新編 教えるということ

未 読
新編 教えるということ
ジャンル
著者
大村はま
出版社
定価
864円
出版日
1996年06月01日
評点(5点満点)
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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レビュー

多くの学校で問題視されている学級崩壊や学力低下。学校とは本来教える場だが、その教えることがうまく機能していないと指摘されて久しい。だがそもそも「教える」とはどういうことなのだろうか? その問いを深めていくのが本書だ。

著者の大村はま氏は、国語科教育の第一人者である。1928年に東京女子大学を卒業した後、長野県で唯一の女性の国語科教師として10年を過ごした。第二次世界大戦後は新しく発足した中学校へ転じて、73歳まで公立中学校の現職教諭に。多くの教師が「忙しいから研究するひまがない」というなか、作文の研究を徹底的にやり抜いた。

本書を通して読者は、職業人としてストイックであることがいかに重要なのか、心から理解できるようになるだろう。たとえば子どもをかわいがるのは、教師として当たり前のことだと大村氏は語る。重要なのは、いかに一人でも生き抜ける人間に鍛えあげることだ。

言うまでもなく、教職に携わる者にとっては必読の書である。国語教育にとどまらず、教師としての心持ちや技術、子供の心を惹きつける授業の作り方を学べるからである。大村氏のもつ美学には、どのような職種の人であっても心を打たれるに違いない。子どものいる親や部下のいるビジネスパーソンなど、教育に携わるすべての人にお読みいただきたい一冊である。

岡 和明

著者

大村 はま(おおむら はま)
1906年、横浜生まれ。1928年、東京女子大学卒業後、国語科教師として長野県の諏訪高等女学校に赴任。1947年、新制中学の教師に転出し、以来、単元学習など数多くのユニークで実践的な指導を重ねる。優劣の意識を超えたところで生徒を授業に熱中させる、新鮮で画期的な「大村国語教室」は子供たちを育てるばかりではなく、教師・研究者・親にも貴重な刺激を与えてきた。著書に『大村はま国語教室』(全15巻・別巻1)をはじめ、『日本の教師に伝えたいこと』など多数。2005年没。

本書の要点

  • 要点
    1
    教師たるもの、子どもたちに「読んできましたか」と確認する「検査官」や、黙って書かせる「批評家」になってはいけない。
  • 要点
    2
    教師の役割は、温かくもきびしい目をもち、子どもを一人でも生き...
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新編 教えるということ
未 読
新編 教えるということ
ジャンル
リーダーシップ・マネジメント リベラルアーツ
著者
大村はま
出版社
筑摩書房 出版社ページへ
定価
864円
出版日
1996年06月01日
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