自分の名前で仕事がひろがる

「普通」の人のためのSNSの教科書

未読
日本語
「普通」の人のためのSNSの教科書
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「普通」の人のためのSNSの教科書
出版社
朝日新聞出版

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定価
1,540円(税込)
出版日
2020年08月30日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

あなたは、SNSアカウントをお持ちだろうか。自分の趣味を発信するために匿名で利用している方もいれば、実名で友人とだけやり取りしているという方もいることだろう。もしかすると、実名で利用しているのは、一部のインフルエンサーやエグゼクティブたちだけだというイメージを持っているかもしれない。本書で著者は、そんなSNSを「普通の人」が実名で、しかもビジネスに利用することを勧めている。

ビジネス利用されるSNSといえば企業の公式アカウントが思い浮かぶが、本書が勧めるのは、あくまで組織に属する個人による発信だ。インターネットが普及した現代、SNSを活用すれば、以前では考えられなかったようなつながりが生まれるチャンスがある。リアルではつながることが難しいような立場の人や地理的な距離がある人とでも、一瞬で対等に話を始めることすらできる。ニューノーマルの時代においては、オンラインでのコミュニケーションはますます重要性を増してくることだろう。

とはいえ、実名で会社名まで出して発信するのは怖いと感じる方も多いことだろう。思わぬところで炎上してしまったり、会社と軋轢を生んだりする可能性も否定できない。そこで本書では、そのような問題をクリアするための具体的な方法についても丁寧に解説されている。

本書によれば、準備に時間をかけるよりも、とにかく始めてみることが重要だ。本書を手に取ったら、本を閉じる前にさっそくアカウントを作ってみよう。

ライター画像
池田明季哉

著者

徳力基彦(とくりき もとひこ)
note株式会社 noteプロデューサー/ブロガー
アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 アンバサダー/ブロガー

1972年生まれ。NTTやIT系コンサルティングファームなどを経て、アジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。代表取締役社長や取締役CMOを歴任し、現在はアンバサダープログラムのアンバサダーとして、企業のソーシャルメディア活用についての啓発活動を担当。note株式会社では、noteプロデューサーとして、ビジネスパーソンや企業におけるブログやソーシャルメディアの活用についてのサポートを行っている。個人でも、日経MJやYahoo!ニュース個人のコラム連載など、幅広い活動を行っており、著書に『顧客視点の企業戦略――アンバサダープログラム的思考』(共著、宣伝会議)、『アルファブロガー―11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから』(共著、翔泳社)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    SNS発信は、自分の仕事に興味がある人が自発的にやってくる「プルのコミュニケーション」を生む、現代のビジネスパーソンに必須のビジネスツールである。
  • 要点
    2
    実名発信を始めるにあたって、上司には必ず話を通しておかなければならない。また、就業規則に違反しないこと、社外秘や仕事で知り得た情報を漏らさないことなどにも注意したい。
  • 要点
    3
    文章力は必要ないし、有益な情報を発信しようと意気込む必要もない。ただ「自分のメモ」として淡々と積み重ねていけばいい。続けやすいテーマは「イベント」「ニュース」「本」の3つだ。

要約

ぼくはSNS発信に人生を救われた

「普通の会社員」が「プチ有名人」に
Urupong/gettyimages

SNSとは、個人間のつながりをサポートする会員制のウェブサービスを指す。厳密に言えばブログやTwitterはSNSに含まれないが、ここでは「Facebook」「Twitter」「ブログ」などのウェブサービスによる発信すべてを「SNS発信」とする。

著者は本書で、実名でのSNS発信を勧めている。なぜなら、著者自身、実名でのSNS発信によって人生が変わったからだ。

著者は新卒でNTTに入社した。支社勤務を経て本社のIR担当となり、会社への貢献を考えて懸命に働いてきたが、会社からは思うように評価されない。無力感を覚えることが増えていき、IT系のコンサルティング会社に転職することにした。しかしそこでもうまくいかず、再び転職。ここでも成果を出せず、クビの恐怖におびえていた。

そんな状況から抜け出せたのは、ブログを書いていたおかげだ。あるブロガーのイベントに参加したとき、隣に座っていた人が自分のブログの読者だったのだ。一度も会ったことのない人が自分のことを知ってくれている。著者にとっては、「革命」だった。

ブログの次は、SNSを始めてみることにした。すると、ネット業界の関係者の多くがSNSを通じてつながり、日常的にコミュニケーションをとっていることに気づいた。会社を越えた関係が、仕事にもつながっていたのだ。

そこで著者は、会社での残業をやめ、個人でSNS発信をしながら、ネットワークの構築に注力しはじめた。ネット界隈では、所属していた会社名よりも著者の個人名のほうが有名になり、所属している会社に興味を持ってくれる人も増えた。会社に貢献できるようになることで、クビへの恐怖感はいつしか薄れていった。仕事以外でも、本を出版したり、別の会社の創立メンバーとして声をかけられて社長をつとめるようになったりと、人生が大きく変わっていった。

【必読ポイント!】SNS発信で「わらしべ長者」になる

発信の障壁となる「思い込み」

実名でのSNS利用を勧めても、ビジネスパーソンはいくつかの思い込みから、発信をためらいがちだ。ここでは、2つの思い込みを紹介しよう。

まず、「文章力が必要」という思い込みだ。ビジネスパーソンのSNS発信には、高度な文章力は必要ない。個人のSNS発信は、「おしゃべり」の延長だ。身構えず、気軽に発信してみよう。

次に、「自分には発信するようなネタはない」という思い込みだ。自分が持っている情報が有用なものかどうかは、自分で判断してはいけない。なぜなら、どんな立場の人のどんな情報であっても、それを求める人が必ずいるからだ。自分が持っている情報が誰かの助けになり、問題解決の糸口になる可能性は十分にある。

発信が仕事に役立つ3つの理由
oatawa/gettyimages

SNS発信は、ネットでのコミュニケーションだけでなく、リアルにもいい影響がある。ここでは、SNS発信が仕事に役立つ理由を3つ紹介しよう。

1つ目は「プルのコミュニケーション」ができることだ。

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