明日の自分が確実に変わる

10分読書

未読
日本語
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10分読書
出版社
定価
1,210円(税込)
出版日
2020年04月29日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

本を読みたいけど読む時間がない、読んでもすぐに役に立つわけではない――そう感じているビジネスパーソンは少なくないだろう。本書は、読書が自分の人生を変えてくれたと感じている著者が、読者にも同じ体験をしてもらうことを願って書かれた、「10分読書」のすすめだ。

著者である吉田裕子氏は、地方の学校出身であったが、本を読むうちに東京に憧れ、本で培った能力をもってして独学で東京大学に現役合格した人物だ。しかも彼女は受験のみならず、その後の人生でも本に助けられてきたのだという。就職活動前には起業も視野に入れてビジネス書を読みあさり、学習塾に就職した後は教えることを究めたいとテキストや専門書を読み解きながら通信制大学で教員免許をとった。さらに現在では、執筆活動にも携わっている。そうした経験を通して著者が伝えたいことはひとつ。「本を読むと、可能性を広げることができる」ということだ。

そうはいっても時間がない、何を読めばいいかわからないという方のために、著者は「10分読書」と題して、自由時間のうち10分間を読書にあててみようと提案している。たった10分と思うかもしれないが、積み重なれば大きな差を生むものだ。10分を継続していくうちに、もっと深く読書ができるようになるかもしれない。それは必ずやあなたの糧になり、未来を変える力を持つこともあるだろう。そんな可能性を感じさせてくれる本書を読みながら、読書計画を立ててみてはいかがだろうか。

ライター画像
池田友美

著者

吉田裕子(よしだ ゆうこ)
国語講師。地方の公立高校から塾・予備校を使わずに東京大学文科三類に現役合格。教養学部超域文化科学科を学科首席で卒業。働きながら、慶應義塾大学文学部を卒業、放送大学大学院を修了。通信制大学の学業と、仕事とを両立する中で編み出した勉強法・思考法などを発信している。大学受験Gnobleで教えつつ、カルチャースクールでの大人向け古典講座、言葉遣いや文章術の企業研修も担当する。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』(かんき出版)『人生が変わる読書術』(枻出版社)『大人に必要な「読解力」がきちんと身につく 読みトレ』(大和書房)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    読書は時間・お金のどちらの面から見ても極めてコストパフォーマンスの良い自己投資だ。その恩恵を受けるため、まずは1日10分の読書を取り入れてみよう。
  • 要点
    2
    読書を通して、「語彙力」「客観力」「想像力」が鍛えられる。すぐには効果を実感できずとも、じわじわと必ず効いてくるものだ。
  • 要点
    3
    エモーショナルとロジカルを横軸に、フローとストックを縦軸にマトリックスを描くと、読書を4種類に分類することができる。このマトリックスを活用して選書をし、さらなる読書の質向上を目指そう。

要約

読書のメリット

コストパフォーマンスがいい
Milatas/gettyimages

読書とは、その大切さをわかってはいても、慣れていない人にとってはハードルが高いものだろう。大学受験塾で中高生の国語を教えている著者は、「読書」と耳にしただけで敬遠モードを漂わせる生徒たちがいることを身をもって知っている。

だが、高校生にも大人にも、ぜひ本を読んでほしい。なぜなら、読書は自己投資の中でもコストパフォーマンスが抜群にいいからだ。お金、時間、どちらにも効果がある。読書は、勉強や仕事の基盤となる力を伸ばしてくれるため、読書することでかえって時間を捻出することができるのだ。

実際、著者が公立高校から塾や予備校を利用せずに東京大学に現役合格できたことには、読書の力が大きかった。国語の学力が向上したことだけではない。読解力を高めることによって全教科の問題文の理解力が上がったからこそ、参考書を用いて独学することができた。さらに、分厚い本を読み切る経験は、「粘り強さ」「自信」「やり抜く力」を育ててくれたし、本が好きだからこそ、教科書を読み物として楽しめたとも振り返っている。

人を変える力がある

小学校高学年の頃、著者は一冊の本に出会った。『少女パレアナ』(エレナ・ポーター)だ。みなしごになったパレアナは、叔母さんの家に引き取られることになる。叔母さんに厳しく当たられ、辛い思いをするパレアナは、亡くなったお父さんとの約束に勇気づけられていた。それは、「喜びの遊び」というゲームをすることだ。いつでもどんなときでも、喜びを見出そうとするゲームである。やがてこのゲームは町中に広がって、叔母さんも含めた街全体を明るく変えていく――というストーリーだ。

著者はこの本に感動し、何度も読み返した。パレアナのように、辛いことがあっても常に喜びを見出し、ポジティブに乗り切る癖をつけていった。それは大人になってからも変わらない。新しい環境に飛び込むときなど、「喜びの遊び」を思い出して、前に進む力としているという。

一冊の本には、人を変える力がある。そう実感した著者は、誰もがそうした本に出会えることを願って、まずは自由時間のうち「10分」だけ読書に充ててみることを勧める。好きな場所、好きなタイミングで、一日のうちのほんの10分間だけ読書する。それだけでも、あなたの未来は着実に変わっていくのだ。

【必読ポイント!】 読書とはどんなものか

世界を広げるもの
MesquitaFMS/gettyimages

読書は他の趣味とは異なり、大人のたしなみであるかのように思われている。しかし、読書をしていないことを恥ずかしいと思う必要はまったくない。

私たちは普段から、意識しないうちに文章を読んでいる。学生時代は国語の授業を受けていたし、他の教科の教科書も読んできただろう。大人になってからは、日常的にメールをやり取りしたり、ニュースサイトに目を通したりしている。テキストを読んで資格の勉強をしたことがあったり、レシピ本を買って料理を作ったりしている人もいるだろう。

「そんなのは読書とは言えない!」と思う人もいるかもしれない。

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