「話す力」を「お金」に変える習慣

未読
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「話す力」を「お金」に変える習慣
出版社
かんき出版
定価
1,430円(税込)
出版日
2014年01月23日
評点
総合
3.3
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
3.5
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おすすめポイント

カリスマ婚活アドバイザーとして知られる著者、西澤史子氏。彼女はコミュニケーション・アドバイザーとして多くの業種・業界のエグゼクティブと会ってきた。その数は何と3000人以上にものぼる。

西澤氏はこの経験のなかで、年収300万円で終わる人と、年収1500万円以上を稼ぐ人とでは、決定的に違う点があることに気が付いたという。それが、本書のテーマ「話す力」である。

ここで言う「話す力」とは、「自分の思いを伝え、多くの人を巻き込み、そして実現していくために必要な話し方」のことを指す。これらのスキルは多くの書籍において、ビジネス・リーダーが求められる「○○の力」として既に紹介されているものも多く、少し既視感を覚える方もいるかもしれない。

それでは、なぜこの本を読むべきなのか。それは西澤氏が特に「一言一句にこだわっている」という点に尽きる。エグゼクティブは他人を自らの行動に巻き込んでいく力を持っているが、それを発揮するためには「この言い回しでないと有効でない」というルールのようなものが存在する。本書はそうした「言い方」まで手取り足取り指南してくれる一冊なのである。

これまでの「伝え方」「話し方」に関する書籍を十分に活用できなかった方でも、本書に書かれていることを繰り返し実践していくことで相手に好印象を与えることができるようになるかもしれない。

ライター画像
苅田明史

著者

西澤 史子
株式会社ループ代表取締役社長。コミュニケーション・アドバイザー兼婚活アドバイザー。短大在学中からさまざまなミスコンに出場、数々の受賞歴をもつ。モデル、レポーターを経て、カナダへ留学。帰国後は日本企業、外資系企業の秘書などを経て、業界最大手の婚活イベント企画会社にて広報・法人営業部部長を務める。2012年退職後、翌年株式会社ループを設立。コミュニケーション・アドバイザーとして多くの企業にて研修を実施する。一般的なコミュニケーションから接客、販売、営業、リーダーシップ研修のほか、「セルフ・イメージ&コミュニケーション向上研修」や「女性エグゼクティブ&マネージャーの育て方」「男性管理職向け女性社員の育成研修」「女性営業向け研修」など、男女別の能力向上に特化した研修も好評を得ている。

本書の要点

  • 要点
    1
    エグゼクティブは「物事」を「具現化」して「お金」に変える術を持っている。本書ではそれらを「巻き込み術」「人間関係の築き方」「聞き方」「大原則」に分けて紹介・解説している。
  • 要点
    2
    エグゼクティブは、「今度ぜひ飲みに行きましょう」というセリフを「話だけ」で終わらせるようなことはしない。稼ぐためには、話したことをすぐに実現するスピードが必要だ。
  • 要点
    3
    エグゼクティブは相手を認め、ほめることで、聞く人にプラスのエネルギーを与え、やる気を喚起させる。それらは周囲の聞いている人にもプラスの影響を与え、成功に導く効果がある。

要約

【必読ポイント!】 「巻き込み術」

話したことの実現スピード=有能さである
Fuse/Fuse/Thinkstock

本書は4章構成で、各章においてエグゼクティブの持つ「話す力」が語られている。第1章では周囲の人を「巻き込む」力について述べられており、ハイライトではそのうちのいくつかを紹介していきたい。

冒頭で語られているのはビジネスのおつき合いでよく飛び交う、「今度ぜひ飲みに行きましょう」というセリフだ。挨拶代わりに何気なく口にはするものの、本気で「ぜひ飲みに行きたい」というほどの気持ちもなく、相手も「ええ、ぜひ」とは言うものの、双方ともに「すぐに飲みに行くことはなさそう」と思うことが多いのではないか。

エグゼクティブの多くは、こういうときも「話だけ」で終わらせるようなことはしない。どこにチャンスや有益な情報、出会いがあるかわからないからだ。稼ぐためには、話したことをすぐに実現するスピードが必要である。

「今度飲みに行きましょう」と言いっ放しにはせず、「いつごろならご都合がいいですか?」「誰か同じ業界の人をお誘いしましょうか?」「どんなお料理がお好きですか?」など、すぐになんらかの形で提案する。

「あの人は仕事が早い」と言われる人は、話を実現するスピードが評価の重要な対象になることを知っている。世の中の評価はスピード=有能さなのだ。

「前向きに検討します」といった当たり障りのないセリフではなく、「いつにしますか?」を口グセに、まずはすぐ行動に移すことから始めるべきである。

「なので」「だから」を使う
Jacob Wackerhausen/iStock/Thinkstock

西澤氏曰く、どんな仕事をしていても「稼げるチャンス」は必ずある。しかし、チャンスに気付かないこともあれば、気付いてもそれをうまく利用できなかったり、チャンスを利用できても後が続かなかったり、ということもある。

つまり、小さなチャンスをものにして、それを育てていくことが大きな成功につながるのであり、そのためにはいつなんどきも敵をつくらず、周りの人の協力を経て、物事を動かしていかなければならない。

次の話し方を見比べてみてほしい。

①「この書類とてもよくできているよ。でも、内容については時系列で表記したほうがわかりやすいね」

②「この書類とてもよくできているよ。だから、内容については時系列で表記したほうがわかりやすいね」

接続詞以外は全く同じ内容だが、この違いだけで話の「印象」が大きく変わる。①のように自らの主張の後に「けれど」や「でも」といった接続詞をつけると「否定」の印象を強めてしまうのだ。

一方、②のような話し方は相手のモチベーションを上げることができる。モチベーションの高い部下をもつことは、上司にとって最大の財産なのだ。エグゼクティブはみな、この接続詞の重要性を理解している。

もし否定的な印象を与える接続詞を使う習慣があるのであれば、すぐにやめるべきだ。

「人間関係の築き方」

断り方で相手を不快にさせない

第2章ではエグゼクティブの「人間関係の築き方」について、いくつかのポイントが紹介されている。ここではそのひとつを取り上げたい。

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要約公開日 2014.02.14
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