面白い! を生み出す妄想術
だから僕は、ググらない。

未 読
だから僕は、ググらない。
ジャンル
著者
浅生鴨
出版社
定価
1,400円 (税抜)
出版日
2020年01月31日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.0
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面白い! を生み出す妄想術
だから僕は、ググらない。
著者
浅生鴨
未 読
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出版社
定価
1,400円 (税抜)
出版日
2020年01月31日
評点
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
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レビュー

日常的にインターネットで検索するようになり、「ググる」という言葉が一般化したのは、いつからだろう。私たちは何かにつけて、すぐググってしまう。気になることがあるとき、レポートを書くとき、晩御飯の献立を考えるとき。頭で考えるよりも先にググることすら、既に誰もが経験済みだろう。

本書は、そんなググり依存の私たちに警鐘を鳴らす……ではなくて、「ググる前に、自分の頭で考えた方が面白いアイデアが浮かぶよ」と、ユルくやさしく提案してくれる一冊である。何かを考えるとき、まずはあれこれ妄想をして、アイデアの種を探る。ググるのはその後だ。

そもそも「アイデア」とは、まだ存在しない、これから生まれるものだ。一方、検索で得られる情報は、すでにあるもの、過去のもの。問題解決のための新しい方法は、新しく、正解のないものである。これらは検索で見つかるはずはない。自分で作るしかないのだ。

「そうはいっても、すぐググっちゃうんだよね」という人が大半であろう。そこで本書の本領発揮である。誰でもすぐにできるアイデアの種の見つけ方、妄想の方法が山のように登場する。

まずは紙とペンを用意しよう。5分もあれば、検索では見つからない、自分らしいアイデアの種が目の前にあらわれていることだろう。

はじめは慣れないかもしれない。しかし、こうした練習を日々重ねていくことで、気がつけば自分の頭が「アイデアの宝庫」になっていること請け合いだ。

矢羽野晶子

著者

浅生鴨(あそう かも)
作家・広告制作企画者
1971年神戸市生まれ。IT、イベント、広告、デザイン、放送など様々な業種を経て、NHKで番組を制作。NHK在籍時に、同放送局の広報局Twitterを「NHK_PR1号」として担当。そのつぶやきの内容が「公式アカウントなのに、ユルすぎる! 」と話題になる。2014年7月末にNHKを退職。小説、エッセイなどの執筆活動をおこなう。
著書に『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』『アグニオン』(新潮社)、『猫たちの色メガネ』(KADOKAWA)、『伴走者』(講談社)、『どこでもない場所』(左右社)がある。

本書の要点

  • 要点
    1
    アイデアとはアウトプットである。どんなに素晴らしいアイデアでも、頭の中から出ない限りアイデアとは呼べない。
  • 要点
    2
    妄想を無限に広げていくコツは、誰かに褒められようとせず、自分が楽しければいいと開き直ることだ。周りの目を気にせず、自分が好きなもの、面白いと思うものを追求しよう。
  • 要点
    3
    思いついたことは、まずは書いてみよう。デタラメでもラフでも、とにかく文字や形にしてみる。そこがアイデアの出発点である。

要約

【必読ポイント!】妄想のルール

アイデアはアウトプット
solidcolours/gettyimages

アイデアとは何か。発想、着想、企画、思いつき、ひらめき、工夫、オリジナル、発見、創造、想像……。どれも正しいが、著者は、仕事としてのアイデアとは「単なる思いつきやひらめきではなく、目の前にある課題を具体的に解決する道筋」であると考えている。数学の図形問題で、たった一本の補助線を引いた途端、急に解き方が見えることがあるだろう。著者にとってアイデアとは、そんなイメージであるという。

課題を解決するためには、アイデアも具体的でなければならない。どれだけいいことを考えていても、外に出てきていなければ、それはアイデアと呼べない。アイデアとは具体、つまりアウトプットなのである。

自分では上手くイメージできているつもりでも、それはたいていの場合、モヤモヤとした感覚的なものにすぎない。それを具体化しようとすると、何かが足りないことに気づくだろう。

だからまずは、言葉や絵にしてみよう。誰もが見られる具体的な形にしてはじめて、その感覚はアイデアの種になる。

デタラメでもラフでもいい。まず、書いてみる。何も思いつかないなら、「何も思いつかない」と書いたり、なぜ思いつかないのかを書いてみたり、「思いつかないぞ」と声に出したりしてもいい。一本の線を引くだけでも、図形や記号を描くだけでもいい。そうしてしばらく発散させていると、ようやく自分の書きたかったことに気づくだろう。

妄想を栽培する

何かの課題があるときは、とにかくたくさん考えることだ。それも、単純に考え続けるのではなく、できる限りいろいろな方向に妄想を広げるようにする。妄想の行く末は気にせず、ただひたすら考えてみる。不必要なこと、無関係なことを延々と考えるのは効率的でないように思うかもしれないが、決して無駄なことではない。

ものを考えることは、植物の栽培に似ている。アイデアの種をまき、水をやり、出た芽の中から有望なものを育てて形にする。

花が咲くかはわからない。しかし種をまかないことには始まらないし、まいても芽がでるとは限らない。だから、アイデアの種はできるだけ多く集めておく。妄想とはこの、種を集める作業に他ならない。

著者は、課題を与えられてから種探しを始めるのではなく、すでに頭のどこかにある種を呼び出すことが多いという。日ごろからおかしな妄想をして、アイデアの種を少しずつ頭の引き出しにしまっておく。そして発注されたときに、引き出しの中から取り出すのだ。日ごろから妄想する癖をつけておくと、いざというときに役に立つ。

褒められようとしない
fizkes/gettyimages

妄想は「ごっこ遊び」の感覚に近い。目の前にないものを想像して、その世界に浸ること。幼い頃は誰もがやっていたことだろう。

妄想を無限に広げていくコツは、誰かに褒められようとせず、自分が楽しければいいと開き直ることだ。お人形遊びに熱中する子供やヒーローになりきっている子供のように、周りの目を気にせず夢中になること。他人の評価を求めてはいけない。「人に褒められたい」「みんなからすごいと思われたい」などと考えながらの妄想には、夢中になれない。「こんなこと言っちゃダメなんだろうな」「こういう話をしたら笑われるだろうな」という考えも捨てよう。

そもそも人はあまり褒めてくれないものだ。

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