Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!

未読
Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!
Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!
未読
Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!
出版社
出版日
2022年01月14日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
要約全文を読むには会員登録ログインが必要です
ログイン
本の購入はこちら
書籍情報を見る
本の購入はこちら
おすすめポイント

やりたいことが見つからない、そもそも人生の目的とは――。誰しも一度はそんな悩みを抱えた経験があるはずだ。本書はそんな状況を解決するために「やりたいことの見つけ方」を解説した一冊だ。

米国発のロングベストセラーである本書の著者は、文書作成ソフト・Wordを開発したリチャード・ブロディだ。ハーバード大学を中退しマイクロソフト社に入社。そして誰もが知るプログラムの開発で富と名声を得て、輝かしい足跡を残したものの、ストレスのために仕事を辞めることになった。それから、より意味のある人生を探し求める日々を送った著者が、誰でも使える「人生を変える方法」をまとめたのが本書だ。

まるで会話をするように、軽妙な語り口で、幸せな人生を送るために大切なことが描かれる。著者が自分に語りかけてくれているかのような感覚になりながら、自分自身も実際にワークを行なって、自分だけの「人生の目的」を見出すことができる。

ビル・ゲイツ氏も「驚くほど役に立つ!」と大絶賛した本書。短時間で読み進めることができる平易な文章でありながら、人生を変える大きな気づきを得られる一冊だ。自分の人生はつまらない。そんな気持ちになったら、ぜひ本書を手にとってみていただきたい。人生の目的を見つけ、それをかなえるのだと腹を括ることができたら、退屈だった日常が輝き出すことだろう。

ライター画像
山下愛記

著者

リチャード・ブロディ(Richard Brodie)
1981年にハーバード大学を中退してマイクロソフト社に入社。Microsoft Wordの初代開発責任者、ビル・ゲイツ直属の技術アシスタント。同社からの独立後は、米国の人気トーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」を含む様々なテレビ番組やラジオに出演。その他、プロのポーカープレイヤーとして世界最高峰のトーナメント「ワールドシリーズ・オブ・ポーカー」をはじめとした数々の大会にも出場するなど、自分の「人生の目的」に沿って、活躍の場を自由自在に広げている。

本書の要点

  • 要点
    1
    自分が生きていくのにふさわしい道を選ぶには、「人生の目的とは何か」という問いに対する答えを自分自身の手によって見出す必要がある。
  • 要点
    2
    「人生の目的」とは、「何を至福の喜びと感じるか」を明確に言語化したものであり、それは「経験」と「感情」に基づいた「根源的な欲求群」の中にある。それらを統合したひと繋がりの文章こそが「人生の目的」である。
  • 要点
    3
    「人生の目的」を達成する「手段」はいくらでも見つけられる。「自分の人生にとって何よりも大切なこと」に忠実に、勇気をもって輝かしい第一歩を踏み出そう。

要約

世界中からかき集めた、人生を変えるための知識と道具

富も名声も手に入れた。心は限界だった

創業して間もないマイクロソフト社でソフトウェアの開発責任者を務めていた著者は、ストックオプションのおかげで思わぬ富を手にし、周囲から尊敬され、世間からも顔を知られた存在になっていた。それでも気分は最悪だった。ついには「もう我慢できない」とマイクロソフト社を辞めた。

退社してからの3年間はいろんな道楽に手を出し、友人と出かけ、ストレスもなく気楽に過ごした。しかし、「生きる意味」にまったく具体的なイメージを持てずにいた。大量の本を読み、講演会に足繁く通い、支援グループにも入った。試行錯誤の結果、「『意義のある人生』に関する磨き上げられた知識の百科事典」と呼べるものを手に入れた。探究の中で、人生を最高に楽しむことは100%可能と結論づけた。著者が「人生を変える」ためにかき集めた知識と道具を、誰もが使えるように1冊の本の形にしたのが、本書である。

自分の至上の喜びは何か?
Chinnapong/gettyimages

多くの人は、子どもの頃から周囲の大人にどう生きていけばいいかを教わる。その結果、「自分がやりたいこと」に目を向けずに、「他人の期待」に応えるための人生を生きるようになる。それが習慣化してしまえば、自分の望みを知ること自体が難しくなる。

だからこそ、「人生の目的」をはじめに見つけることこそが重要なのだ。そう言われたとき、多くの人は「"他人の”生き方の見本市」を物色して、めぼしい生き方を見つけ出そうとしてしまう。そうではなく、自分という人間が「本当は何を至上の喜びだと感じるか?」を明確に言語化したものが「人生の目的」だ。人生の意味を見つけることを先延ばしにするのはもうやめにしよう。自分の人生にとって何よりも大切なことに身を捧げること以上に、人生に深い意義と価値を与えてくれるものはないのだから。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3774/4550文字
会員登録(7日間無料)

3,400冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2022.05.25
Copyright © 2024 Flier Inc. All rights reserved.
一緒に読まれている要約
自分で始めた人たち
自分で始めた人たち
宇野重規
未読
不安に負けない気持ちの整理術 ハンディ版 (特装版)
不安に負けない気持ちの整理術 ハンディ版 (特装版)
和田秀樹
未読
頭のよさとは何か
頭のよさとは何か
和田秀樹中野信子
未読
GAFA next stage  ガーファ ネクストステージ
GAFA next stage  ガーファ ネクストステージ
渡会圭子(訳)スコット・ギャロウェイ
未読
働くあなたの快眠地図
働くあなたの快眠地図
角谷リョウ
未読
仕事の教科書
仕事の教科書
北野唯我
未読
すりへらない心のつくり方
すりへらない心のつくり方
保坂隆
未読
「燃え尽きさん」の本
「燃え尽きさん」の本
池井佑丞
未読
法人導入をお考えのお客様