ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)

GAFA時代の人生戦略
未読
ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)
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GAFA時代の人生戦略
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ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)
出版社
東洋経済新報社

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定価
1,760円(税込)
出版日
2019年11月07日
評点
総合
3.5
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

『the four GAFA四騎士が創り変えた世界』(東洋経済新報社)というベストセラーの書名とともに、本書の著者の名前を記憶している方も少なくないだろう。著者は、アメリカで9つの会社を起業した連続起業家であり、ニューヨーク大学教授として教壇に立つ。教えているのはブランド戦略だが、最後の3時間で、決まって、「アルジェブラ・オブ・ハピネス(幸福の計算式)」として、成功や愛、そして人生について教えているという。それを一冊にまとめたのが本書である。

著者は輝かしいキャリアを持つ。しかし、起業家として絶頂もどん底も味わい、軽いうつ病に悩まされたこともあるという。自身をコントロールするために「成功」だけでなく「幸福」を手にする知識を追い求め、それをまとめたのが前述の講義であり、本書である。

本書は、幸福/成功/愛/健康という4つのパートに分かれている。幅広いテーマに目を向け、どうすれば幸福な人生を生きられるのかということが、著者の体験をまじえて語られる。幸福を得るためには、キャリアで成功を収めるだけでは十分でない。パートナー、子供、趣味、両親、友人、健康など幅広いテーマに目を向ける必要があるというわけだ。一度とことん仕事をした者ならではの仕事論には説得力があり、家族を想う気持ちは読み手の心を打つ。

人生で最も荒波が押し寄せてくる20代から40代の方にぜひ読んでいただきたい一冊である。大変な時期だからこそ、必要になるのが人生戦略である。本書を羅針盤として、さらなる幸福をつかんでいただきたい。

ライター画像
木下隆志

著者

スコット・ギャロウェイ(Scott Galloway)
ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。MBAコースでブランド戦略とデジタルマーケティングを教える。連続起業家(シリアル・アントレプレナー)としてL2、Red Envelope、Prophetなど9つの会社を起業。ニューヨーク・タイムズ、ゲートウェイ・コンピュータなどの役員も歴任。2012年、クレイトン・クリステンセン(『イノベーションのジレンマ』著者)、リンダ・グラットン(『ライフ・シフト』著者)らとともに「世界最高のビジネススクール教授50人」に選出。
著書『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(渡会圭子訳、東洋経済新報社)は15万部のベストセラーになったほか、「ビジネス書大賞2019 読者賞」「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019 総合第1位」の2冠を達成した。

本書の要点

  • 要点
    1
    大人になって不幸や不運が襲ってきても、それは人生の一部だと認識して前に歩み続けること。その先には幸せが待っている。
  • 要点
    2
    人生において最も大切なことは、人生を共にするパートナーの選択である。よきパートナーとは自分の欠点を補い、人生を輝かせてくれる相手だ。
  • 要点
    3
    成功するために大事なのは、ハングリー精神だ。著者の場合は、大きな不安や恐怖が本能と結びついてハングリー精神が生まれた。
  • 要点
    4
    人としてなすべき仕事とは無条件に誰かを愛することだ。無条件に愛することは究極の幸福でもある。

要約

【必読ポイント!】幸福の講義

若いうちは働け
Michael Blann/gettyimages

幸福度は年齢で変わる。10代は夢のような日々が続くが、20代半ばから40代半ばまでは、残酷な現実を生きなければならない。自分の限界も見えてしまうし、愛する人の病気や死に直面することもある。しかし、50代になると、自分に似た子どもという美しい存在、他人に評価してもらえる労力や知性を提供して家族を養う能力など、人生のありとあらゆるところに存在する素晴らしさに気付く。

だから、大人になって不幸やストレスを感じたりしても、それは人生の一部だと認識して前に歩み続けることが大切だ。その先には幸せが待っている。

若い頃からバランスを最優先することは好ましくない。なぜなら、キャリアをいかに速くかけのぼれるかは、大学卒業後の5年間にいかに努力して突き進むかにかかっているからだ。この世界では、大きなものではなく、すばやいものが勝つのである。

著者は現在、仕事と私生活のバランスの取れた日々を送っている。しかし、それは20代から30代にかけて、バランスを欠いた生活をしていた賜物なのである。

「誰をパートナーにするか」は何より重要な決断

人生において最も大切な決断は、どこで働くのかではなく、人生を共にするパートナーを誰にするかである。よきパートナーとは、性的魅力を感じる相手というだけではなく、チームメイトとして自分の欠点を補い、人生を輝かせてくれる相手なのである。著者が周囲を見渡してみても、苦労も成功も分かち合える本物のパートナーがいる人は、明らかに幸せだという。

最高のパートナーシップとは、肉体的にも、さまざまな価値観の面でも、互いに求めることが一致していることで可能になる。とくに、価値観のなかでも、金銭についての考え方が同じであることが大切である。

お金で買える幸せはさっさと買い、他に目を向ける

所得水準と幸福度とは比例関係にあるが、所得水準が一定水準に達すると、幸福度は横ばいになる。著者が人生において失敗してしまったことは、人生のほとんどの時間を、所得水準を上げることに費やし、立ち止まって他に幸せになる方法を考えなかったことである。

もちろん、経済的な安定を手に入れることは大切だ。しかし、喜びと満足を与えてくれるものを把握して、それらに時間やお金を使うことも重要なのである。料理、ギター、マウンテンバイクなど、仕事以外のことに関心や興味を持つことは、あなたの人格に味わいを与える。時間を忘れ、何かに没頭してすることで得られる幸せもあるのだ。

人間関係に投資せよ
ViewApart/gettyimages

この世で最も強い力は複利だ。そして、こつこつ貯蓄をしていると複利で増えることは、多くの人が知っている。しかし、多くの人は、小さな投資が人生の他のことにも同様の効果を発揮することを見過ごしている。それは人間関係である。毎日たくさんの写真を撮る、些細なことでも友達にメールを送る、昔の友達とまめに連絡を取る、愛する人にその気持ちを伝えるなど、1日ほんの数分でできることをやるのだ。それは初期の見返りはわずかだが、やがて大きなものに成長していく。

成功の講義

常にハングリーであれ

著者は成功とその基本的要因について、ずっと考えてきた。成功を収める上で、才能はもちろん大事である。しかし、才能だけでは、

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要約公開日 2020.01.29
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