小さく分けて考える

「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考
未読
日本語
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「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考
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出版社
SBクリエイティブ

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定価
1,650円(税込)
出版日
2022年12月08日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

突然上司に「売上を2倍にして」と言われたら、あなたはどうするだろうか。

いきなりそんな漠然としたことを言われても、どうしたらいいかわからず、途方に暮れてしまう。とにかく売ればいいんだろうと、がむしゃらに頑張ろうとするかもしれない。

では、「売上」の要素を冷静に考えてみよう。「売上」は、「客単価×顧客数」に分解できる。ならば、客単価か顧客数のどちらかを2倍にすれば、売上2倍を達成できることになる。「売上を2倍にして」では問題が大きすぎて具体的に考えにくいが、「客単価を2倍にする方法を考えよう」ならば、なんとかなりそうだ。

以上が、本書の主張する「分解思考」の基本だ。分解思考は、大きすぎる塊を小さな要素に分解する思考法である。物事がどのような要素によって成立しているかを分解して考えることで、どこに問題があるのかがはっきりし、今すべきことが明らかになるのだというのが著者の主張だ。

分解思考はシンプルだ。大きな塊を、小さく分けて考える。これだけだ。たったこれだけのシンプルな方法だからこそ、あらゆる問題に応用できる。本書では分解思考をビジネスで利用する方法のほか、自分自身のキャリア形成を考えるためにも応用する方法が指南されている。

考えをうまくまとめることができない、がんばっているのに成果が出ないという人、また、仕事がうまくいっていないがその原因がはっきりしないなど、仕事でモヤモヤを抱えている人は、本書を参考に分解思考で状況を整理してみてはいかがだろうか。

ライター画像
千葉佳奈美

著者

菅原健一(すがわら けんいち)
株式会社Moonshot 代表取締役 CEO。企業の10倍成長のためのアドバイザー。社会や企業内に存在する「難しい問題を解く」専門家。クライアント10社、エンジェル投資先20社の計30社のプロジェクトを並行して進める。過去に取締役CMOで参画した企業をKDDI子会社へ売却しそのまま経営継続し売り上げを数百億規模へ成長。スマートニュースを経て現職。 20代のマーケター600人が参加する #20代マーケピザ 主催。

本書の要点

  • 要点
    1
    分解思考とは、物事を大きな塊から小さな要素に分解して考えることである。分解思考によって漠然としていた問題が具体的になり、何をすべきかが明確になる。
  • 要点
    2
    人口減少時代に突入した現代では、1人1人の生産性向上が課題となる。分解思考で物事を要素に分解して考えることができれば、効率的に成果を上げることが可能になる。
  • 要点
    3
    分解思考を応用すれば、相手にあわせたコミュニケーションが取れるようになり、チーム全体での目標・目的の共有もしやすくなる。

要約

【必読ポイント!】 分解思考とは?

「分ける」と話が具体的になる
emma/gettyimages

自分としては「考えている」のに答えが出ず、前に進めない。相手に伝わらない。頑張っているのに結果が出ない——。これらの解決策はすべて同じだ。大きな塊を分ければいいのだ。著者がこれまで自分でも思いがけないほどの実績を残してきたのは、「分解思考」を身につけていたおかげだ。

「分解思考」とは、文字通り「小さく分解して考える」ことだ。うまくいっている人や組織は、大きな目標に向かって、それを実現するための方法を適切に分解している。分解して考えれば解像度が上がり、問題点を明確にしたり、本当に必要な課題を見つけたりすることができる。

たとえば、「週末リフレッシュしたいんだけど、いい場所ある?」と聞かれたとする。「リフレッシュしたい」という言葉だけでは漠然としていてイメージが湧きづらい。しかし、「リフレッシュ」という言葉から、「スポーツがしたい」「自然の中で仕事のことを忘れたい」「温泉につかりたい」などの思いつく選択肢を挙げて考えていくと、「自然のあるところに行きたいけど面倒なことはしたくないからグランピングの施設があるところがいい」などと具体化できる。「リフレッシュ」という漠然とした言葉から、「グランピング」まで解像度が上がり、すぐに行動に移せるようになった。

仕事でも、意外に漠然とした話が出ることは多い。分解思考によって要素を分解すれば、今何をすべきかを明らかにすることができる。特に「解像度が高い」と言われる人は分解の精度が高く、適切な方法を選び、効率的に高い成果を出している。

分解のポイント

分解にはいくつかのポイントがある。

まずは、その数字を構成する要素が何かを考え、どんどん分解してみることだ。たとえば「売上」を分解すると、「単価×顧客数」と構成要素に着目して分解できる。さらに分解するなら、「顧客数」は「リスト作成×アポイントがとれた率×成約率」と考えられる。

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