10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきことの表紙

10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと

答えのない不安を自信に変える賢者の方法


本書の要点

  • 成功するための秘訣はただ1つ、「成功するまでやり続けること」である。

  • 21世紀は格差が広がり、個人の傾向によって5つの階層に分かれることになる。日本では、あと10年で階層の蓋が閉じると考えられる。

  • 日本社会は「タテ社会」から「ヨコ社会」への大きな変化の中にある。ヨコ社会で重要なのは、お金を持つことでなく、「信頼残高」を増やすことだ。

  • 人生のテーマはたった1つ、「こじらせた自己評価をマイナスからゼロまで持ってくる」こと。これから10年かけて、自分を取り戻す旅に出ると考える。

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【必読ポイント!】 成功への近道は「学び方を学ぶ」こと

成功するためのたった1つの方法

成功することは誰にでもできる。特にこれからの10年間の生き方次第で、結果は大きく変わる。成功するための秘訣はただ1つ、「成功するまでやり続けること」である。多くの人が成功するまでやり続けることができないのは、続けるための「仕組み」を最初に考えないことに原因がある。たとえば、健康のためにジムに通うことを決意したとする。だが、成功する人は、いきなりジム通いを始めたりはしない。あらゆる人間のすべての意志は薄弱だ。「意志」や「モチベーション」「やる気」は意味をなさない。成功するためには、まず「計画・実行・修正」のサイクルを作る必要があるのだ。

「計画・実行・修正」のプロセスに「失敗」の概念はない

©iStock/vaeenma

大学受験で志望校に合格するには、ひたすら問題集を解くだけでは意味がない。まず全体の計画を立て、実行し、結果を確認して計画を変更するという一連のプロセスが機能して初めて、問題集を解くという「作業」が意味を持つ。具体的には、まず受験をクリアするのに必要な項目をすべて洗い出し、時間を見積もって計画を立てる。ここでようやく問題集を開くが、3割くらいしかできなかったとする。ではどうするか。あと7割を習得するためにどれくらいの時間がかかるのかを考えてプランを変更する。「3割しかできなかった」と嘆くのではなく「残り7割を習得するために何が必要か」を言語化・数値化することが特に大切だ。計画・実行・修正のプロセスの中では、「計画と違った」という事実が「検証」されることはあっても「失敗した」と考える必要はまったくない。

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要約公開日 2015.12.21
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