弱くても最速で成長できる

ズボラPDCA

未読
ズボラPDCA
弱くても最速で成長できる
ズボラPDCA
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ズボラPDCA
出版社
定価
1,540円(税込)
出版日
2020年03月22日
評点
総合
3.7
明瞭性
3.5
革新性
3.5
応用性
4.0
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おすすめポイント

起業してビジネスが軌道に乗っている人、セミナーを開くと多くのお客さんが集まる人、SNSやネットで存在感のある人……成功している人物というのは、毎日コツコツ、寝る間も惜しんで努力してきた、強靱な精神力の持ち主だ――あなたは、そんなふうに思い込んでいないだろうか。少なくとも自分のようなグータラの面倒くさがりではないだろうと。

著者は、ゼロから4年で美容室を100店舗展開してきた成功者だ。セミナーには多くのお客さんが参加するし、オンラインサロンには数千人の会員がいる。そんな著者だが、以前は家でゲームをするのが大好きで、予定がなければずっと寝ているような人物だったという。成功してからも性格は変わらず、スタッフに呼ばれるだけで「えっ、何かあったの!?」と思ってしまうほどの小心者だそうだ。

そんな著者が実践しているのが、ビビリ、グータラ、飽き性などの、一見何かを成し遂げるには向いてなさそうな人々でも回せるPDCA、「ズボラPDCA」だ。このメソッドは、ズボラでも行動し、成果を出せるよう、非常に細かく設計されている。ズボラの性分を知り尽くした著者だからこそ作り上げられたものだと言えるだろう。

そんなメソッドが紹介されている本書は、ズボラな人はもちろん、今まで違う方法で挫折したことがある人やスタート前で悩んでいる人にももってこいの一冊ではないかと思う。

著者

北原孝彦(きたはら たかひこ)
Dears(ディアーズ)グループ代表。
「Dears」を地元長野にて2015年に開業、翌年には2店舗目を展開。立ち上げる美容室は「店長をつくらない」「フレックス制」「仕事が終わったスタッフから帰宅」「週休3日制」など独自の考えを元にリピート率90%以上、低離職率、入社希望のスタッフが順番待ちになる状態をつくる。ゼロから4年で美容室を100店舗展開してきた。
本書の【ズボラPDCA】のメソッドを使い、美容室以外にも、オンラインサロンを5カ月で3000人超にするなど、事業やコミュニティを爆速成長させてきた。SNSをはじめ、さまざまな場所で、多くの起業家に支持されている。

本書の要点

  • 要点
    1
    ズボラPDCAのPLAN(計画)の段階では、時間をかけて、徹底的に「設計」することが重要だ。「ビジネスモデル設計」「情報設計」「行動設計」の3つの要素を検討する。
  • 要点
    2
    DO(実行)では、「やりきる」ことを意識する。一つひとつの行動は小さくてもいいので、1年間でやりきろう。
  • 要点
    3
    CHECK(検証)では、行動の「再現性」を高める。再現性は、次なる成功のカギとなる。
  • 要点
    4
    ACTION(改善)では、検証をもとに、効率化を意識する。1つのアクションでさまざまなリターンを狙う、1石6鳥を目指そう。

要約

弱い人のためのPDCA

なぜPDCAは回らないのか
marchmeena29/gettyimages

「PDCA」とは、PLAN(計画)/DO(実行)/CHECK(検証)/ACTION(改善)の頭文字を取ったものだ。「ビジネスのカギはPDCAをしっかり回すことだ」「PDCAはビジネスのみならずプライベートも左右する」などと言われるが、PDCAサイクルをうまく回すのは簡単なことではない。いつの間にかPDCAのことは忘れて、目先の問題解決などに追われてしまうのが現実だろう。

多くの人にとって、PDCAを回すことができない一番の原因は「面倒だから」だろう。しっかり「計画」するのは面倒だし、ガンガン「行動」するのは疲れる。「検証」するほどの時間はないし、面倒な「改善」をするくらいなら別のことをやったほうがいい。PDCAサイクルを回そうと意気込んでも、途中で飽きてしまう――そういう人も多いだろう。

そんな「3日坊主」「面倒くさがり」「ガラスの(ように弱い)メンタル」の人たちでも回せるPDCAを組み立てることが、まず第一歩となる。

小さなトライ&エラーを繰り返す

「何事も経験なのだから、当たって砕けろ」と言われることがあるが、ガラスのメンタルの人にとっては、なかなか難しい。だからこそ「失敗しない」ことを大きなテーマにして、失敗しないような計画を立てる必要がある。

その前提に立ち、PDCAの「P」では、できる限り隙(すき)や粗(あら)のない計画を作ることに注力する。「Pの失敗は、D・C・Aで挽回すればいいじゃないか」という意見もありそうだが、失敗のリスクがある計画はその時点でNGだ。これは、「ローリスク・ローリターンのビジネスしかやらない」ということではなく、「ハイリスク・ハイリターンでも、リスクを冒さないように綿密な計画を立てる」ということだ。

立てた計画を行動に移す際も、最初の一歩は「傷つかないように」「ちょっとずつ」踏み出す。少しやってみてうまくいかなければ、傷つく前に引きかえせばいい。そんな小さなトライ&エラーを繰り返して、より精巧な「失敗しないためのP」を作り上げる。

【必読ポイント!】 P:慎重に計画を立てる

「勝てること」を見つける
Melpomenem/gettyimages

失敗しないためには、好きなことややりたいことに振り回されずに、「勝てること」=結果が出やすいことから取り組むとよい。

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要約公開日 2020.06.22
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