いつも幸せそうな人の小さな習慣

心を自由にして幸せになる88の方法
未読
いつも幸せそうな人の小さな習慣
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心を自由にして幸せになる88の方法
未読
いつも幸せそうな人の小さな習慣
出版社
毎日新聞出版

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出版日
2022年08月05日
評点
総合
3.5
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
3.5
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おすすめポイント

「幸せだと思えば幸せだし、不幸だと思えば不幸である」

文字にしてしまえばなんのこともない話だが、これは真理である。幸せとはあくまで主観的なものだ。誰がどう見ても「幸せな状態」は存在しないし、同じ状況でも幸せだと感じる人と不幸だと感じる人がいる。幸せとは自分自身で決定するものであり、ほかの誰にも決められない。考えてみればこれほどあたりまえなこともないが、多くの人が「幸せ」の判断を他者に求めているように感じられる。

「結婚すれば幸せになれる」「希望の会社に就職すれば幸せになれる」「大金持ちになれば幸せになれる」。こうした願望は、どれほど「自分自身」が本心から望むことだろう。周りの価値観に影響されていないと断言できるだろうか。

著者は「幸せ」を、追い求めるものではなく、そこに「ある」ものだと説いている。自分の身近にある幸せに気づき、それを「幸せ」だと認識することで、私たちは誰でも幸せになるのだという。本書ではそのための小さな習慣を紹介している。

自分自身を「幸せ」だと決められるのは自分しかいない。「身近な小さい幸せを一つひとつ大切にすることが幸せにつながる」というのはよく聞くフレーズだが、本書を読めば、実際にそれこそが幸せになる方法で、それ以外にないのだと改めて気づかされる。

本書は即効性がある幸せの特効薬だ。ぜひ本書を読んで自分だけの幸せを味わってほしい。

ライター画像
千葉佳奈美

著者

有川真由美(ありかわ まゆみ)
作家、写真家。鹿児島県始良市出身。台湾国立高雄第一科技大学応用日本語学科修士課程修了。化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーターフリー情報誌編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性へのアドバイスをまとめた書籍を刊行。著書はベストセラー「いつも機嫌がいい人の小さな習慣」(毎日新聞出版)、「感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく」「50歳から花開く人、50歳で止まる人」「一緒にいると楽しい人、疲れる人」(PHP研究所)、「感情に振りまわされない―働く女(ひと)のお金のルール」(きずな出版)、「『気にしない』女はすべてうまくいく」(秀和システム)など多数。韓国、中国、台湾、ベトナムでも翻訳される。内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室「暮しの質」向上検討委員(2014―2015)。日本ペンクラブ会員。

本書の要点

  • 要点
    1
    「いつも幸せそうな人」は、幸せな「習慣」を持っている。幸せな習慣は幸せな考え方のクセをつくり、幸せな人柄をつくり、幸せな環境をつくる。
  • 要点
    2
    幸せとは、「状態」ではなく、そこに「ある」ものに気づき、味わうことだ。幸せとは主観である。したがって、自分が「幸せだ」と思えば幸せなのである。
  • 要点
    3
    幸せそうな人は「幸せの感度」が高い。「幸せな習慣」とは、身近な幸せに気づき、積み重ねるための小さなステップである。その積み重ねが大きな幸せを呼ぶ。

要約

毎日を豊かに過ごす幸せの習慣

「いつも幸せそうな人」はなぜ「幸せそう」なのか?

あなたのまわりに、「いつも幸せそうな人」がいないだろうか。その人たちは単にお気楽な性格なわけでも、たまたま幸せな境遇なのでもない。彼らは毎日の生活のなかに、自分を少しだけ幸せにする「習慣」を持っているのだ。日々の習慣は幸せな考え方のクセをつくり、幸せな人柄をつくり、幸せな環境をつくる。小さな習慣が、人生を大きな幸せへと導いていく。

本書には、だれもが自分を幸せにできる習慣を集めた。幸せとは、幸せな「状態」ではなく、日常のなかでたくさんの「情緒」を味わい、豊かに重ねていくことである。そんな習慣を新しく身につけるには、仕組みづくりが大切だ。

習慣にするための3つのコツは、「いますぐできる簡単なことを、ひとつやってみる」こと、「『気持ちがいい』をしっかり味わう」こと、そして、「どんなときにやるかルール化する」ことだ。できない日があっても、休み休みでもかまわない。自分を幸せにすること以上に大切なことはないのだから、できることから始めてみよう。

はじめとおわりを笑顔で過ごす
Delmaine Donson/gettyimages

笑顔でいる人は幸せそうな印象がある。笑顔には、理屈抜きに自分の心も相手の心も開いて明るく浄化する作用がある。ただし、始終つくり笑顔でいる必要はない。人と会ったとき、最初と最後に笑顔になると印象的だ。特に最後に笑顔になるのは大事で、仕事で意見がぶつかっても、友人の一言が気になっても、笑顔で別れれば心のしこりが消える。心に余裕をつくって、笑顔で始め、笑顔で終わろう。

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要約公開日 2023.05.16
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