THE FORMAT

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出版社
サンマーク出版

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定価
1,650円(税込)
出版日
2022年11月05日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

リモートワークが普及し、このような悩みが聞かれるようになった。文章でのやりとりだと相手の考えていることがわからない。会って話せば早いのに——。

しかし1500人以上のメンバー全員が7年以上ほぼフルリモートワークで働く会社の取締役を務める石倉秀明氏は、そんな意見に真っ向から反対する。

ビジネスのコミュニケーションは、「書く、読む」を中心にした方が早い。書くことに慣れていないと、つい「会って話した方が早い」と思ってしまいがちだ。しかし、よく考えてみると、対面でのコミュニケーションには無駄が多い。会って話すには予定を合わせなければならないし、自分が知っている話をしている間も拘束され、ときには同じ説明を別の人に繰り返し伝えなければならない。「書く、読む」のコミュニケーションであれば、相手と予定が合わなくてもやりとりは進むし、知っている情報は読む必要がなく、同じ説明を他の人にするのならばすでに用意した文章を送ればよい。やり方さえわかれば、「書いた方が早い」ということも多いはずだ。

本書は、著者が7年以上ものフルリモートワーク経験で培った文章術と、埋めるだけで伝わる文章が書ける「フォーマット」が惜しげもなく公開されている。「書く、読む」のコミュニケーションに苦手意識がある人でも、すぐに取り入れ実践しやすいのが魅力だ。本書のテクニックを取り入れれば、「テキストコミュニケーション」を自分の武器にすることができるだろう。

ライター画像
池田明季哉

著者

石倉秀明(いしくら ひであき)
1982年生まれ。群馬県出身。株式会社リクルートHRマーケティング入社。2009年に当時5名の株式会社リブセンスに転職し、事業責任者として入社から2年半で東証マザーズへの史上最年少社長の上場に貢献。その後、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)のEC事業本部で営業責任者を務めたのち、新規事業・採用責任者を歴任。2016年より1500人以上のメンバーがほぼ全員リモートワークで働く株式会社キャスターの取締役に就任。そこで磨き上げた文章術と「フォーマット」を本書で初公開している。

本書の要点

  • 要点
    1
    良い文章を書くには、「何を書けば伝わるか」を知っておくことが重要だ。本書は、埋めるだけで相手に誤解なく伝わる文章を書くためのフォーマットを提示する。
  • 要点
    2
    仕事で作る文章の7割は、「現状報告」「目的」「締め切り」「気をつけること」「メリット、デメリット」を含めた「万能フォーマット」で対応できる。
  • 要点
    3
    フォーマットとともに「どう書けばいい?」がなくなるテクニックを押さえれば、わかりやすい文章が書けるようになる。

要約

「書く、読む」で、仕事はどんどん早くなる

フルリモートワークで業績を上げ続けるふしぎな会社

著者の働く会社「キャスター」は、2014年の創業以来、メンバー全員がフルリモートワークで、ほぼ文章だけで仕事をしている変わった会社だ。社員同士がほとんど顔を合わせたことがないのに、どんどん業績を伸ばしている。

コロナ禍でリモートワークが増えてから、「会わずに、文章で」仕事を進める方法について、たくさんの取材や相談を受けた。会って話した方が早いと考える人が多かったのだ。キャスターは、仕方なく「書く、読む」中心のコミュニケーションをしているわけではない。「書く、読む」中心の方がより早く、より高い成果が上がるからだ。うまく書くことができれば、全員が何度も参照し、共有できるテキストが蓄積される。保存もできるし検索もできるので、長期的には圧倒的な時短になる。書き方のコツさえつかめば、じつは会うよりも早く楽に仕事が進むことに気づくはずだ。

良い文章において最も重要なのは「文章力」ではない。「何を書けば伝わるか」を知っていることだ。本書は、「決まっている項目を埋めていくだけ」で相手に誤解なく伝わる文章を書くための本だ。全員がフルリモートワークで業績を上げている会社で働きながら、著者が7年以上かけて作った本書のフォーマットを使えば、誰でも伝わる文章を楽に書くことができる。

話す方が早い? いいえ、「書いて残す」方が早いです
oatawa/gettyimages

本書を読んでいる人の中には、「書く、読む」はうまくできるようになりたいけど、「話す、聞く」の方が意図は早く伝わるのではないかと思っている人もいることだろう。以前は「話す、聞く」に比重を置いて仕事をしていた著者も、その気持ちはよくわかるという。

リクルートで部下を持ち、マネジメント業務をすることになったとき、著者はよく、思うように数字を出せない若手からの相談を受けていた。部下や後輩が出先から戻った後、夕方は対面のミーティングでいっぱいだった。だが、ある日、自分が人や時間を変えて、同じ話を何度もしていることに気づいた。そうであれば、アドバイスや対処法、トラブル対策を書いてまとめておいた方が、部下もアポイントメントを取らなくて良くなり、自分も話す時間が減るのではないか。

こうした事態はミーティングでもよく起こる。プロジェクトの進行中、新しく関わるメンバーが加わるたびに、引き継ぎミーティングが発生しがちだ。すると、その場にいる人のほとんどが既知の内容を話題にすることになる。これでは「話した方が早い」とは言えない。

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