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SI業界はなぜ「言われたこと」しかできないのか
受託開発が生んだ「受け身」の文化
「言われたことは得意だが、能動的な提案が不得意である」。日本中で指摘される人材の課題だが、SI(システムインテグレーション)業界では他業界以上にこの傾向が顕著だ。
そして、かつては強みとして機能していたこの受け身の文化が、いまでは弱みに転じつつある。

日本のSI業界は受託開発と準委任契約が主で、言われた通りに作れば利益が上がるため、能動的に提案するインセンティブが弱い。
「具体が善で抽象が悪」という価値観は、川下側の発想にすぎない。仕事とは抽象から具体への変換であり、川上では抽象を扱う力が求められる。
川上の問題発見が対象とするのは潜在的問題であり、川下の問題解決で扱うのが顕在的問題である。問題発見から問題解決への流れは、どんな仕事にもマトリョーシカのように入れ子で存在する。
川上と川下では、求められるスキルや思考回路が異なる。川下のスキルというOSの上に川上のスキルを載せても動かない。OSを使い分ける「メタ」の視点が必要だ。
「言われたことは得意だが、能動的な提案が不得意である」。日本中で指摘される人材の課題だが、SI(システムインテグレーション)業界では他業界以上にこの傾向が顕著だ。
そして、かつては強みとして機能していたこの受け身の文化が、いまでは弱みに転じつつある。

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