本の「使い方」

1万冊を血肉にした方法
未読
日本語
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本の「使い方」
出版社
KADOKAWA
定価
880円(税込)
出版日
2014年09月10日
評点
総合
4.2
明瞭性
4.5
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

私たちは、いままでそれなりの教育を受けてきているが、教育だけではそれなりの人生しか送ることができない。より良い人生、より良い仕事、より良い生活を送るためには「教養」が必要である。この本の著者は、教養を身に付ける術は「人」から学ぶ、「本」から学ぶ、「旅」から学ぶ、の3つ以外にないと考えている。これらの中で、一番効果的に教養を得られるツールは、本だ。

最初は興味がある本から読んでみたらいい。どんなことでも突き詰めていけば、歴史や経済などを知る手がかりになり、さまざまな分野の教養へと幅を広げることができる。ビジネス書にも良書はあるが、大成功者の本を読み、同じように行動してもビジネスがうまくいくとは限らない。そのため、特に古典を読むことがお薦めなのだそうだ。時代を超えても読まれているものは無条件に正しいし、人間の基本的・普遍的な喜怒哀楽が学べ、ケーススタディとして勉強でき、自分の頭で考える力を鍛錬できるからである。人間の進化は脳が進化したのではなく、「技術」が進化しただけで、今も昔もそう変わっていない。人間の生き方や社会のあり方について、人生の半分は本から学べるのだ。優れた本は、実体験に勝るとも劣らない影響を全ての人に与えてくれる。

今から始めても全く遅くない。もしいま本に興味がわいたら、ぜひ本を手に取ってみよう。興味のある本、好きな本をただ一生懸命に読めばいい。すでに本が好きな人でも、本の新しい楽しみ方をこの本から学べるだろう。

ライター画像
山下あすみ

著者

出口 治明
1948年、三重県生まれ。ライフネット生命保険株式会社・代表取締役会長兼CEO。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。2006年にネットライフ企画株式会社設立(のちのライフネット生命保険株式会社)、代表取締役社長に就任。ライフネット生命保険を2008年5月に開業し、2012年3月15日に東証マザーズ上場。2013年6月より現職。

本書の要点

  • 要点
    1
    より良い人生、より良い仕事、より良い生活を送るためには教養が必要である。教養は「人」、「本」、「旅」から学べるが、本が一番効果的なツールである。
  • 要点
    2
    本の中でも古典はとても勉強になる。古典で描かれたストーリーは普遍的で、人間の喜怒哀楽は当時も今も変わらない。読み込むと思考力を鍛えられ、人間社会の有り様も学べる。
  • 要点
    3
    本は人との対話と同じである。一字一句、納得できるまで丁寧に読み、内容を咀嚼し、腹に落とし、消化していくことで身に付いていく。インプットだけでなくアウトプットすることで、頭の中に本の内容を留めることができる。

要約

【必読ポイント!】 本を読む理由

教養を身に付けるための3つの術
©iStock/Ozimician

私たちは教育を受けてきている。しかし、教育だけではそれなりの人生しか送ることができず、より良い人生、より良い仕事、より良い生活を送るためには教養が必要である。インプットを増やしストックしてある知識や情報の量が多くなるほど、アウトプットの幅が広がり発想力が豊かになり、思考や直感など脳の活動の精度は高くなる。

著者は、教養を身に付ける術は「人」から学ぶ、「本」から学ぶ、「旅」から学ぶ、の3つ以外にないと考えている。加えて、世界を正しく理解するために、「タテヨコ思考」で物事を捉えるようにしている。タテ思考(時間軸)は人類のまたは会社の歴史と照らし合わせて考えること、ヨコ思考(空間軸)は世界の人々や他社の状況を照らし合せて考えることである。人、本、旅から得た教養をタテヨコに展開していけば、ほぼ全ての事柄において現在の自分のポジションを理解することができ、個人の主観に影響されることなく、正しい答えになることが多い。

一番効果的に教養を得られるツールは、本である

著者が考える本の優位性として、①何百年も読み継がれた本(古典)は当たりはずれが少ない、②コストと時間がかからない、③場所を選ばずどこでも情報が入る、④時間軸と空間軸が圧倒的に広くて深い、⑤実体験にも勝るイメージが得られる、の5つを挙げている。人に会って話を聞くには時間とお金がかかるし、宇宙に飛び出すことはなかなかできない。旅や人に会うことは、五感すべてを使って味わうことができる一方で、つまらない場所へ行ったりつまらない人と会ったりする可能性もある。それならば、優れた本を読んだ方が影響力は高いだろう。

音楽が好きなら、音楽を突き詰めればよい。どんなことでも探究していけば、歴史や経済などを知る手がかりになり、さまざまな分野の教養へと幅を広げることができる。

本、新聞、インターネットの違い

新聞は、速報性に限界があるが文脈が理解できる。複数の新聞を読み比べると異なる意見を発見でき、それがとても良い学びになる。インターネットは速報性に加えて検索性に優れたツールだが、正確性の乏しい情報もあり、信頼がおけるソースかどうかを見極める賢さが必要になる。本は、インターネットに比べ、物事や出来事の全体像を知ることができる。教養は全体的な知識を身に付けた方がいいと著者は考えており、それには本がもっとも適しているのだという。

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