なぜか好かれる人がやっている 100の習慣

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なぜか好かれる人がやっている 100の習慣
出版社
明日香出版社

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定価
1,650円(税込)
出版日
2020年08月23日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

本書を開くとまず目に入るのが、「すべての悩みは対人関係の悩みである」という、心理学者アルフレッド・アドラーの言葉だ。まったくその通りで、仕事の悩みも、恋愛がうまくいかないことも、SNSの「いいね!」疲れも、すべては対人関係に起因していると言えるだろう。コロナ禍の今、リモート会議など直接顔を合わせないコミュニケーションが増え、信頼関係が思うように築けないと悩んでいる人も多いのではないだろうか。こういう時代だからこそ、誰からも好印象を持ってもらえる、つまり「好かれる」「愛される」ことの重要性が増している。

本書は、心理学やカウンセリングを学び、キャリアカウンセラーとして講演も行う著者による、良好な人間関係を築くための指南書だ。過酷な労働環境での激務による疲労とストレスによって前歯が欠けた(!)という壮絶な過去を持つ著者の言葉は説得力がある。単にコミュニケーションのテクニックを紹介しているだけではなく、心理学の手法をベースにしているため、仕組みがわかりやすく、応用もしやすいのが特徴だ。

本書で印象的だったのは、「自己肯定感が高くなければ、真に人を慈しむことはできない」という言葉だ。言われてみれば当たり前のようだが、なかなか気づきにくいことではないだろうか。自己肯定感を高め、幸福感を高めることで、最高のパフォーマンスを発揮し、周りからも好かれる人間になる。これは、何かと他者と自分を比べて、自己肯定感が低くなりがちな現代にこそ必要な視点だろう。

ライター画像
千葉佳奈美

著者

藤本梨恵子(ふじもと りえこ)
ファイン・メンタルカラー研究所代表
米国NLP協会認定NLPマスタープラクティショナー
国家資格 キャリアコンサルタント
産業カウンセラー
パーソナルカラーアナリスト
カラーセラピスト
愛知県生まれ。10年以上デザイナーを経験。当時月130時間を超える残業のストレスで前歯が折れる。これを機に「幸せな生き方とはなにか?」を考え、本格的にキャリアカウンセリングや心理学を学ぶ。NLP心理学を中心にコーチング、カウンセリング、マインドフル瞑想などの手法を習得し統合。その手法を生かし、キャリアカウンセラー・講師として独立。各企業・大学・公共機関の講演の登壇数は2000回を超え、婚活から就活まで相談者数は1万人を超えている。コーチング、パーソナルカラー、カラーセラピスト、骨格診断ファッションアナリスト等のプロ養成講座の卒業生は500人を超え、個人診断においては1000人を超える。

ファイン・メンタルカラー研究所
https://fine-color.com/

本書の要点

  • 要点
    1
    視線や仕草、座る位置などは、知らず知らずのうちに相手に強く影響する。そうした行動に意識的になることで信頼関係が築ける。
  • 要点
    2
    人の能力は心の状態に左右される。したがって、相手の可能性ややる気を引き出すためには、原因追及型ではなく解決型の質問を心がけ、相手の気分を良い状態に保ったほうがいい。
  • 要点
    3
    自分の感情を押し殺さず、ありのままに認めよう。感情を抑えようとすると、モヤモヤしたり、相手から好かれにくくなったりする。

要約

【必読ポイント!】見た目・仕草

視線の使い方で相手の心をつかむ
kazuma seki/gettyimages

視線は多くのメッセージを伝えるものだ。実際、脳の取り扱い説明書と言われるNLP(Neuro Linguistic Programing:神経言語プログラム)では、視線の動きに注目して、相手の心を探る。右は未来、上は想像するときの方向であるため、右上を見ながら話しているなら嘘だと、左は過去、下は本当の気持ちを感じるときの方向であるため、左下を見ているなら本当のことを話していると分析する。

気配りは、視線を配ることだと言ってもいい。好かれる人はいつも気持ちと視線を相手に配っている一方で、嫌われる人は自分の評価を気にし、気持ちも視線も相手に配ることができない。相手に気を配るように意識すると、視線もまた自然と相手に向かうものだ。

相手の視線をつかむことは、相手の心をつかむことだ。人の心をつかむ人はチャンスをつかむ。会議でも視線が合っている人には話が振られやすいし、好かれる人は多くの人に視線を投げかけることで信頼関係を築き、チャンスにつなげている。

視線の配り方によっては、相手に嫌悪感を抱かせ、ハラスメントになることもある。相手を不快にさせないためにも、自分の視線には意識的にならなければならない。

ポジショニングや仕草で相手の心を開かせる

どのようなポジショニングで人と話すかによって、印象は大きく変わる。例えば、正面から向かい合って座る「対決姿勢」だと緊張感が高まるため、オープンに話したいときは避けるべきだ。一方、横並びの位置だとリラックスできる。横並びに座ると、見ている景色が同じになり、気持ちも一致させやすいからだ。

とはいえ、初対面の相手や仕事の相手と横並びに座ると、不自然になる。ほどよい距離感が保てる斜め45度の位置がいいだろう。相手の気が散らないように入り口から遠い場所に誘導する、威厳をアピールしたいときには太陽を背にして後光が差しているように演出するなどといったテクニックもある。安心感や信頼感を築く作業は、話す前から始まっているのだ。

細かい仕草にも注意しよう。自分の手や足を相手に向けて広げながら話すと、相手との心の距離が近くなりやすい。商談が進んできたら上着を脱ぐのも有効だ。鎧を脱ぐのと同じで、警戒心を解いたことを相手に伝えられる。相手の心を開きたいなら、まずは自分から心を開いてみせるようにしよう。

「あなたと似ている」ことを示す
chee gin tan/gettyimages

人は無意識に自分に似た人に安心感や信頼感を抱く。これを心理学では「類似性の法則」と呼ぶ。私たちは、服装や表情、行動、価値観などが自分と似ている人に対して、安心感や信頼感を抱くようにできている。

だから、相手と信頼関係を築きたいなら、自分は相手と似ていることを示すことが不可欠だ。これは心理学では「ペーシング(同調効果)」と呼ばれるスキルで、相手と呼吸や仕草、話すスピードなどを合わせることで無意識に働きかけて、信頼関係を構築する。好かれる人は自然にペーシングしている一方で、嫌われる人は知らず知らずのうちにディスペーシング(反同調行動)しがちだ。

といっても、相手との類似点がすぐに見つかるとは限らない。ならば、

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要約公開日 2021.06.06
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