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ムダ0採用戦略の表紙

ムダ0採用戦略

21 世紀のつながり採用


本書の要点

  • 就職ナビは就活の利便性を飛躍的に向上させたが、応募数の膨張やミスマッチの増加という弊害も招いたともいえる。

  • 採用活動のムダをなくすには、ソーシャルメディアの活用が有効である。原則無料であり、選考段階では、自社に本当に興味を持ってくれる求職者に時間を充てることができ、マッチングの段階でも企業と求職者が双方向のコミュニケーションを取ることができる。

  • つながり採用によって、企業はより能動的に獲得したい人材にアプローチすることができる。

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現在の採用活動のムダは、どこにあるのか?

就活は親の世代と様変わりしている

親世代が就活をした時代と比べて、産業構造や就活の形が変化している。「IT」「ベンチャー」という響きに親世代は警戒心を抱いている。インターネットやスマートフォンの普及により、就活の方法も様変わりしている。そのズレに親世代は困惑し、子どもの就活にやきもきする。親が子どもの就活に口を出すなど過干渉になっているのは、こうした構造的な変化が影響している。

リクルートが起こした就活革命

新卒採用を語るうえで外せないのがリクルートという会社である。創業者の江副浩正氏は、大学卒業後すぐに、アメリカの就職情報ガイドブックを見て感銘を受け、同様の情報誌は日本でも受け入れられると考え、情報誌「企業への招待」を創刊した。企業から求人広告を出稿してもらい、学生に無料で配布するという、当時は斬新なビジネスモデルだった。「同誌は、1969年に「リクルートブック」と誌名が変更され、日本の就活自体に新しい風を吹かす存在となった。

学生が企業を「選ぶ」という感覚

©iStock.com/nikoniko_happy

それまでの日本では、「人づて」で働き口を探す学生が多かった。学校やゼミごとに企業への独自のルートを持っており、企業の要求する人材像や学生の適性に合わせて推薦を行っていた。学生側が企業を選択するという感覚は、現在よりも希薄だった。

企業への自由応募が急速に拡大したのは、1960年代後半である。高度成長を支える人材を大量に欲していた企業は、自由応募の浸透により多くの学生を確保できるようになった。学生側も豊かな生活を実現するために、より条件のよい企業に就職しようと躍起になった。「リクルートブック」は、こうした時代の要請と合致して、学生、企業どちらにも受け入れられていった。これが「就職情報産業」の誕生である。

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就活のオンライン化がもたらしたもの

就職ナビの登場

「リクナビ」などの就職ナビと呼ばれるサービスの登場によって、就活の利便性が飛躍的に向上した。学生は、オンライン上で簡単に企業の求人をチェックでき、インターシップや企業説明会の申し込み、選考のエントリーなどが可能になった。本格的なインターネット時代が始まる前夜、「リクナビ」は新しい時代のニーズに合った採用サービスとして登場したのである。

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要約公開日 2015.12.18
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