「自信」とは何か。著者は「その人の、その人自身に対する肯定的な『解釈』や『思い込み』」であると定義する。自信の有無を決めるのは、ほかの誰でもない自分自身だ。「自信がある」と思えば存在するし、「ない」と思えばなくなる。もし「自分に自信がもてない」と悩んでいるなら、その思い込みを変えるところから始めてみよう。
とはいえ、プラスの思い込みをもつことは簡単ではない。なぜなら、思い込みは「自己イメージ」によって決まるからだ。自己イメージとは、自分で自分をどのように見ているかという「自分像」のことであり、自信の有無(思い込み)に大きな影響を与えている。自己イメージが高い人は、自分が好きで自信にあふれ、何事にも積極的に取り組む。一方、自己イメージの低い人は何に対しても消極的で、すぐにあきらめてしまう。自己イメージの本質にあるのは、自分の力で物事を成し遂げた体験の数である。高い自己イメージをもつ人ほど、成功体験や突破体験を数多く経験している。
自信のもととなる「自己イメージ」を高めるためには、自分の手で成功・突破体験の量と質を増やしていくほかない。一生折れない自信をつくるのは、ほかでもない自分自身なのである。
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