一流役員が実践している仕事の流儀

未 読
一流役員が実践している仕事の流儀
ジャンル
著者
安田正
出版社
クロスメディア・パブリッシング
定価
1,298円(税込)
出版日
2014年01月16日
評点
総合
3.3
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
3.5
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一流役員が実践している仕事の流儀
一流役員が実践している仕事の流儀
著者
安田正
未 読
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出版社
クロスメディア・パブリッシング
定価
1,298円(税込)
出版日
2014年01月16日
評点
総合
3.3
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
3.5
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おすすめポイント

巨大な組織で役員まで上り詰める人と、平社員や部長止まりで終わってしまう人。その差はどこにあるのだろうか。

本書は10万部を超えるヒットとなった『一流役員が実践している仕事の哲学』に続くシリーズ第二弾で、一流の役員に共通する習慣について述べた一冊だ。読み進めていくと、実は役員とそれ以外の人の差は、決定的に大きな何かがあるわけではないことが分かる。しかし、実はこのわずかな差が積み重なることで、結果的に役職の差という大きな違いを生み出すのだ。

興味深いのは、本書が一流役員の仕事に対する姿勢だけではなく、彼らの食事の内容や普段着るスーツなどにも言及している点だ。目次を読むと「一流役員は、量販店で購入したりイタリア製のスーツを選ぶのではなく、英国製のものを着ている」といった目を引く題目が並んでおり、中には奇抜なものもあるが、その中身を読んでみると、思わず「なるほどなぁ」と考えさせられてしまう。こんな細かいところまで気を配るものなのかと感心する部分も多いことだろう。

また、本書を読むべき人は役員に上がる目前の人に限定されないことを改めて述べておく。なぜなら、出世とは若い頃からの積み重ねで成し遂げられるものであり、役員にあがる直前にはとっくに評価が決まってしまっているはずだからだ。今日のように年齢だけで昇進できるものではない(ある意味、若い人にもチャンスがある)時代において、役員になる覚悟を決めた人なら誰でも読むべき一冊と言えよう。

ライター画像
苅田明史

著者

安田 正
株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学理工学術院非常勤講師。1990年より法人向け英語研修を始める。現在は英語の他、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応コーチング、交渉などのビジネスコミュニケーションの領域で講師、コンサルタントとして活躍している。大手企業を中心とした研修、コンサルティングを通して、55万人の一般社員、1000人を超える役職者と接し、出世する人に共通する仕事の考え方に触れる。

本書の要点

  • 要点
    1
    平社員や部長と、一流役員では、仕事に対する姿勢や観点が異なっている。一流の役員ともなれば、仕事の成果や効率を重視したライフスタイルを徹底し、何がビジネスにおいて一番効果的かを考えて実行するものだ。
  • 要点
    2
    一流の役員の特徴として、常にチャンスをつかもうとする姿勢が挙げられる。昇進はこれまでとは異なるスキルやノウハウが必要となり、場合によってはリスクを伴うものと言えるが、そこで遭遇する苦労や困難がその人をさらに鍛え、さらなる高みへとつながるのである。

要約

平社員と部長と役員の違い

社内で毎日同じものを5分で食べる
Siri Stafford/Digital Vision/Thinkstock

お昼時、平社員は定食屋の行列に並び、部長は高級店でパワーランチという人が多い。大企業の役員ともなれば、お昼から座敷のあるような場所で豪華な料理に舌鼓を打っているようなイメージを抱くかもしれないが、実は役員は昼食どころか昼休みすら満喫していない。

なぜなら、彼らは午前中に脳を使い、決断をしたり計画を立てたりする仕事をもってきて、午後から人に会ったりすることが多いからだ。午前中は社内会議がたてこんでおり、午前中にたまってしまった書類やメールをさばくには、昼休みしかないことも多い。

役員の多くは出前そばなど早く食べられるものを掻き込むように食べ、そそくさと仕事に戻る。社用車で移動中であれば、書類などをチェックしながらおにぎりやサンドイッチを食べるのである。

慌ただしく映るかもしれないが、別にせっかちなのではなく、本当に時間がないからこそである。

また、どんなに忙しくても必ず10分だけはプチ昼寝にあてるという役員もいる。それだけで眠気も疲労もとれ、より冴えた顔で午後の仕事に取りかかることができるからだ。

ムダな時間は徹底的に削ぎ落とすのが、一流の役員なのである。

第一声で勝負する

大事な商談では何が成否を分けるのだろうか。平社員は資料作りで勝負し、部長はトークの中身で勝負する。

しかし、役員は違う。第一声で勝負するのだ。

良い印象を与える人は、普段の声が「ドレミ」の音域だとすると、「ファ」か「ソ」の高さで話す。そうすると、その人の「社交性」や「人の良さ」「やる気」を感じるそうだ。ちなみに「ドレミ」の音域は「聡明さ」や「信頼感」を表わすもので、社内外で使い分けることが重要である。

人は第一印象で相手に対する評価を下す。それゆえに役員は第一声で勝負するのである。役員はみな良い声を持っており、美声というよりは活力があり、イキイキとした声をしている。

もし最近、仕事がうまく回らないと悩んでいるのであれば、「何を伝えるか」よりも「どう伝えるか」に意識をシフトしてみてはどうだろうか。きっと道が開けるはずだ。

お酒の飲み方で勝負する
WW5/iStock/Thinkstock

接待の目的は、相手を喜ばせて距離を縮め、結果として信頼を得ることである。多くの人は相手を喜ばせるために店選びや料理の質といった、物質的なところに神経が行き過ぎて、肝心な「人対人」の部分への意識が希薄なことが多い。

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