未来を創るスゴいベンチャー101

モーニングピッチ公式ガイド
未読
未来を創るスゴいベンチャー101
未来を創るスゴいベンチャー101
モーニングピッチ公式ガイド
未読
未来を創るスゴいベンチャー101
出版社
日経BP
出版日
2015年12月15日
評点
総合
4.2
明瞭性
4.5
革新性
4.0
応用性
4.0
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おすすめポイント

大企業とベンチャー企業のマッチングを目的としたビジネスイベントとして注目を集めているモーニングピッチ。本書では、これまでに登壇した600以上の有望なベンチャー企業の中から、選りすぐりの101社が紹介されている。モーニングピッチの開始は朝7時。そこではベンチャー企業がピッチ(短いスピーチ)を行い、聴衆である大企業やベンチャーキャピタルとの交流が促される仕組みとなっている。

本書は、そんなモーニングピッチが生み出すビジネスチャンスを解説した一冊だ。最先端ゆえに変化の激しいベンチャー企業の動向について、ここまでコンパクトに網羅している書籍もなかなかないだろう。本書のタイトルに偽りはない。まさに「未来を創るスゴいベンチャー」のカタログであると言える。紹介されている企業の業種は多岐に渡り、ベンチャーという性質上、IT関連の事業が多いものの、エネルギーや医療、アパレル、農業なども含まれている。それぞれの領域で今、何が問題視されており、どのような解決策をベンチャー企業が提示しようとしているのか? 本書を一読すれば、興味を惹かれる企業を確実に見つけることができるだろう。

「夢」に人生を賭けて社会を変えようとする起業家が、豊富な経営資源を持つ大企業やベンチャーキャピタルと合流する時、そこに日本を変える熱気と勢いが生まれるはずだ。起業を考えている人にとっても、そうでない人にとっても、日本のビジネスの動向を見据える上でぜひ読んでおきたい一冊である。

著者

日経トップリーダー
企業経営の実践的なケーススタディーを忠臣とするビジネス誌(月刊)。1984年創刊の「日経ベンチャー」が生まれ変わって2009年に誕生。毎号の特集では現代の名経営者の発想、高収益企業の独自ノウハウなどを徹底取材し、分りやすく解説する。日経BP社発行。

本書の要点

  • 要点
    1
    モーニングピッチの目的は大企業とベンチャー企業の適切なマッチングであり、そこからイノベーションの誕生に繋げることである。
  • 要点
    2
    大企業側は自社に欠けている部分を分析し、そこを補ってくれるベンチャー企業と提携すべきである。トップの姿勢を知り、その企業の成長段階に合わせたつきあい方をすることが大切だ。
  • 要点
    3
    ベンチャー企業側は自分たちの事業の新規性を伝え、提携するとどのような未来図が描けるのかを提示することが重要だ。大企業側の文化を理解し、win-winの関係をめざすべきである。

要約

大企業とベンチャー企業のマッチングをめざして

モーニングピッチはベンチャー企業の「登竜門」
Rawpixel Ltd/iStock/Thinkstock

モーニングピッチとは、毎週木曜日の朝に新宿で行われている、大企業とベンチャー企業のマッチングを目的としたビジネスイベントである。2013年に始まり、現在はトーマツ ベンチャーサポートと、野村証券 の共催となっている。

毎回テーマが設定され、4~6人のベンチャー企業経営者がプレゼンターとなり、4分間のピッチを行う。観客は主に大企業の新規事業の担当者や、そのテーマに関連した担当者であり、質疑応答の時間やその後の名刺交換まで含め、およそ2時間で解散という流れだ。

このような場が生まれた背景には、ベンチャー企業と大企業の間にあまりにも接点がないという問題意識があった。ベンチャー企業は身軽に新しい事業に取り組むことができるが、それを実現させるための基盤が安定していないことが多い。逆に、大企業は自前主義で内部からイノベーションを起こすことに限界を感じている。双方の事業提携を生み出すプラットフォームを創り出し、イノベーションの誕生に繋げたいという思いから、モーニングピッチが誕生した。

モーニングピッチの開始時刻が朝の7時に設定されている理由は2つある。1つ目は、大企業の社員が就業時間前であれば参加しやすいからだ。2つ目は、早朝に開催されるイベントに足を運ぶ企業というのは、それだけ有望なベンチャー企業の発掘に熱心だからである。また、登壇するプレゼンターも、運営側が3~6ヶ月かけて厳選しており、イベントの質の高さを担保する仕組みになっている。

これまで、600社以上の有望なベンチャー企業の経営者が登壇しており、大企業やベンチャーキャピタリストたちとのマッチングが行われてきた。現在、モーニングピッチはベンチャー起業家たちの「登竜門」として位置づけられており、年に一度、その年で最も有望なベンチャー企業を決めるコンテストも行われている。

大企業の弱みをベンチャー企業が補う
anyaberkut/iStock/Thinkstock

では、大企業とベンチャー企業という、2つの文化が交わる場面において、それぞれの企業はどのようなことに気をつけなければならないだろうか。

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要約公開日 2016.05.16
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