「仕事ができるやつ」になる最短の道

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「仕事ができるやつ」になる最短の道
ジャンル
著者
安達裕哉
出版社
日本実業出版社
定価
1,512円
出版日
2015年07月30日
評点(5点満点)
総合
3.8
明瞭性
4.5
革新性
3.0
応用性
4.0
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レビュー

ビジネスパーソンなら誰でも「仕事ができるやつ」になりたい、と思うのではないだろうか。しかも「最短」でなれるなんて、夢のような話だ。

しかし、本書に書かれている内容には、奇をてらったことは何ひとつない。むしろ当たり前のことだと感じることのほうが多い。突飛でユニークなメソッドを期待していると、肩透かしをくらうだろう。だが、その当たり前がおろそかにされがちだからこそ、なかなか「仕事ができるやつ」になれない、ということである。

著者である安達氏は、Deloitteに入社後、経営コンサルタントとして数多くの経営者・ビジネスパーソンと接してきた。その数は、1000社以上、8000人以上にのぼる。そして、彼らの成功と失敗から「仕事ができるやつ」の共通点を見出し、ブログで発信してきた。本書では、ブログから選りすぐりのノウハウを「今日」「1週間」「1か月」「1年」「3年」「一生」と習得期間の長短に応じて分類し、それぞれのステップでやるべきことをわかりやすく記している。本書を読みながら、あなたがやってみたいことを、それぞれのステップについて書き出してみるのも良いかもしれない。

「仕事ができるやつ」になるには、まずは始めてみることが大切だ。失敗を恐れない。やれることをこつこつと続ける。シンプルなことだが、それらは確実に、「最短」であなたを変えてくれるだろう。

下良 果林

著者

安達 裕哉(あだち・ゆうや)
経営・人事・ITコンサルタント。
ティネクト株式会社代表取締役。
1975年東京都生まれ。筑波大学環境科学研究科修了。
世界4大会計事務所の1つである、Deloitteに入社し、12年間経営コンサルティングに従事。在職中、社内ベンチャーであるトーマツイノベーション株式会社の立ち上げに参画。東京支社長、大阪支社長を歴任。1000社以上の大企業、中小企業にIT・人事のアドバイザリーサービスを提供し、8000人以上のビジネスパーソンに会う。また、セミナーは、のべ500回以上行なう。その後、起業。自身の運営するブログBooks&Appsは読者数100万人、月間PV数150万にのぼる。世界最大級のインターネット新聞「ハフィントン・ポスト」のブロガーでもある。
【知と知をつなぐブログ Books&Apps】
http://blog.tinect.jp/

本書の要点

  • 要点
    1
    「やってみたい」と「やってみた」の差は大きい。「やってみた」なら、経験によって得られたことをデータ化でき、失敗しても、やり方を変えればいいということがわかる。
  • 要点
    2
    ビジネスシーンにおけるコミュニケーションは、上下関係があり、受け手に合わせる意識が必要とされ、さらに要求をともなうものだ。相手が聞く姿勢になっていないと、正しい意見すら伝わらない。
  • 要点
    3
    上司が部下に対してできることは、「助力の申し出」と、優先順位や到達点を伝えるという「要求基準の設定」だ。部下が行き詰っていたら、急かすのではなく、質問やヒントで頭の中を整理してやろう。

要約

今日からできること――決意する

人生を変えようと思ったとき変化は始まっている

今日からできることはそれほどないが、「やろうと決めること」はできる。

人生を変えたいと思ったら、「早起きする」「こころを込めてメールを書く」など小さな変化を続けてみることだ。それは自信につながり、やがて実績を生む。続けられなかったら別の目標を立てる。習慣化できれば次の目標を立てる。

「やってみたい」ことがあるなら、そのために「やってみた」を積み重ねていくことが大切である。「やってみた」らそれをもとにデータがとれる。失敗したら、やり方を変えてみれば良い。

インプットとアウトプットの順番を変えてみる
©iStock/ Vergeles_Andrey

1年でTOEICのスコアを400点台から800点台までアップさせた、あるビジネスパーソンは、とりあえずテストを受けてみて設問傾向や雰囲気を知り、難しかった部分を学習したという。インプットを十分にしてからアウトプットをする人は多いが、仕事ができる人はアウトプットから始める。アウトプットして足りないところをインプットする、というのがスピーディーで効率の良い進め方だ。

仕事ができない人は、インプットの不十分さを言い訳にしがちだが、それでは何も進まない。とりあえずやってみる、から始めよう。

限りある人生を有意義にするための「選択」と「決断」

なにかを成し遂げたいと思うなら、人生が有限であることを知らねばならない。「ほんとうにやりたいことを達成するには、自分に必要のないものは捨て去る勇気をもつことだ。

故スティーブ・ジョブズは「もし今日が人生最後の日だとして、今日やろうとしていることは、本当に私がやりたいことだろうか? それにノーと言う日が続くと、そろそろ何かを変える必要がある」と言った。

どの仕事で一流を目指すかを選択し、遅くならないうちに決断せねばならない。

1週間程度でできること――小さな変化を起こす

「できるやつ」の仕事の進め方
©iStock/imtmphoto

どうすれば「仕事ができるやつ」になれるのか。論理的思考力や、英語の勉強がいるのか。そう尋ねてくる若手に、著者は、仕事をするときには、「一番最初に案を出せるようになるように頑張る」ことと伝えているという。

コンサルタントとして訪れたある会社では、「集客」について会議が行われていたが、しばらく沈黙が長く続いた。それを破り、一人の若手が用意してきた意見を述べた。稚拙な意見だと批判が集中したが、部門長は彼の意見を尊重した。なぜなのか著者が聞くと、批判をするのは簡単だが、最初に案を出すには勇気も勉強も必要なのだから、最初に案を出す人が一番偉いのだと語ったという。

その後さまざまな会社を観察して、やはり、「まず案を出す」ことが重要であると著者は確信を深めたという。

相手が話したくなる状況をつくり、相手の立場で話す

会話は人間関係を構築し、円滑にするために必要なものだが、会話が苦手という人も多い。

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「仕事ができるやつ」になる最短の道
未 読
「仕事ができるやつ」になる最短の道
ジャンル
スキルアップ・キャリア 生産性・時間管理 リーダーシップ・マネジメント 人事
著者
安達裕哉
出版社
日本実業出版社
定価
1,512円
出版日
2015年07月30日
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