flier_logo
ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから

本書の要点

  • ピーチでは、企画は「おもろいんちゃう?」から始まる。「早い×安い」に「おもろい」が加わることによって、新たな価値が生まれると信じているからだ。

  • 同じ目的なら、ツールなどの手段は一つに絞るとよい。複数あればリスクが分散できるが、かえって管理などの手間がかかってしまう。

  • ライバル会社から顧客を奪う「切り崩し」よりも、潜在顧客を見つける「掘り起こし」に注力するべきだ。

  • 社員は、会社のためではなく、自分自身のために働くべきだ。

1 / 5

【必読ポイント!】 「それいい!」と言われる発想のやりくり

「おもろさ」を求める理由

scyther5/gettyimages

何かを企画するとき、ピーチでは「やってみたらおもろいんちゃう?」という感覚をベースに考えていく。成功モデルはあるか、流行に合っているかどうかなどよりも、まずはこの考え方が先だ。

「おもろいんちゃう?」から実現したアイデアの中には、「客室乗務員のあいさつを大阪弁でやってみる」「ウナギ味のナマズ丼を機内食で出してみる」などがある。顧客サービスだけでなく、社内の部活動やオフィスの内装などもこの考え方をベースにしている。

「おもろい」を大切にする理由は2つある。1つは、そこから新しい価値が生まれるからだ。多くのサービスでは「早い×安い」が重視されているが、それに「おもろい」が加わると、顧客にとってのよろこびや楽しみは格段に増すだろう。誰しも「おもろい」を求める遺伝子のようなものを持っているはずだから、それが刺激されるようなサービスを提供したいと考えている。

2つ目は、「おもろさ」を求める姿勢は雰囲気となって周囲に伝わるからだ。航空会社のサービスは、無形のものだ。だからこそ、雰囲気をつくり、それを利用客に感じてもらうことが大切である。

機内食に神戸牛のステーキを出せないか?

著者は、「新しい企画は、100のうち1つ成功すればよい」と考えている。失敗をおそれず、どんどん新しい企画を立てていくことが大切だ。多くのアイデアが出されているほど、その中から選ばれるアイデアの質は高くなる。

とはいえ、次から次へとアイデアを出すのは難しい。リーダーが「1人10個、企画を考えてきて」と言うようなケースもあるだろう。だが、自由な雰囲気のなかで「私、こんなの考えました!」「それいい!」となるほうが、その後の企画化への流れもスムーズになるはずだ。

では、どうすればアイデアが出てくるようになるのか。著者が心がけているのは、たとえ実現しそうにないアイデアでも、考えついたらどんどん出していくことだ。CEOである著者が突飛なアイデアを出せば、ほかのメンバーも自由な発想ができるようになる。

メンバーのアイデアの許容範囲を広げるために出したアイデアの例として、

もっと見る
この続きを見るには...
残り3225/4131文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2019.08.16
Copyright © 2026 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

バズる文章教室
バズる文章教室
三宅香帆
Being Management
Being Management
渡辺雅司
仕事に効くオープンダイアローグ
仕事に効くオープンダイアローグ
鈴木隆
サブスクリプション2.0
サブスクリプション2.0
日経クロストレンド(編)
心を強くする
心を強くする
サーシャ・バイン高見浩(訳)
NETFLIX コンテンツ帝国の野望
NETFLIX コンテンツ帝国の野望
牧野洋(訳)ジーナ・キーティング
ランキングのカラクリ
ランキングのカラクリ
谷岡一郎
社長の条件
社長の条件
冨山和彦中西宏明

同じカテゴリーの要約

小さな「GIVE」
小さな「GIVE」
今井孝
人生は38歳までに差がつく!
人生は38歳までに差がつく!
長倉顕太
大事なことだけ聞く力
大事なことだけ聞く力
堀田秀吾
組織の器
組織の器
羽生琢哉
いちいち「すりへらない」心が手に入る本
いちいち「すりへらない」心が手に入る本
山根洋士
ポケット版「のび太」が教えてくれたこと
ポケット版「のび太」が教えてくれたこと
横山泰行
セカンドハーフ戦略
セカンドハーフ戦略
本田直之
思考をアップデートする全技術
思考をアップデートする全技術
澤円
無料
僕たちは伝統とどう生きるか
僕たちは伝統とどう生きるか
小倉ヒラク
自分のことしか考えられない人
自分のことしか考えられない人
加藤諦三

フライヤーは、著者・出版社の許諾を得たうえで要約を掲載しております。また、選書委員会を設けて今読むべき本を厳選し、ライターが要約を作成しております。詳しくはコンテンツポリシーをご確認ください。