調べる前に必要なこと
「調べ方」はすぐに上達する
「商品を売りたいけれど、何から始めたらいいかわからない」「マーケティング経験が浅く、リサーチする機会も少ない」「そもそも調べることに苦手意識がある」。そんな悩みを抱える人たちのために、著者は10年以上の経験とノウハウを本書に詰め込んでいる。ヒットをつくるための調べ方に必要なのは、正しい「ターゲット」と「セールスポイント」の2つを見極めることである。「ターゲット」は、商品を買ってくれるお客さんのことであり、「セールスポイント」はターゲットの欲求に刺さる商品のポイントだ。2つに焦点を絞り、よく使う「調べ方」を集中的に習得することで、無駄なお金や時間をかけずに、効率よく調べられるようになる。
「とりあえず調査」はしない

「ターゲット」と「セールスポイント」を明らかにするためには、3つのステップがある。STEP1:なんとなくの感覚で「仮説」を出す。STEP2:仮説検証サイクルをグルグル回す。STEP3:打ち手を実行する。本書の対象は、打ち手を実行する前のSTEP1とSTEP2だ。STEP1では「とりあえず調査」という考え方を徹底的に捨てることが重要だ。「なんとなく」で構わないので、直感的に感じる問題や本質的な問題だと思うことから「仮説」を立てる。「なんとなく」とはいえ、あてずっぽうでよいということではない。「現時点で一番ありえそうな結論」を導き出す。調べ始める前に、まず自分の頭で考え、結論を出す習慣をつけるようにしよう。
仮説で次の打ち手を見つける
例えば、




















