アタマがみるみるシャープになる!

脳の強化書

未読
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脳の強化書
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脳の強化書
出版社
定価
1,430円(税込)
出版日
2010年03月19日
評点
総合
3.8
明瞭性
3.5
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

「脳トレ」ブームである。本屋の棚にはさまざまな脳トレ本が並んでいる。これほどまでに、現代人が「脳」に関心を持っているのは、末長く充実した人生を送りたいと願う人が増えているからかもしれない。

本書もタイトル通り「脳」のトレーニング本ではあるが、その考え方がユニークである。脳全体を一枚の「地図」とみなし、働きの似た脳細胞集団に「番地」をふる。この番地はトータルで120ほどあるが、それをさらに機能別に、思考系、感情系、伝達系、理解系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系の8つに分類する。

人には誰しも苦手分野があるが、それはその機能を担当する脳番地が「眠っている」からだと著者はいう。休眠中の脳番地を刺激して伸ばすことで、これまで発揮できなかった才能が開花するそうだ。

本書は累計27万部を突破しており、2010年の初版から10年経った今も売れ続けているベストセラーである。『脳の強化書2』や漫画版も出版され、すでに手にしている方もいることだろう。

掲載されている脳番地別66のトレーニングは、いずれも手軽に、すぐに取りかかれそうなものばかりである。伸ばしたい脳番地に絞ってもよし、パッとめくって気になったところから始めてもよし。脳番地同士は「つながろう」とする性質を持っているから、どれをやっても最終的には良い影響をもたらすことは間違いない。

脳を強化させたい、すべての人にお読みいただきたい。

ライター画像
矢羽野晶子

著者

加藤俊徳(かとう としのり)
1961年、新潟県生まれ。医師、医学博士、株式会社「脳の学校」代表。
14歳のときに、「脳を鍛える方法」を知るために、医学部への進学を決意する。
昭和大学医学部、同大大学院卒業後、91年国立精神・神経センターにて脳機能を光計測するNIRS原理を発見。95年より、アメリカ・ミネソタ大学放射線科MR研究センターに研究員として在籍。臨床診療の経験を生かし、胎児から100歳を超えるお年寄りまで1万人以上の脳画像を分析してきた。
帰国後は慶應義塾大学、東京大学などで脳の研究に従事しながら、MRI脳画像診断のスペシャリストとして活躍。06年、株式会社 「脳の学校」を立ち上げ、脳酸素を計測するCOEやMRI技術を使って脳の「個性」の鑑定を行っている。
著書に『東大脳になる勉強習慣』(PHP研究所)、『脳はこの1冊で鍛えなさい』(致知出版社)、『仕事ができる人の脳 できない人の脳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

本書の要点

  • 要点
    1
    脳は死ぬまで成長する。「脳の成人式」は30歳で、20代〜40代は脳の「個性化」が進む成長期だ。
  • 要点
    2
    同じような働きをする脳細胞集団を「脳番地」と名付ける。脳番地は思考系、感情系、伝達系、理解系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系の8つに分けられる。
  • 要点
    3
    脳番地同士が連携すると、脳機能は強化される。特に「休眠中」の脳番地を刺激すると、これまで発揮できなかった能力が開花する。

要約

【必読ポイント!】脳を理想の形に作り変えよう!

脳は死ぬまで成長する
akinbostanci/gettyimages

脳細胞が最も多いのは赤ちゃんのときで、その後は年齢とともに減少していく。これを聞いて「歳をとるにつれて、脳は衰える一方だ」と考える人が多い。しかし、実際はそうではない。

脳細胞の減少に反比例するように、脳内ではアミノ酸などの物質が増えていく。「生命の源」と呼ばれるアミノ酸は、体を形づくる上で欠かせない栄養成分だ。数は減っても、栄養が供給され続ける限り、脳細胞の成長は止まらない。つまり、脳は死ぬまで成長するのである。

MRI(磁気共鳴画像)で脳の画像を見比べると、20〜40代にかけて、脳が非常に個性的になっていくことがわかる。脳が本来持つ「成長したい」というエネルギーは、この時期に最も強くなるのである。学校を卒業して社会に出ていくこの時期、それまで使われなかった脳を働かせる機会が劇的に増える。大量の脳画像を見てきた著者は、「脳の成人式は30歳」であると主張する。自分の脳を鍛え、作り変えようとするなら、30歳からでも遅くないのである。

「これをすれば脳が劇的に良くなる」というような「一品主義」的な脳トレやドリルがあるが、ひとつのトレーニングだけで脳全体が強化されるものだと誤解してはならない。人に個性があるように、脳の個性もそれぞれである。必要なのは「自分の脳に合った方法で鍛える」という視点だ。

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要約公開日 2020.12.25
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