「20代」でやっておきたいこと

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「20代」でやっておきたいこと
出版社
定価
1,320円(税込)
出版日
2010年08月15日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

「これからやってくることは、みな不確かではないか。今すぐ生きなさい」――本書を読んで、古代ローマの哲学者、セネカのこの言葉が思い浮かんだ。もちろんセネカの著作と本書とでは、文脈はまったく異なるのだが、いずれも「全力で人生を生きろ」と迫ってくる点が共通しているように思う。

もしかすると、本書を読んで「若者批判が多い」と感じる人もいるかもしれない。要約者は20代よりのアラサーだが「う~む。手厳しい若者批判が多い」とドキッとさせられたのが正直なところだ。

しかしながら、本書全体のメッセージとして「今すぐ生きなさい」という著者からのエールを強く感じ、励まされたことは言うまでもない。将来のことをただただ不安がっていてもしょうがない。それよりも、目の前のことに全力を尽くし、試行錯誤しながら学んでいこう。そうやって本気で生きていれば何かしら道は拓ける。本書はそのようなポジティブなメッセージに溢れている。

著者は20代で「愚行」をしようと提案している。これは、悪事をしろという意味ではない。「もうこれ以上、やり切れない」と思うほど何かに打ち込んでみることを勧めているのだ。自分に制限をかけたり人目を気にして挑戦するのをやめてしまったりするのはもったいない。そんなことは気にせずに自分の一度きりの人生を本気で生きたらどうだ。そう著者から眼前で言われている感覚になる。

自分の現状にモヤモヤしている人や「今すぐ生きなさい」と一喝されたい人に、一読をおすすめする。

著者

川北義則(かわきた よしのり)
1935年大阪生まれ。1958年慶應義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任後、1977年に日本クリエート社を設立。
現在、出版プロデューサーとして活躍するとともに、生活経済評論家として新聞、雑誌などに執筆、講演活動を行なっている。
おもな著作に、『男が40代でやっておくべきこと』『「ひらめき脳」をつくる習慣』『40歳から伸びる人は、ここが違う!』『※「55歳」からの一番楽しい人生の見つけ方』『※ちょっと硬派な男の生き方』(以上三笠書房刊、※印《知的生きかた文庫》)のほか、『男の品格』『大人の流儀』『「一人時間」を愉しむ生き方、暮らし方』『大人の「男と女」のつきあい方』『男は死ぬまで働きなさい』『龍馬のように生きてみないか』『凛として生きる男の作法』『40歳からの人間関係うまくいく人いかない人』など多数がある。

本書の要点

  • 要点
    1
    若いうちは「何の役に立つのか」などと思わず、どんな仕事も経験だと思って前向きに取り組むべきだ。新人の段階で学ぶべきことは、仕事の内容そのものではなく仕事のやり方である。
  • 要点
    2
    上司にも当たりハズレがあるが、どんな上司もバカにしてはいけない。誰かを無能と思うのは、相手の長所が見えない人間だけだ。
  • 要点
    3
    若いときに「一流」に触れておくのは大切なことだ。一流の人、一流のモノに触れることは、その人の可能性を大きく広げてくれる。
  • 要点
    4
    若者の可能性は無限だ。目標に向かって一歩を踏み出そう。

要約

【必読ポイント!】 自分を伸ばすために

どんな仕事もやってみる
kazuma seki/gettyimages

20代の10年間は、この先つづけていく仕事の基礎を身につける時期だ。いわれたことは何でも快く引き受け、成果を上げて、仕事を覚える。「自分はこんな雑用をするために、この会社に入ったのではない」などと不満を漏らす新入社員がいるが、雑用と思える仕事にも意味があると心得よう。

新人の段階で学ぶべきことは、仕事の内容そのものではなく仕事のやり方である。仕事ができるかどうかは、能力の差ではなく仕事のやり方の違いだ。能力が足りなくても、仕事のやり方次第で成果は上がる。だから「これが何の役に立つのか」などと思わず、何事も経験と思って前向きに取り組むべきだ。

スイスの哲学者ヒルティの言葉に「やってみるのは学ぶのに勝っている」というものがある。どんなこともでも、実際にやってみると、その経験が記憶に残る。この記憶は次に同じことをやる際に生きてくる。

20代社員はまずやってみる、何でもやってやろうの精神で仕事に臨もう。そうでないと、ろくに経験も積めないし、脳の記憶容量も器も成長しない。

つまらない仕事からも学びを得る

若いときは、やって損をする仕事などない。もし損をしたと感じたら、自分に非があったのだ。

こんな話がある。ある東北生まれの青年が、高校卒業後、飲食業で身を立てようと東京の老舗レストランの見習いとなった。

彼が与えられた仕事は皿洗いだ。3カ月、半年経ってもなかなか調理場には立たせてもらえない。辞めていく同僚が続出したが、彼は「1分間に何枚洗えるか」などといったゲーム感覚を取り入れ、工夫して仕事をこなしていた。

彼が就職するときの条件は「調理の腕を磨ける」ことだったのだが、仕事を続けるうちに、それは不可能だとわかってきた。そのレストランでは、高卒の未経験者を一から育てる気などなかったのだ。

しかし彼は、3年間辞めることなくそのレストランで働き続けた。

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