東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣

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東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣
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東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣
出版社
定価
1,540円(税込)
出版日
2021年04月09日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

文明の利器のおかげで、あまり深く考えずとも生きていける世の中になったと感じることはないだろうか。スマホ一つで森羅万象について調べられ、垂れ流されて溢れんばかりのニュースや情報が右から左に流れていく。ゲームや動画で時間を潰すこともたやすい。不確実性の高い社会が訪れ、この先がどうなるのかよく分からないがゆえに、惰性で生きていく人もいるかもしれない。

本書は、そんな現代社会で威力を発揮する「考え続ける力」に焦点を置いている。考え続けるための基本的な7つの力で構成される「思考体力」の重要性を切々と説く。人生のさまざまな場面で、どのように思考体力を使うべきか助言してくれる、「思考習慣」の指南書だ。

一読すると、東大教授の著者が「渋滞学」を確立するまでに、どれほどの思考体力を要したのか、その悪戦苦闘の軌跡がよく伝わってくるはずだ。思考体力は、自分の行く末を決めるような重要な局面はもちろん、日々の些細な選択や、人とのコミュニケーションにも役に立つと実感できるだろう。

デジタル化の進展で便利になっている半面、考える機会が減りがちな今こそ、「考える」ことを見つめ直す必要があるのかもしれない。正解がない今の時代こそ思考体力を駆使し、自分なりの最適解を見つけ出す。本書は必ずやそのよすがになるはずだ。

ライター画像
香川大輔

著者

西成活裕(にしなり かつひろ)
1967年、東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)の学位を取得。その後、山形大学、龍谷大学、ドイツのケルン大学理論物理学研究所を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター教授。ムダどり学会会長、MUJI COLOGY!研究所所長などを併任。専門は数理物理学。
さまざまな渋滞を分野横断的に研究する「渋滞学」を提唱し、著書『渋滞学』(新潮社)は講談社科学出版賞などを受賞。2007年JSTさきがけ研究員、2010 年内閣府イノベーション国際共同研究座長、文部科学省「科学技術への顕著な貢献2013」に選出、東京オリンピック組織委員会アドバイザーにも就任している。日本経済新聞「あすへの話題」 連載、日本テレビ「世界一受けたい授業」に多数回出演するなど、多くのテレビ、ラジオ、新聞などのメディアでも活躍している。
近著に、『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく高校の数学を教えてください!』『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』(ともに、かんき出版)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    「思考体力」は「自己駆動力」や「多段思考力」といった「7つの基本的な考える力」で構成される。「7つの考える力」を組み合わせて自分がやりたいことを見つけ、実行に移せるはずだ。
  • 要点
    2
    「単段思考」に陥ると、重要な判断ができなくなる。普段から物事を多角的に捉え、思考体力を養っていく必要がある。
  • 要点
    3
    考えを行動に移すときは、「とりあえずやってみる」ことで思考をジャンプさせられる。「思考体力」を駆使して考え続けたあとは「信じる力」が肝要だ。

要約

【必読ポイント!】 「思考体力」で自分のやりたいことと向き合う

7つの考える力
Jorm Sangsorn/gettyimages

頭がよい人は、ただ「考える」だけでなく、「考え続けている」。筋トレなどと同じく、鍛えるほどに増す「考え続ける力」を、著者は「思考体力」と名づけた。

「思考体力」は誰もが持ち合わせている「7つの基本的な考える力」で構成されている。すなわち、「自己駆動力」、「多段思考力」、「疑い力」、「大局力」、「場合分け力」、「ジャンプ力」、「微分思考力」の7つだ。

まず、「自己駆動力」は、「思考体力」の原動力となるもっとも大切な要素だ。自分で決めたことを自らの意思で能動的に、覚悟を持って取り組む力である。

「自己駆動力」で走り出したら、ゴールを目指して駆け上がっていく。その際、持久力とも言える「多段思考力」で、「もう一段先へ」と粘り強く考え続ける力が必要だ。

そしてときには、立ち止まって自分の方向性が間違っていないか確認する「疑い力」を持つことも求められる。「疑い力」によりミスを防ぎ、よりよい選択肢を案出できる。

「大局力」は鳥の目でズームアウトして全体を俯瞰する力だ。取り組んでいる物事の周辺を鳥瞰し、その分野における立ち位置を把握できる。

さらに、分岐点で選択肢をきちんと分類・整理する「場合分け力」である。「疑い力」とともに使って選択肢を増やすことにより相乗効果が得られ、重要な決断を迫られる場面で正しい判断ができるようになる。

問題に直面したときは、ピンチをチャンスに変える「ジャンプ力」が物を言う。八方塞がりのような局面を打開できる妙策を打ち出せる力だ。

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