科学的に元気になる方法集めました

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科学的に元気になる方法集めました
出版社
定価
1,474円(税込)
出版日
2017年02月07日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.5
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おすすめポイント

仕事に追われた忙しい生活、さらにプライベートでもSNSなど大量の情報に接する現代社会は、何かとストレスがたまりやすい。そんな状況を反映してか、書店には人々を元気づけるための自己啓発本があふれかえっている。

しかし、そういった本に書かれている内容には概ね同意できるものの、一度読んでしまうとそれで満足して、実生活にはさっぱり反映できていない。そんな方は少なくないのではないだろうか。

本書がすばらしいのは、科学的根拠に基づき、ストレス解消法ややる気を引き出すための方法を、私たちの実生活に活かせるように紹介してくれているところだ。たとえば、より良く生きるために笑顔をつくることを薦めている本は多い。しかし、その科学的根拠にまで踏み込んで解説している本は少ない。その点、本書では笑顔をつくることの効能を科学的根拠に基づいて説明しているため、非常に説得力がある。

また、本書はわかりやすいだけでなく、単純にとても面白い。さすがは「明治一受けたい授業」にも選ばれたことがある教授といったところか。私たちが理解しやすいように身近な例をあげつつ、端的な解説が加えられている。

なんだか最近疲れている、もっとやる気を持って生活したい――そう感じている方はぜひ本書を手に取って読んでみてほしい。きっと元気になるためのヒントを得られるに違いない。

著者

堀田 秀吾 (ほった しゅうご)
明治大学法学部教授。言語学博士。熊本県生まれ。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。
言葉とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。研究者でありながら、学びとエンターテイメントの融合をライフワークにしており、「明治一受けたい授業」にも選出される。また、マーベリック法律事務所顧問、芸能事務所スカイアイ・プロデュース取締役を務めるなど、学問と実業の世界をつなぐための活動も続けている。プライベートでは空手、サーフィン、マラソン、近年はヒップホップやロックダンスにも挑戦中と、エネルギッシュな日々を送っている。座右の銘は、「あとでやろうはバカやろう」。

本書の要点

  • 要点
    1
    身体の動きが先で、そのあとに思考がくる。ゆえに、やる気を出すには、身体を動かしたり声を出したりと、「とにかくやり始めること」が大切である。
  • 要点
    2
    忙しい時でもあえて、ぼーっと何もしない時間を持つべきだ。そうすれば心のゆとりを取り戻せるし、アイデアも浮かんでくる。
  • 要点
    3
    他人のためにいいことをやったり、他人とスキンシップをとったりすることで、ストレスを軽減し幸福度を高めることができる。

要約

【必読ポイント!】 まず習慣にしてみてほしい元気のスイッチ

身体が先で、そのあとに脳は考える
grinvalds/iStock/Thinkstock

仕事の資料づくり、メールの返信など、やらないといけないことはたくさんあるのに、なかなかやる気が出ない。そんなとき、やる気を出すには「とにかくやり始めること」が肝心だ。たとえば資料作りをしなければならない場合は、まずは資料作成のアプリを開いて、打ち込み始めるべきである。やり始めれば、気分はだんだんノッてくる。

「人は行動してから考える」というのが、心理学や脳科学の領域では常識になりつつある。たとえば、じゃんけんをする際にも「チョキを出そう」と意識するよりも先に、「チョキを出せ」という筋肉への命令が脳から発されている。チョキを出そうとする身体の動きを受けて、初めて心の中で「チョキを出すぞ!」と意識し始めるのだ。

また、脳には一度行動を始めると、その行動にのめり込む性質がある。これは脳の側座核という、やる気を司る部位の「やる気スイッチ」が入るためだ。やる気が出ないときは、まず行動してみること。それが究極のやる気スイッチとなる。

笑顔をつくるとストレスが軽減

前項の「身体が先で、そのあとに脳は考える」は、感情のコントロールにも応用できる。

腹が立ったり、悲しくなったりと、ネガティブな感情が起きた時には、笑顔をつくるとよい。笑顔は「楽しい」「幸せ」と脳にインプットされているため、笑顔をつくるだけで、幸せな気分を呼び起こすことができる。

この根拠となる実験がある。クラフトとプレスマンという心理学者は、(1)笑顔のようになるくわえ方、(2)口角だけあがるくわえ方、(3)笑顔にならないくわえ方で被験者を分け、箸を口にくわえさせた状態で、被験者にストレスのかかる作業をさせた。すると、心拍数や感じているストレスが最も低かったのは、(1)笑顔のようになるくわえ方をした被験者たちだった。つまり、笑顔をつくれば、それだけでストレスが軽減できるのだ。

背筋を伸ばして生活すると気持ちがポジティブに

日本の街中を見ていると、ほとんどの人はうつむきながら歩いていることがわかる。こうした歩き方をしていると猫背になってしまいがちで、そうなると気分も落ちこんでしまう。

姿勢に関する研究はさまざまあるが、次のような実験がある。ハーバード大学の社会心理学者・カディらの研究チームは、堂々とした姿勢をとらせた被験者と、縮こまった姿勢をとらせた被験者の2つのグループに分け、ギャンブルをさせた。すると、前者の堂々とした姿勢のグループの被験者のほうが、よりリスクの高い賭けに好んで出る結果が出た。

また、被験者の唾液を調べると、堂々とした姿勢の被験者には決断力・積極性・攻撃性・負けず嫌いに関係する「テストステロン」の増加が見られた。さらに、「コルチゾール」というストレスホルモンも低下していた。このことから、背筋をシャンと伸ばして生活すると、気持ちが積極的でポジティブになるということがわかる。

パフォーマンスとテンションを高める習慣

「逆に楽しい!」という気持ちになってみる
Choreograph/iStock/Thinkstock

ノリがまったく合わない飲み会、ゴールの見えない渋滞など、人生には「明らかに時間の無駄だな!」と思わされる出来事がある。そんな状況であっても、目の前のことを楽しむためにはどうすればよいか。

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