リーダーになる人に知っておいてほしいこと

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リーダーになる人に知っておいてほしいこと
出版社
定価
1,047円(税込)
出版日
2009年04月06日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.5
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おすすめポイント

日本屈指のリーダー養成塾である松下政経塾。1979年、故・松下幸之助氏が84歳のときに設立して以来、政財界を中心に多くの人材を輩出してきた。卒塾生には衆議院議員の高市早苗氏、野田佳彦元首相、村井嘉浩宮城県知事など、そうそうたる面々が名を連ねる。

松下電器(現パナソニックグループ)の創業者であり、戦後の高度経済成長の牽引役でもあった松下氏は、その晩年に人材育成に力を入れていた。私財を投じて開いた松下政経塾もその一つであり、本書は松下氏が塾長として塾生たちに語った内容、とりわけ「リーダーになるために知っておいてほしいこと」をまとめた一冊である。

松下氏は「成功するリーダー」に必要なこととして、素直な心でいること、人間の本質を知ること、人情の機微を悟ること、初志を貫くことなどを挙げている。政治もビジネスも相手は人間だ。IT化が進む現代もその基本は変わらない。成功するためには、何よりもまず人間について理解することが大切であると、氏は繰り返し説いている。

本書に掲載されている内容の多くは1980年代前半に語られたものだが、不思議と古さは感じず、今に通じる普遍性が随所に見出せる。長く受け継がれるものには理由がある――。そうあらためて気づかされる。

経営者やマネージャーなどのリーダーはもちろん、幅広い層の方に手に取っていただきたい、必読のビジネス書だ。

ライター画像
矢羽野晶子

著者

松下幸之助(まつした こうのすけ)
パナソニックグループ(旧松下電器)グループ創業者、PHP研究所創設者。明治27(1894)年、和歌山県に生まれる。9歳で単身大阪に出、火鉢店、自転車店に奉公ののち、大阪電灯(株)に勤務。大正7(1918)年、23歳で松下電器を創業。昭和21(1946)年には、「Peace and Happiness through Prosperity=繁栄によって平和と幸福を」のスローガンを掲げてPHP研究所を創設。平成元(1989)年に94歳で没。

松下政経塾(まつしたせいけいじゅく)
故・松下幸之助が拠出した私財70億円を基金として、1979年に財団法人として設立。21世紀に理想の日本を実現するための諸理念・方策の探究と、それを推進していく人材の育成を目的とし、現在、政界・財界に多くの人材を輩出している。自修自得、現地現場主義、徳知体三位一体の方針に基づき、人間を磨き、志を確立するべく、2009年1月1日現在、18名の塾生が研修している(研修期間は3年間)。

本書の要点

  • 要点
    1
    素直な心になろう。素直になればものの本質がわかり、賢く聡明になれる。
  • 要点
    2
    知識は道具である。知識は必要だが、それに振り回されてはいけない。自分が主人公になり、縦横無尽に使いこなさなければならない。
  • 要点
    3
    会社経営で成功しようと思ったら、人間の本質を知らないといけない。
  • 要点
    4
    成功者とは、困難に負けず初志を貫いている人だ。あれこれ迷って転々としている人は失敗することが多い。
  • 要点
    5
    人生でいちばん大事なことは、人情の機微を悟ることである。思いやりの心をもって人情の機微を理解すれば、思い通りのことができるだろう。

要約

素直な心で衆知を集める

素直になれば本質が見える

素直な心になろう。素直になれば、ものの本質がわかり、正しくものが見られる。すると賢くなり聡明になってくる。聡明の極致は英知、英知の極みは神知である。素直な心になれば、神の知恵になるのである。

しかし、そう簡単に素直な心にはなれない。だから、素直な心になるということを日々念ずることが大切だ。朝起きたら「きょう一日素直な心で無事にいかせてください」と心に念ずるのだ。これを30年続けたら、素直の初段になれる。碁を知らない人が碁を1万回打ったら、上手下手はあるものの、だいたい初段になれるというのと同じだ。

素直の初段になれば、だいたいものの実相がわかる。品物の良し悪しや、買っていいものやだめなものなど、そういうことがわかるようになる。

素直な心は、あなたを強く正しく聡明にする。ものを見るのにたとえ自分に都合が悪いことでも、実相をつかまなければならない。だから、講師の話を聞いたり、自分で本を読んで考えたりする場合も、素直な心で判断することを心がけよう。

ライバルのいいところを取り入れる
andresr/gettyimages

政治の世界では、自分の考えと違う党に対してみんなことごとく反対する。しかし、これは損である。敵の考え方にもいいところはある。相手の欠点を指摘するばかりでは、永遠によくならない。

選挙演説で、相手の党をほめてもいいはずだ。相手の党にいいところがあるなら「おっしゃることのこの点はいい。ぜひやってください」と言い、「しかし、我が党はこういう点で違った味もあり、おいしいですよ。さあおあがりなさい」と言うのである。相手をほめていいとこ取りをする方が、賢いやり方ではないだろうか。

この世に存在するものは、すべて有用だ。どの品物でもどういうことでも否定すべきではない。これらをすべて社会に提供すること、それがPHP(Peace and Happiness through Prosperity; 「繁栄によって平和と幸福をもたらそう」という意味)の基本原則である。ここに14人の人間がいれば、「持ち味が違って、なおよろしい。いろんな持ち味があっていい」ということだ。

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