき、彼らの情熱を支えたものは何だったのか、何を考え、どこをめざしてどう乗り越えてきたのか。大切にしつづけているものは何か。途中であきらめずに最後まで挑戦できたのはなぜだったのか。それを語る一言一言に、やれることをすべてやってきたからこその迫力が感じられる。

本書は起業を考えている人はもちろんのこと、イノベーティブな仕事をしたいと思っている人、実現したい夢がある人、社会をよくしたいと思っている人、すべてにお薦めの一冊である。彼らの言葉から勇気をもらえるに違いない。ひとりひとりが、彼らのようなマインドで「自分が社会の役に立てることは何か」と考えることができれば、日本の未来はずっと明るくなるのではないか。

著者

成毛 眞
早稲田大学ビジネススクール客員教授。1955年、北海道生まれ。中央大学商学部卒。自動車部品メーカー、株式会社アスキーなどを経て86年、マイクロソフト株式会社に入社。91年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。様々なベンチャー企業の取締役・顧問を務める。現在、インスパイア取締役ファウンダー、スルガ銀行社外取締役、書評サイト「HONZ」代表。

本書の要点

  • 要点
    1
    本書は早稲田大学ビジネススクールで行われた講義の内容をまとめたもので、6人の起業家・経営者に、起業のきっかけや道のり、困難をどう乗り越えたか、経営にあたって意識していることなどを語ってもらった講演内容の収録となっている。
  • 要点
    2
    各講義内容から、起業には「こんな世界を作りたい」「こういう問題を解決したい」という明確な目的意識があること、困難があってもあきらめずに粘る意志の強さ、熱い情熱があることがわかる。
  • 要点
    3
    最先端の起業家・経営者の話から、最新のトレンドやビジネスの核心に迫るエッセンスを得ることができる。

要約

東大発ロボットベンチャーを世界のビジネスに

魂がぶつかりあう仕事を

2013年、東大発の二足歩行ロボットを開発するベンチャー企業「シャフト」がグーグルに売却されたことが話題となった。加藤崇氏は、その交渉をまとめた人物である。もともと都市銀行に就職した加藤氏だったが、融資先のパン屋の奥さんに泣かれたことを契機に、「魂でやる仕事がしたい」という想いを募らせ、転職。

MBA取得後、いくつかのベンチャー企業の経営に携わったのち、独立。そこで当時東大でロボットの研究をしていた二人と出会い、彼らの研究を事業化することに取り組み始める。加藤氏が彼らと仕事をしようと思ったのは、まさに「魂で」ロボットの研究に向かい合い、熱い情熱をもって人生を捧げてきたことを肌で感じ取ったからだった。

小さな勇気が大きな成功につながる
©iStock/Vladyslav Otsiatsia

実際、二人が研究していたロボットの技術は非常に優れたものだった。そこで国内のベンチャーキャピタルや企業に出資をお願いして回ったが、理解はなかなか得られない。DARPA(アメリカ国防総省)のファンディングの審査に通ったことが何よりその技術の高さを物語っているのだが、それでも出資しようというところは日本では現れなかった。限界を感じアメリカのベンチャーキャピタルに声をかけた結果、Androidをつくった人物で、ベンチャー企業に理解の深いアンディ・ルービンと出会い、グーグルとの交渉が成立した。

シャフトがグーグルに買われた次の月に、DARPAのロボティクス・チャレンジ・トライアルズで、NASAやMITを抑えて優勝した。それは、断トツの技術力を立証することになった。

大切なことは、リスクを取ってクリエイトすることだ。大企業で働く人がリスクを取らなくなったら、希望がない。自分にしかできないことをやる勇気をもつ。恥をかいてもいい。最後の勝敗を決めるのは、ロジックではなくカレッジ、勇気だと、加藤氏は情熱的に語った。

【必読ポイント!】世界の新しい希望「ミドリムシ」

栄養失調の現実
©iStock/infalsifable

株式会社ユーグレナ代表取締役社長、出雲充氏。2005年にミドリムシを屋外で大量培養することに成功した。動物と植物の両方の特徴を併せ持つ藻類であるミドリムシは、栄養が豊富で世界の栄養不足を補うことが期待されるだけでなく、新しいバイオ燃料としても注目されている。株式会社ユーグレナは、そのミドリムシを使った健康食品やバイオ燃料の開発を行う、ベンチャー企業である。

大学時代、NGOの活動でバングラデシュを訪れた出雲氏は、現地の人々の食生活について、あることに気づく。

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リーダーシップ・マネジメント 起業・イノベーション
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成毛眞
出版社
日経BP社
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2015年06月22日
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