勝間式ネオ・ライフハック100

圧倒的に自由で快適な未来が手に入る!
未読
勝間式ネオ・ライフハック100
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勝間式ネオ・ライフハック100
出版社
出版日
2020年07月29日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活は激変し、それに伴って新しい価値観が生まれつつある。本書の著者である勝間和代氏は、アフターコロナの時代には自分の生活を大事にしながら働くことができる、スローなライフスタイルを志向する人が増え、人々の人生の幸福度は上がっていくだろうと語る。

本書は、これまで様々な視点からライフハックについて発信してきた勝間氏による、新しい時代の価値観にも則した「ネオ・ライフハック」本だ。内容は日常的な問題解決や時間管理、投資や料理に至るまで幅広い。幸福な暮らしを実現するためのヒントとなるライフハックのテクニックが、たっぷり100個も紹介されている。一つ一つのトピックは独立しており、それぞれ短く読みやすい。自分の気になるところから、すきま時間に無理なく読み進められることだろう。そして、この小さな時間の積み重ねが、自分の人生を少しずつよくしてくれるのではないかと思わせてくれる。

かつて激務をくぐり抜けてきたであろう勝間氏が、これからの生き方としてスローライフを提案していることは興味深い。コロナショックの影響で、これまで私たちが当たり前のように受け入れていた働き方はあっという間に変わってしまった。この騒動が収まったとき、はたして私たちは本当に元どおりの生き方がしたいのか、考えてみる必要があるだろう。混乱する今、そして未来の私たちの幸せについて、考えるヒントを与えてくれる一冊だ。

ライター画像
狩野詔子

著者

勝間和代(かつま かずよ)
経済評論家。株式会社監査と分析取締役。中央大学ビジネススクール客員教授。
1968年東京生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワーク・ライフ・バランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。なりたい自分になるための教育プログラム「勝間塾」を主宰するかたわら、麻雀のプロ資格取得、東京・五反田にセミナールーム&キッチンスタジオ『クスクス』をオープンするなど、活躍の場がさらに拡大中。最近では、経済と効率化の知見と実体験、研究をもとにした家電、家事のアドバイスが人気。『勝間式食事ハック』(宝島社)、『勝間式超ロジカル家事』、『勝間式超コントロール思考』『ラクしておいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理』(以上、アチーブメント出版)など、著書多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    何かを成し遂げるために味方につけるべきは、努力や意思の力ではなく、環境である。自分が叶えたい目標を達成している人たちの近くに身を置くと、自分も自然と目標を達成しやすくなる。
  • 要点
    2
    私たちは、目先の利益にとらわれて、将来的に得られる利益を低く見積もりがちだ。「時間割引率」という考え方を知って、人生の幸福度を上げよう。
  • 要点
    3
    購入したものの価値を1年365日、1日24時間で割って考えてみると、自分にとっての価値がわかる。毎日使用するものならば、1日あたりのコストを考えれば、浪費になるのかどうか判断しやすい。

要約

【必読ポイント!】 問題解決・目標達成ハック!

目標達成するには、努力の9倍の環境整備をする
tumsasedgars/gettyimages

何かを成し遂げるためには、努力が重要だとよく言われる。しかし、どんな目標も、達成するために味方につけるべきは努力や意思の力よりも、環境である。

著者が起業し自営できているのは、20〜30代の頃から、実際に起業している人たちから起業のノウハウを教えてもらっていたおかげだ。叶えたい望みをスムーズに実現する最大のコツは、すでにそれを叶えている人たちに囲まれる環境を作ることだ。彼らと接しているうちに、望みを叶えるために必要な考え方や方法論が自分にインストールされる。その結果、自然と望みが叶う方向に向かうことができるようになる。

意思の力だけを頼りにして目標を達成しようとすると、途中でくじけてしまいがちだ。自分の叶えたい夢を実現している人たちのそばにいられる環境を作れば、意思に頼らなくとも「なんとなく」目標を達成できるようになる。

毎日のルーティーンの負担は秒単位で減らす

料理や洗濯などの家事、洋服選びや化粧など、慣れているはずの作業でも、負担に感じられるときがある。負担を感じるのは、時間や気持ちが「予算オーバー」状態になっているせいだ。限られた時間の中で、できる以上のことをやろうとすれば、気持ちが疲弊していくのは当然だ。時間や気持ちにも「予算の制約」があり、その中でやりくりをしなければいけない。

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要約公開日 2020.12.21
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