未来IT図鑑 これからのDX デジタルトランスフォーメーション

未 読
未来IT図鑑 これからのDX デジタルトランスフォーメーション
ジャンル
著者
内山悟志
出版社
エムディエヌコーポレーション 出版社ページへ
定価
1,500円 (税抜)
出版日
2020年06月16日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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内山悟志
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エムディエヌコーポレーション 出版社ページへ
定価
1,500円 (税抜)
出版日
2020年06月16日
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3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
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レビュー

いまや、デジタルトランスフォーメーション(DX)を意識していない企業は少ないだろう。これまでデジタル化やDXに無関心だった企業や、まだ対応しなくても大丈夫と考えていた企業にとっても、DXは今後の企業戦略を語る上で無視できないワードの1つだ。そもそもDXとは何か、何から着手すればよいのか、ピンとこない方もいるのではないだろうか。本書はそんな悩めるビジネスパーソンが、最初に手に取るべきDX指南書と言える一冊だ。

DXの目的は、ただIT化を進めることではなく、企業そのものが生まれ変わり、変革を続けていくことだ。また、DXは「漸進型イノベーション」と「不連続型イノベーション」の両面、実践と環境整備の両輪で進めなければならない。実践面では、対象領域と潮流もしっかり見定める必要がある。環境整備には企業内の変革が求められ、その際のポイントは、「意識」「組織」「制度」「権限」「人材」の5つである。

残念ながら、DXの推進において、日本企業の多くは世界の中でも取り残されている。その現状の課題と処方箋を、著者はわかりやすい図解とともに、鮮やかに解説していく。

DXを進めて行かなければ、日本企業はさらに世界から取り残されてしまう。DXを自分事として捉え、トップダウンとボトムアップの両方で進めて行くことが不可避だろう。DX推進の基礎とその道筋を体系的に学びたい方に、迷わず本書をおすすめしたい。

島田遼

著者

内山悟志(うちやま さとし)
株式会社アイ・ティ・アール会長/エグゼクティブ・アナリスト。大手外資系企業の情報システム部門などを経て、1989年からデータクエスト・ジャパン(現ガートナー ジャパン)でIT分野のシニア・アナリストとして国内外の主要IT企業の戦略策定に参画。1994年に情報技術研究所(現アイ・ティ・アール)を設立、代表取締役に就任し、プリンシパル・アナリストとして活動を続け、2019年2月より現職。企業のIT 戦略およびデジタルトランスフォーメーションの推進のためのアドバイスやコンサルティングを提供している。10年以上主宰する企業内イノベーションリーダーの育成を目指した「内山塾」は600名以上を輩出。
近著は『デジタル時代のイノベーション戦略』(技術評論社)、ZDNet Japanにて「デジタルジャーニーの歩き方」を連載中。

本書の要点

  • 要点
    1
    DXの目的とは、デジタル技術を活用することだけでなく、企業そのものが大きく生まれ変わり、継続的に変革を続けていくことでもある。
  • 要点
    2
    DXは実践と環境整備の両面で歩調を合わせて進めなければならない。また、企業内を変革していくには、「意識」「組織」「制度」「権限」「人材」の5つのポイントがある。
  • 要点
    3
    日本企業がDXを推進できない理由に、「3つの呪縛」「5つの罠」がある。これに対しては5つの処方箋があり、それぞれ解決のためのステップを踏むことで企業の変革を導くことができる。

要約

DXとは何か?

DXの目的とは

社会・経済・産業構造など、経済環境はデジタル化により大変革の時代を迎えている。企業がその変革期に対応するうえで、重要視されるようになったのがDXだ。

経済産業省が2018年12月に発表したDX推進ガイドラインによると、DXの定義は次のようなものである。「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」。つまり、DXの目的とはデジタル技術を活用することだけでなく、企業そのものが大きく生まれ変わり、継続的に変革を続けていくことである。

実践と環境整備
Urupong/gettyimages

DXには実践と環境整備という2つの要素があり、これらは不可分だ。なぜならDXは具体的な実践と環境整備を併せて進めないと上手くいかないためである。とりわけ環境整備をおろそかにする企業が多く、それがDX失敗の一因となっている。

DXの実践には2つのタイプがある。1つは、既存事業の高度化や新しい価値を創り出す「漸進型イノベーション」。もう1つは、新分野の事業創出やビジネスモデルの変革をめざす「不連続型イノベーション」だ。

つづいてDXの環境整備では、デジタル化に対応するために意識や制度、権限やプロセスを変革する「企業内変革」と、既存IT環境とITプロセスの見直しや再構築を行う「IT環境の再整備」の2つがある。

デジタル化が及ぼす影響

デジタル時代の到来によって企業はどのような影響を受けるのか。

1つ目は既存事業の継続的優位性の低下だ。ライバル企業がDXにより優位性を向上させていけば、当然自社の優位性は低くなる。

2つ目はGAFAに代表されるディスラプターの業界参入による業界破壊だ。実際にアマゾンの台頭により、米国の大手デパートも専門小売店も大きな打撃を受けた。

3つ目はデジタルエコノミーによる社会の構造変革だ。産業構造等の急速な変化に対応しなければ取り残される。その変化のスピードは、産業革命のときよりもはるかに速い。

DX実践のために

対象領域を見定める
undefined undefined/gettyimages

DXの対象領域は次の4つに分類される。まず既存事業領域では、「新たな顧客価値の創出」「社内業務の変革」の2つだ。この領域で進めていくのは漸進型イノベーションである。デジタル技術を用いた社内業務の変革、顧客ターゲットや提供経路、新たな顧客価値の創出など、既存業務の深化を進めていく。

一方、新規事業領域では、「新規ビジネス創出」「新規市場開拓」の2つの領域があり、不連続型イノベーションを必要とする。全く新しい市場そのものを生み出すため、探索活動が求められるのだ。

DXの目的はデジタル技術の導入ではない。業務やビジネスを変革する方向性を明確にし、領域を見定めなければならない。そのためにも、自社がどんな企業をめざすのかというビジョンの明確化が欠かせない。

4つの潮流

DXには4つの潮流がある。具体的には「社会・産業」「顧客との関係」「組織運営・働き方」「ビジネス創造」の4つの観点から、デジタル化に向かっていく。例えば、組織運営・働き方では人材のグルーバル化や流動性の加速により、雇用や就労の概念そのものが変わっていくだろう。

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