気くばりのススメの表紙

気くばりのススメ

人間関係の達人たちから学んだ小さな習慣


本書の要点

  • 著者は長年の芸能生活で、誰からも愛されている素晴らしい人たち出会ってきた。人間関係の達人たちは、「気くばり」ができている。

  • 大先輩である志村けんさんと初めて会う機会があった収録で、著者はある質問をした結果、飲みにつれていってもらえることになった。大先輩に可愛がってもらうには、相手が心地良くなるような誘い方をするのが重要だ。

  • 博学で仕事にこだわりを持っていた志村けんさんは、誰よりちゃんとしているのに偉ぶることがなかった。そんな志村さんの「バカでいる」という教えは、究極の気くばりであり、一生モノの金言だ。

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【必読ポイント!】 老若男女に愛されるヒケツ

好かれるヒケツの根底は「気くばり」

芸能生活40年、老若男女から「ヒデちゃん」と呼ばれ慕われる著者は、これまでたくさんの人と出会ってきた。その中には、誰からも愛されている素晴らしい人たちがいる。彼らの教えを通して、「好かれる人には6つのヒケツがあるのではないか」と思うようになった。その根底に流れているのが「気くばり」だ。

人間関係の達人たちは、気くばりができている。これだけで人生が大きく変わってしまうほどだ。

ヒケツ1 笑顔でいる

ヒケツその1は「笑顔でいる」だ。シンプルだが、誰だって笑顔の人には好印象をもつものだ。

みんながそのパワーを知っているが、実践できている人は多くない。本人は笑顔のつもりでも、ちっとも笑顔になっておらず、印象がつくれていない人が多いのだ。

芝居経験のある著者は、自分では笑顔のつもりだったのに、監督から「笑ってないな」とダメ出しをされたことがある。そう言われて撮影された映像を確認すると、本当に笑っていない。こんなつもりじゃなかったという演技をしている自分が映っていたりするのだ。

笑顔ができるようになるためには、笑顔の練習が必要だ。スマホで録画すれば一目瞭然。笑顔はやっぱり満面の笑みがいい。まずはそこから始めてみよう。

ヒケツ2 否定しない、怒らない

Nuthawut Somsuk/gettyimages

好かれる人に共通する2つめのヒケツは、「否定しない、怒らない」ことだ。人がそれぞれ違った価値観を持っているのは当たり前のことだ。違う「好き」や違う「考え方」を認めないと、コミュニケーションはうまくいかない。

否定から入ってしまう人は、「でも」が口癖になっていることが多い。相手から話が来たとき「でも」から返事をしていたら要注意だ。たとえそんなつもりはなくても、それは否定と受け止められる。

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要約公開日 2025.07.16
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