言語化の魔力

言葉にすれば「悩み」は消える
未読
日本語
言語化の魔力
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言葉にすれば「悩み」は消える
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日本語
言語化の魔力
出版社
定価
1,760円(税込)
出版日
2022年11月10日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

「ミスを繰り返し、上司に叱られてばかり」「配偶者とうまくいかない」「老後の資金が不安」……生きている限り悩みは尽きないものだが、貴重な人生をモヤモヤ気分で過ごしているのはもったいない。本書を読んで、悩み解消のための一歩を踏み出そう。

著者は『学びを結果に変える アウトプット大全』『神・時間術』などの大ベストセラーで知られる、精神科医の樺沢紫苑氏。樺沢氏は自身のYouTubeチャンネルにおいて、視聴者から寄せられた4000以上の悩みに答えてきた。その経験から「悩みは3つの軸で分析できる」と気付いたそうだ。3つの軸を使えば、あらゆる悩みの対処法が一瞬で見つかるという。

本書で提案される悩みの対処法は、大きく分けて3つ。「見方を変える」「言語化する」「行動する」だ。特に書名にもある「言語化」に注目してほしい。ネガティブ感情を紙に書き出したり、友人に愚痴をこぼしたりするだけで、悩みは解消に向かうそうだ。誰でも自然とやっていることかもしれないが、本書では「つらい体験は一度だけ話す」など、ちょっと意外なコツも紹介されている。

言葉にすれば「悩み」は消える――。サブタイトルにもある通り、言語化習慣はあなたの人生を変えてくれるかもしれない。モヤモヤした感情を抱え込む前に、本書に救いを求めよう。きっと「言語化の魔力」を実感するはずだ。

著者

樺沢紫苑(かばさわ しおん)
精神科医、作家。
1965年北海道生まれ。91年、札幌医科大学医学部卒。同神経精神医学講座に入局。2004年から米国シカゴのイリノイ大学精神科に3年間留学。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(チャンネル登録者数約40万人)、メールマガジンなど累計80万フォロワーに情報発信をしている。『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』『学びを結果に変えるアウトプット大全』など著書41冊、累計発行部数218万部。

本書の要点

  • 要点
    1
    悩みの原因を取り除く必要はない。ネガティブ感情がなくなり、対処法がわかって、物事が少しでも前進すれば十分である。やれることをやれる範囲で1つずつやろう。
  • 要点
    2
    悩みを「コントロール軸」「時間軸」「自分軸」の3つで分析すれば、解消のための道筋が見つかる。
  • 要点
    3
    モヤモヤを言葉にできると、心がスッキリするだけでなく、分析したり、対処法を探したりできる。ネガティブ感情を抱いたら、誰かに相談したり、軽く「ガス抜き」をしたり、紙に書き出したりしてみよう。

要約

悩み解消のヒント

悩みの特徴を理解する

悩んでいる人には3つの特徴、共通点がある。これらを理解すれば、悩みを解消する方法が見えてくる。

1つ目の特徴は「つらい、苦しい」という感情だ。ネガティブな感情を取り除き、笑顔で「トラブっちゃってさあ」と言えるようになれば、悩みの9割は解消されたも同じである。

2つ目の特徴は対処法がわからないこと。対処法が明確になれば、行動に移すことができ、状況を改善できる。

3つ目の特徴は「どうしようもない」という停滞、思考停止状態だ。悩みやトラブルを改善するには、状況を前に進める必要がある。

「悩みの原因を取り除く必要はない」と知る
SunnyVMD/gettyimages

たいていの場合、悩みの原因を一気に除去するのは不可能である。それを無理にやろうとすれば、「つらい」「苦しい」がさらに増大するのは当たり前だ。原因を取り除かなくとも、ネガティブ感情がなくなり、対処法がわかって、物事が少しでも前進すれば十分である。

そのために、やれることを1つずつやっていこう。-10点を0点にするのではなく、-10点を-9点にすることを目標にする。たった1点でもプラスに動き出すと、「なんとかなる」感覚が得られるものだ。そうすれば、-9点を-8点にしよう、-8点を-7点にしようと考えるようになるだろう。

「悩みの原因をなくそう」と思わなくていい。やれることを、やれる範囲で、1つずつ片付けることが重要だ。

3つの軸で悩みを捉え直す

(1)コントロール軸:「コントロール感」で悩みは消える

ブラック企業に入社してすぐにうつになる人がいる一方で、同じように働いているのに平然としている人もいる。両者の違いは「コントロール感の有無」だ。うつになる人の多くは、忙しいことそのものではなく、忙しい勤務体制を自分でコントロールできないことが負担なのだろう。工夫の余地があったり裁量権を持てたりと、コントロールできているという感覚があれば、ストレスは軽減する。

一方、コントロールできない悩みはあきらめるのが得策だ。たとえば「明日の遠足、雨が降るかもしれない」と悩むのは無駄である。天気はコントロールできないのだから、悩んでもしょうがない。

ここでやるべきは、悩みを再設定すること。「明日の遠足、途中で雨が降ってきたらどうしよう?」と捉え直してみると、「雨具を用意する」「靴やリュックに防水スプレーをしておく」「着替えを持っていく」などといった方法で対処できる。

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