STRESS FREE

ネガティブな感情を力に変える ケンブリッジ大学の研究者が明かす科学的に正しいシンプルな63のメソッド
未読
日本語
STRESS FREE
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ネガティブな感情を力に変える ケンブリッジ大学の研究者が明かす科学的に正しいシンプルな63のメソッド
未読
日本語
STRESS FREE
出版社
定価
1,650円(税込)
出版日
2022年04月04日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

やる気が出ず何かと先延ばしにしてしまう、自制心がない、マイナス思考のループから抜け出せない、気分が落ち込んでいる――。こうした状況に陥ったとき、人は自分への信頼を損ない、ストレスを溜めてしまいがちだ。誰しも思い当たる節があるのではないだろうか。

本書のタイトルは、ずばり「STRESS FREE」である。日常生活で抱く小さな不安から、大切な人との別れといった大きな喪失感まで、さまざまなストレスと相対したときの科学的な対処法を教えてくれる。読み進めるうちにわかってくるのは、小さなストレスはしばしばよい働きをするが、溜め込んだり放置したりすることで、じわじわと私たちの心身を蝕んでいくということだ。

もう一つ本書が教えてくれるのは、自分のストレスに自覚的であることは、ストレス対処の第一歩になること。抱えている問題が明らかになれば、どのように解決するかもまた、見えてくるからだ。実際に本書では、ストレス解消のための「即効メソッド」と「本格メソッド」が紹介される。

ストレス源をゼロにすることは、おそらく不可能だろう。だが、私たちの心のあり方や、ストレスの捉え方を変えることならできる。本書は間違いなく、その助けとなってくれるだろう。

著者は本書の結びで、次のことわざを引用している。「わたしたちがなにより誇るべきは、一度も倒れないことではなく、倒れてもそのたびに立ち上がること」。ストレスをそのつど解消し、健康的な生活を送りたい方や、いままさにストレスを抱えてモヤモヤイライラしている方に、ぜひ一読を勧めたい。

ライター画像
菅谷真帆子

著者

オリヴィア・リームス(Olivia Remes)
ケンブリッジ大学の研究者。おもな研究テーマは、不安や抑うつをはじめとした、心の健康にかかわる問題。BBCラジオ・ケンブリッジシャー、BBC4「ウイメンズ・アワー」、米国公共放送NPRなどに出演、英国内外の出版物に記事も寄せている。TEDトークは大きな反響を呼び、現在までに500万回以上視聴された。本書が初めての著書。

本書の要点

  • 要点
    1
    先延ばしにしないコツは「下手にやる」ことだ。不完全でもいいから、まずはやってみる。そうすれば、前向きな気分で取り組める。
  • 要点
    2
    自制心をはたらかせ、心の中で生じた葛藤を乗り越えようとするたびに、私たちの心は疲弊する。心を守るためには、誘惑の元を目の前から取り除くことだ。
  • 要点
    3
    不安から抜け出すには、気分ではなく目標に焦点を当てるのがポイントだ。

要約

【必読ポイント!】先延ばしをやめる方法

即効メソッド:空想に浸らないようにする

やるべきことを先延ばししてしまっているときは、空想に浸らないようにするのが効果的だ。私たちは日中の3分の1以上の時間、目の前の作業とは関係のないことを考えている。

空想していることに気づいたら、いまやるべきことに向き直ろう。そうすれば、同じことを何度も繰り返したり、気が散ったりせずに済むだろう。

先延ばししてしまう理由

先延ばししてしまう理由の一つは、人間の「気分よく過ごしたい」「緊張を避けたい」という欲求にある。やるべきことのために感じる焦りや苛立ちを避けようとして、一時的に先延ばしをしてしまうのだ。しかしその結果、かえってストレスを感じたり、体の免疫機能が弱まったり、チャンスを逃したり、自分自身への信頼を失ったりすることになる。

わたしたちのパフォーマンスは、「パフォーマンス=潜在能力-妨害」で表現できる。人はだれしも、自覚している以上の潜在能力を備えているのに、ネガティブな思考に妨害され、十分なパフォーマンスを発揮できていない。ネガティブな思考を抑えれば、あなたの潜在能力をフルに発揮できる可能性がある。

やる気を引き出すための本格メソッド
filadendron/gettyimages

先延ばしにせず、やる気を出すための秘策は「下手にやる」ことだ。「いい仕事をしよう」「完璧にしなければ」などと気負わず、とにかく始めてみる。そうすれば、達成への最初の一歩を踏み出すことができ、ポジティブな気分になるだろう。

好きな感情にフォーカスするのも効果的だ。著者は大学生のころ、大量の学術論文を読まなければならないことにげんなりしていた。ところが研究者として活動し始めると、論文の本当の意義に気づき、夢中で読むようになった。

やるべきことに対する嫌な感情よりも、「新しいことを学びたい」という欲求や、「キャリアアップしたい」という願望に意識を向け直してみよう。新たなマインドセットを得て、

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