芸能生活40年、老若男女から「ヒデちゃん」と呼ばれ慕われる著者は、これまでたくさんの人と出会ってきた。その中には、誰からも愛されている素晴らしい人たちがいる。彼らの教えを通して、「好かれる人には6つのヒケツがあるのではないか」と思うようになった。その根底に流れているのが「気くばり」だ。
人間関係の達人たちは、気くばりができている。これだけで人生が大きく変わってしまうほどだ。
ヒケツその1は「笑顔でいる」だ。シンプルだが、誰だって笑顔の人には好印象をもつものだ。
みんながそのパワーを知っているが、実践できている人は多くない。本人は笑顔のつもりでも、ちっとも笑顔になっておらず、印象がつくれていない人が多いのだ。
芝居経験のある著者は、自分では笑顔のつもりだったのに、監督から「笑ってないな」とダメ出しをされたことがある。そう言われて撮影された映像を確認すると、本当に笑っていない。こんなつもりじゃなかったという演技をしている自分が映っていたりするのだ。
笑顔ができるようになるためには、笑顔の練習が必要だ。スマホで録画すれば一目瞭然。笑顔はやっぱり満面の笑みがいい。まずはそこから始めてみよう。
好かれる人に共通する2つめのヒケツは、「否定しない、怒らない」ことだ。人がそれぞれ違った価値観を持っているのは当たり前のことだ。違う「好き」や違う「考え方」を認めないと、コミュニケーションはうまくいかない。
否定から入ってしまう人は、「でも」が口癖になっていることが多い。相手から話が来たとき「でも」から返事をしていたら要注意だ。たとえそんなつもりはなくても、それは否定と受け止められる。
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