ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから
愛の本の表紙

愛の本

他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ


本書の要点

  • 自分にとっての幸せについて考えるためには、他者とのつながりや社会について思いを巡らすことが大切になる。

  • 幸福の具体的な形は人によって異なるものの、一定の条件がある。それは、「自己充実をもたらす活動」と「他者との交流」の2つを同時並行的に実現することだ。

  • 幸福のデザインにおいて大切なのは、純度100%の関係を求めず、自己表現への恐れを手放し、ピュアネスを追求することである。

1 / 4

幸福のかたちって?

「つながり」への揺れる想い

現代は、自分らしさや個性を追求することを求められている時代だ。だが、「自分」にこだわって自我のありさまを内へ内へと追い求めていると、かえって息苦しくなってしまう。そんな人こそ、他の人間や身の周りの世界と自分がどうつながっていけるのかを丁寧にとらえ直す「見取り図」を必要としている。

「私」のことを深く考えるためには、他者とのつながりや社会について思いを巡らすことが大切になる。「他者」「社会」といった、自分の「外側」にあるように思える事柄が、実は私たちの心の内側と深くつながりを持っている。周りの世界と自分自身との「つながり」の可能性について考えてみよう。きっと、自分にとっての幸せとは何かを見つめ直すよいきっかけになると思う。

幸福のかたちって?

Natalie_/gettyimages

周りの人たちとのつながりを考えるとき、「他者」という言葉がキーワードになる。見知らぬ人(他人)ばかりではなく、友達や家族などの身近な人も「他者」だととらえてみたい。

哲学者の竹田青嗣によると、他者は、自分にとっての「脅威の源泉」と「エロスの源泉」という2つの側面をもつ。「脅威の源泉」とは、自分が世界の中心であるという自己中心的物語を相対化し、時には否定するような存在を意味する。

他者が「脅威の源泉」なだけであるなら、傷ついたら引きこもってしまえば楽だが、引きこもってしまうことが苦しいのはなぜか。それは他者が「エロスの源泉」でもあるからだ。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3523/4137文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2023.04.06
Copyright © 2026 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

ダイアローグ
ダイアローグ
熊平美香
頂への挑戦
頂への挑戦
川田将雅
砂漠と異人たち
砂漠と異人たち
宇野常寛
AGELESS
AGELESS
依田卓巳(訳)アンドリュー・スティール草次真希子(訳)田中的(訳)
「自傷的自己愛」の精神分析
「自傷的自己愛」の精神分析
斎藤環
自分をたいせつにする本
自分をたいせつにする本
服部みれい
ささるアイディア。
ささるアイディア。
松永光弘(編著)
ME TIME
ME TIME
池田千恵

同じカテゴリーの要約

頼るのがうまい人がやっていること
頼るのがうまい人がやっていること
有川真由美
お金の不安という幻想
お金の不安という幻想
田内学
すぐやる人の小さな習慣
すぐやる人の小さな習慣
大平信孝大平朝子
記憶脳
記憶脳
樺沢紫苑
感情に振り回されない 精神科医が教える心のコントロール
感情に振り回されない 精神科医が教える心のコントロール
和田秀樹
聴く技術
聴く技術
山根洋士
「いい質問」が人を動かす
「いい質問」が人を動かす
谷原誠
なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣
なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣
藤本梨恵子
一・五代目 孫正義
一・五代目 孫正義
井上篤夫
心の中のネガティブさんと上手につきあう方法
心の中のネガティブさんと上手につきあう方法
精神科医Tomy