最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする

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最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする
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最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする
出版社
定価
1,430円(税込)
出版日
2016年10月19日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

いいリーダーの条件とは何か、どうすればいいリーダーになれるのか――。おそらくこれは、ビジネスパーソンにとって永遠の問いではないだろうか。

その証拠に、書店に行けば、リーダーのあり方を説く書籍が多く見つかる。それだけ多くの人がマネジメントに悩み、「どうすればチームの成果が上がるのか」「チームをどう率いていけばいいのだろう」といった課題意識を持っているのだろう。

本書のキーワードは「仕事をシンプルにする力」だ。著者は「できるリーダー」と「できないリーダー」の違いは「仕事をシンプルにする力」の有無にあると語っている。

仕事をシンプルにする力とはどのようなものか。それは、周りの状況を把握し、「やるべきこと」と「やるべきでないこと」を切り分けて、「やるべきこと」を効率的、生産的に進める力だ。「できないリーダー」が「あれも、これも」と欲張って手を広げるのとは対照的である。本書には、仕事をシンプルにするための考え方やメソッドが、さまざまな観点から解説されている。

先行き不透明な時代に突入し、ビジネスがますます複雑化する中、仕事をシンプルにする力の重要性が増すことは想像に難くない。「日々の業務に忙殺されている」「部下が思うように動いてくれない」と悩む人に、ぜひ手に取ってほしい。仕事の進め方を再考するきっかけとなり、絡まった糸がするするっとほどけていくような感覚を味わえるはずだ。

ライター画像
小林悠樹

著者

阿比留眞二(あびる しんじ)
課題解決コンサルタント®。株式会社ビズソルネッツ代表取締役。内閣府認証日本経営士協会所属経営士。城西国際大学非常勤講師。大原ビジネス学院流通ビジネス科販売士科目講師。日本販売士協会登録講師。
1954年、東京・中野生まれ。明治大学商学部卒業後、花王石鹸株式会社(現・花王株式会社)入社。以後、26年間、管理部門、販売・企画部門、社員教育部門などに配属され、そこで培った経験をもとに、独自のビジネス・メソッドを作り上げる。2005年、株式会社ビズソルネッツを立ち上げ、「課題解決コンサルタント」として、そのメソッドを駆使し、さまざまな企業の経営者から幹部・幹部候補社員、新入社員まで、10年間でのべ5000人を指導。特にリーダー層向けの研修では、マネジメントや目標達成のための合理的な思考力、判断力、実行力、コミュニケーション力が身につくと好評を博しており、本書でそのメソッドを初公開した。

本書の要点

  • 要点
    1
    結果を出すには「やるべきこと」のみに集中する必要がある。リーダーには、「やるべきでないこと」を見極め、捨てる力が必要だ。
  • 要点
    2
    できるリーダーは、会社や部署の「問題」を自分の「課題」に落とし込み、部下に的確な指示を出す。
  • 要点
    3
    問題解決は7つのステップで進めるとよい。自分(チーム)の課題を挙げる→課題の障害となる事象を挙げる→事象を整理する→真のテーマと最優先で取り組むことを設定する→WHYを5回繰り返す→解決策を考える→具体的なアクションプランを決める、だ。

要約

最高のリーダーの「仕事をシンプルにする力」

「できるリーダー」と「できないリーダー」の違い

「できるリーダー」と「できないリーダー」の能力に大きな違いはない。両者の分岐点は「仕事をシンプルにする力」の有無である。

結果を出しているリーダーをよく観察すると、「やるべきこと」「やるべきでないこと」を的確に判断し、仕事をシンプルにして、「やるべきこと」を効率的、生産的に進めている。一方、できないリーダーは「あれも、これも」とむやみに手を出しがちだ。

大量の情報があふれかえる現代において、本当に必要な情報を厳選し、やるべきことのみに集中することの重要性は明白だ。仕事を円滑に進めるためには「捨てる力」が不可欠なのである。

「問題」と「課題」を区別せよ
Makhbubakhon Ismatova/gettyimages

仕事をシンプルにする力があるリーダーは、解決すべき「課題」を明確につかみ、それを確実に解決する。そこで重要になるのは「問題」と「課題」の区別だ。

「問題」は理想と現実のギャップから生じる。営業でいうと、売上目標と実績に差が生まれていることは「問題」である。

一方、「課題」とは、問題を解決するために「会社」ではなく「自分」がやるべきことを意味する。つまり、自分個人にとって特定化された、解決すべき事柄のことだ。

問題と課題を区別できなければ、部下への指示もおぼつかない。根性論や精神論を振りかざし、「がんばれ」とあおるだけに終始してしまうのだ。部下に的確な指示を出し、チームを正しい方向へと導いていくためにも、リーダーは「仕事をシンプルにする力」を磨いて「やるべきこと」を見極めなければならない。

仕事をシンプルにするための4つのポイント

感情の波を小さくする

「仕事をシンプルにする力」を磨くためのポイントは4つある。1つずつ紹介しよう。

1つ目は、感情の波を小さくすることだ。

感情の高ぶりは、非論理的で複雑な思考・行動を引き起こす。特に怒りや嫉妬といった負の感情はやっかいだ。負の感情に振り回されてしまうのは二流以下のリーダーがやることである。

仕事は選択の連続だ。リーダーは心をニュートラルな状態に保ち、意思決定を合理的かつシンプルに進めていくべきである。

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