改訂新版 イラストでまるわかり!

入社1年目ビジネスマナーの教科書

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出版社
プレジデント社

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出版日
2023年03月16日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

入社1年目は、誰しもわからないことだらけだ。スーツを問題なく着こなせている自信がない。ちょっとした会話でも「失礼な言い方になっていないか」「敬語が間違っているのではないか」と不安になる。仕事を進める上でわからないことがあっても、「先輩は忙しそうだから、もう少し待とう」と遠慮しているうちに時間が経ってしまい、「わからないならすぐ質問しなさい」と叱られる――。本書は、そんな「入社1年目」の方にそっと手渡したい一冊である。

著者はビジネスデザイナー・マナーコンサルタントの西出ひろ子氏だ。20万部超のベストセラー『お仕事のマナーとコツ』(学研プラス)など、国内外で100冊を超える著書・監修書のある著者が、新型コロナウイルスの感染拡大などによって働き方が大きく変わった今のビジネスシーンをふまえ、時代に即したビジネスマナーをイラストで解説するのが本書である。

特に注目してほしいのは、「指示・報告・連絡・相談・確認」の基本を教えてくれる章だ。社会人として押さえておきたいポイントについて、今日から実践できる形で、具体的にアドバイスしてくれている。

誰にでも、何にでも、“はじめて”は必ずある。最初は不安で仕方ないかもしれないが、正しい知識を身につけて一生懸命頑張っていれば、おのずと結果は出るはずだ。本書を読んでビジネスマナーを学び、社会人生活を楽しんでほしい。

著者

西出ひろ子(にしで ひろこ)
ビジネスデザイナー・マナーコンサルタント。
ヒロコマナーグループ代表。ウイズ株式会社 代表取締役会長。HIROKO ROSE 株式会社 代表取締役社長。一般社団法人マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会代表理事。1996年度 財団法人実務技能検定協会主催 日本技能検定協会秘書部門において日本技能検定協会連合会会長賞受賞。
大妻女子大学卒業後、参議院議員の秘書職を経て、マナー講師として独立。英国オックスフォードに単身渡英後、現地にてオックスフォード大学大学院遺伝子学研究者(当時)と起業。帰国後、独自の講義手法を用いて300社以上の企業でコンサルティングや研修を行い、気の利く協調性のあるコミュニケーションの取れる人財と収益アップの結果を出す人財の育成に定評がある。NHK大河ドラマや映画、CMなどのマナー監修、俳優へのマナー指導をはじめ、テレビや雑誌、新聞、SNSなど多方面でマナー界のカリスマとして活躍中。
28万部突破の『お仕事のマナーとコツ』『ビジュアル版ビジネスの基本とマナー』(ともに学研プラス)など、国内外で100冊を超える著書・監修書がある。

本書の要点

  • 要点
    1
    社会人の身だしなみは、常に「相手にどう見られているか」を考えることが重要だ。服装やヘアスタイルに気を使わないのは、相手に失礼である。
  • 要点
    2
    仕事をする上での相談のポイントは、「要点をまとめておくこと」「相談する目的を明確にすること」「相手の都合を確認すること」「答えではなくアドバイスをいただく気持ちでいること」「必ずお礼と結果報告をすること」の5点だ。
  • 要点
    3
    指示された内容が今ひとつ理解できなかったり、事実関係が不安になったりしたときは、遠慮せずに確認しよう。「聞くのは恥ずかしい」「忙しそうだから聞けない」などの理由から、自分の判断で進めるのはNGだ。

要約

「身だしなみ」の基本

身だしなみの心がまえ

社会人の身だしなみは、常に「相手にどう見られているか」を考えることが重要だ。服装やヘアスタイルに気を使わないのは、とても失礼なことである。

身だしなみで大切なポイントは3つある。

1つ目は、清潔感だ。お互いに気持ちよく仕事をするためには、相手に不快感を与えないことがポイントとなる。

2つ目は、機能性だ。快適に働ける服装を選びたい。

3つ目は、TPPPO だ。時(Time)、場所(Place)、人・相手(Person)、立場(Position)、場合(Occasion)に応じた身だしなみを心がける。

「相手中心」で考える

ビジネスシーンでは、自分の好みだけで服装を選んではならない。まわりを見られない、自分中心の人だと思われてしまう可能性がある。

社会人としての身だしなみのポイントは「相手中心」で考えることだ。お客様や取引先がどう感じるかを常に意識する。なお「相手中心」の考え方は、身だしなみに限らず、マナー全般の基本だ。

「話し方・聞き方」の基本

話し方の心がまえ
maroke/gettyimages

ビジネスの場では、年齢も立場も考え方も異なる人たちとやり取りをすることになる。多様な相手と良好な関係を築くためには、マナーあるコミュニケーションが不可欠だ。ここではまず、話し方について見ていこう。

話し方の基本は2つある。まず「わかりやすさ」だ。相手に確実に伝わるような話し方を心がけたい。

次に「好感を持たれる」。言葉の選び方だけでなく、表情や態度、身だしなみにも気を配ることで、感じのいい話し方ができる。

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要約公開日 2023.04.07
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