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本書の要点

  • ピーチでは、企画は「おもろいんちゃう?」から始まる。「早い×安い」に「おもろい」が加わることによって、新たな価値が生まれると信じているからだ。

  • 同じ目的なら、ツールなどの手段は一つに絞るとよい。複数あればリスクが分散できるが、かえって管理などの手間がかかってしまう。

  • ライバル会社から顧客を奪う「切り崩し」よりも、潜在顧客を見つける「掘り起こし」に注力するべきだ。

  • 社員は、会社のためではなく、自分自身のために働くべきだ。

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【必読ポイント!】 「それいい!」と言われる発想のやりくり

「おもろさ」を求める理由

scyther5/gettyimages

何かを企画するとき、ピーチでは「やってみたらおもろいんちゃう?」という感覚をベースに考えていく。成功モデルはあるか、流行に合っているかどうかなどよりも、まずはこの考え方が先だ。

「おもろいんちゃう?」から実現したアイデアの中には、「客室乗務員のあいさつを大阪弁でやってみる」「ウナギ味のナマズ丼を機内食で出してみる」などがある。顧客サービスだけでなく、社内の部活動やオフィスの内装などもこの考え方をベースにしている。

「おもろい」を大切にする理由は2つある。1つは、そこから新しい価値が生まれるからだ。多くのサービスでは「早い×安い」が重視されているが、それに「おもろい」が加わると、顧客にとってのよろこびや楽しみは格段に増すだろう。誰しも「おもろい」を求める遺伝子のようなものを持っているはずだから、それが刺激されるようなサービスを提供したいと考えている。

2つ目は、「おもろさ」を求める姿勢は雰囲気となって周囲に伝わるからだ。航空会社のサービスは、無形のものだ。だからこそ、雰囲気をつくり、それを利用客に感じてもらうことが大切である。

機内食に神戸牛のステーキを出せないか?

著者は、「新しい企画は、100のうち1つ成功すればよい」と考えている。失敗をおそれず、どんどん新しい企画を立てていくことが大切だ。多くのアイデアが出されているほど、その中から選ばれるアイデアの質は高くなる。

とはいえ、次から次へとアイデアを出すのは難しい。リーダーが「1人10個、企画を考えてきて」と言うようなケースもあるだろう。だが、自由な雰囲気のなかで「私、こんなの考えました!」「それいい!」となるほうが、その後の企画化への流れもスムーズになるはずだ。

では、どうすればアイデアが出てくるようになるのか。著者が心がけているのは、たとえ実現しそうにないアイデアでも、考えついたらどんどん出していくことだ。CEOである著者が突飛なアイデアを出せば、ほかのメンバーも自由な発想ができるようになる。

メンバーのアイデアの許容範囲を広げるために出したアイデアの例として、

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要約公開日 2019.08.16
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