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人口変化の姿
人口オーナスがもたらす諸課題
日本の人口は大きな転換点にある。カギとなる概念が「人口オーナス」、すなわち人口に占める生産年齢人口・労働力人口の比率が低下する現象である。日本は1990年頃からオーナス局面に入り、コロナショックでこの変化はさらに加速した。総人口は2020年の1億2615万人から8700万人へ3割以上も減少し、生産年齢人口は約4割減る。従属人口指数(従属人口を生産年齢人口で割ったもの)で見ると、2020年は1.5人で1人の高齢者を支えていたが、2045年には1.2人で1人、2070年には1.1人で1人を支える計算になる。
著者は、人口構造変化が日本の経済社会に及ぼす負の影響のほとんどが人口オーナスに起因すると考える。
第1に、働き手の減少によって経済成長が制約され、人手不足問題として2014年頃から顕在化している。
第2に、勤労世代の相対的な減少と高齢世代の増加により国内貯蓄率が低下し、財政再建にも影響する。



















