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社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツの表紙

社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ

若手でもベテランでもない中堅社員の教科書


本書の要点

  • 別のことに気を取られずに、目の前の仕事を着実にやり遂げる。そういった人が成功を手にしている。

  • お金は追いかけるものではなく、ついてくるものだ。

  • あなたの仕事の評価者はお客様で、あなたの仕事上のライバルは競合他社である。

  • 役職を上げたいのであれば、会社が求めることを素直に実践することが最短である。それができないなら、下の役職にとどまりながら、空いた時間で何か工夫してみることだ。

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【必読ポイント!】 スキルの壁

10年働いたのに誇れる仕事がない→ 人生に1つでもあれば立派

「10年以上にわたり働いてきたが、アピールできることは会社の肩書きしかない」「成し遂げたことが見当たらない」。そうした悩みを抱え、日々焦ってしまっている社会人10年目の人は少なくないだろう。

しかし、たった10年間で人に誇れる仕事をできる人はごくわずかだ。20年間で1つでも立派である。むしろ、人生に1つだったとしても、十分人に誇れる。

自分がまだ何も成し遂げていないと焦っている人が陥りがちなパターンが、やるべきことが目の前にあるにもかかわらず、別のことに気をとられてしまうことである。例えば、話題の企業に転職したり、正論だけを語って物事がうまくいかないことを責任転嫁して仕事を投げ出したりしてしまうケースだ。

別のことに気をとられずに、目の前の仕事を着実にやり遂げる。そういった人が成功を手にしている。

夢中になれることがない → 探し続けることが価値

Adam Weiss/gettyimages

「仕事に没頭できない、夢中になれる仕事にまだ巡り会えていない」と焦ってしまい、自分を貶める。しかし、そんな卑下する必要はない。大切なのは夢中になれるものを探し続けることである。

社会人10年目でしてはいけないことは、「自分には大きな仕事ができない」、「やりたい気持ちはあるけど一歩が踏み出せない」と思って諦めてしまうことだ。

著者自身、30歳頃までに夢中になって没頭できた経験は、「スポーツ」(競泳)と「受験勉強」くらいだった。短時間の集中すらできず、「自分は社会人に向いていないのではないか」と悩んだことすらあった。

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要約公開日 2022.03.03
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