“今ここ”に集中するための「書く習慣」
マインドレスとマインドフル
雑念に意識を取られて“心あらずの状態”を、心理学では「マインドレス」という。マインドレスになると仕事の集中力が落ち、「忙しいわりに何も終わっていない」となってしまう。当然、心はストレスでいっぱいだ。
高い集中力と気持ちの落ち着きを両立させるには、目の前のことに集中している「マインドフル」になることが望ましい。マインドフルは、“今ここ”に100%目を向けている状態だ。
マインドフルになる方法として有名なのは、「瞑想」である。瞑想には心をすっきりさせる素晴らしい効果があるが、現実の状況が整理されていないと、すぐにモヤモヤした状態に戻ってしまう。
そこで著者がすすめるのが、「書く習慣」だ。書くことで頭や心、状況を整理して、問題解決へのきっかけを見出すのだ。「書く習慣」を実践するとネガティブな感情が消えていき、目の前のことに集中できるようになる。
本書では目的別に、18の「書くワーク」を用意している。本要約ではその中から5つをピックアップし、書き方や得られる効果を具体的に紹介する。
不安と焦りを手放す
心配事がなくなる「ネガティブリスト」

不安や恐怖、焦りという感情は、「お化け屋敷」のようなものである。中が見えず、何が出てくるかわからない。その予測不能性から「怖い!」という感情が生まれるのだ。
この感情を払拭するには「具体化」することだ。曖昧なことを細かく分けて具体的にしていくと、不安や恐怖、焦りは消えていくだろう。
そのために有効なワークが、「ネガティブリスト」である。気になっていること、モヤモヤしていることをすべて書き出して、悩みや問題を具体化する。そうするだけで気持ちが落ち着き、どうすべきかが見えてくるのである。




















