頭を「からっぽ」にするレッスン
10分間瞑想でマインドフルに生きる

未 読
頭を「からっぽ」にするレッスン
ジャンル
著者
アンディ・プディコム 満園真木(訳)
出版社
定価
1,400円 (税抜)
出版日
2020年09月25日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.5
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頭を「からっぽ」にするレッスン
10分間瞑想でマインドフルに生きる
著者
アンディ・プディコム 満園真木(訳)
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定価
1,400円 (税抜)
出版日
2020年09月25日
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革新性
3.5
応用性
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レビュー

本書は、ビル・ゲイツが「マインドフルネスを試してみたい人には、パーフェクトな入門書だ」と激賞し、2018年のベスト本に挙げたことで世界的に注目を集めた一冊である。著者は、大学在学中に仏僧を志し、アジアをはじめさまざまな国で修行を重ねたのち、2010年より母国イギリスで臨床瞑想コンサルタントとして活動を続けている人物だ。

マインドフルネスについては、瞑想によって雑念を取り払い、思考を止めて無心の境地に至る、といったイメージを持っている人も多いかもしれない。だが、必ずしもマインドフルネス=瞑想ではないし、思考を止めることでもない。本書の定義によれば、マインドフルネスとは、気をそらさずに「今、ここ」に在ることを意味する。

この定義はいささか抽象的なものに感じられるかもしれないが、私たちは過去の記憶や未来の計画に押し流され、考えで頭はいっぱいで、いつも今という瞬間から気をそらしてはいないだろうか。そう考えると、「今、ここ」を生きるにはそれなりの訓練(レッスン)が必要だということもうなずけるだろう。

本書によると、その訓練の代表的なものが瞑想だ。そして、瞑想を通してマインドフルネスを体感できるようになれば、食事、散歩といった日常生活のなかでもそれを感じられるようになるという。さらには、喜びは喜びとして、悲しみは悲しみとして味わいながら、心の安定を失わない人生を手に入れることができる。ぜひ本書を通じて、マインドフルネスという、生きることの知恵に触れてみてほしい。

しいたに

著者

アンディ・プディコム(Andy Puddicombe)
イギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタント。元仏僧。大学在学中に僧を志し、アジアに旅立つ。世界各地の寺院や僧院で修行を積んだのち、チベットの僧院で正式な仏僧となるが、2004年にイギリスに帰国し、瞑想普及のための団体〈ヘッドスペース〉を創設。「瞑想を誰にとっても身近なものにし、なるべく多くの人に瞑想にしたしんでもらいたい」との理念をもち活動に励んでいる。

本書の要点

  • 要点
    1
    マインドフルネスで頭を「からっぽ」にすることによって、「今、ここ」を生きることができる。それは、集中による落ち着きと、自分自身の心についての深い理解をもたらしてくれる。そのためのレッスンが「10分間瞑想」である。
  • 要点
    2
    「10分間瞑想」を習慣化するには、場所を固定する、朝一番に取り組む、かならず10分で終わらせるなどといったことを心がけるとよい。

要約

【必読ポイント!】 「からっぽ」を知る

マインドフルに生きるためのテクニック

マインドフルネスとは、そこにいるということだ。つまり、ほかのことに気をとられたり、上の空で考え込んだりせず、「今この瞬間」に目の前で起こっていることをそのまま体験することをいう。あなたの心を占めている悩みやもめごと、争い、判断、議論などから自由になれた状態がマインドフルネスなのだ。

とはいえ、その状態になるのは簡単なことではない。そこで瞑想の出番である。

瞑想というと、神秘的な営みだと思っている人もいるかもしれないが、決してそうではない。瞑想は、マインドフルネスを実践するために最適なコンディションをつくりだすテクニックである。

「からっぽ」と幸福
Who_I_am/gettyimages

「マインドフルネス」とは、もともと「注意を向ける、心を配る」という意味である。何に対して注意を向けるのか。それは自分自身の「今、ここ」にある状態である。その結果として得られるのが、「からっぽ」という状態だ。

この「からっぽ」という感覚は、だれもが知っているものだ。スキーで山の斜面を滑り降りている時、自転車に乗っている時、好きな音楽を聴いている時、子どもと遊んでいる時、ただ夕日を眺めている時……そんな時、あなたの頭は「からっぽ」になっている。目の前のことだけに集中して、「今この瞬間」に没入し我を忘れている感覚だ。瞑想によってその感覚を自分のものとし、日常生活に応用しやすくすることができる。

もう少し、この「からっぽ」という状態について考えてみよう。「からっぽ」は、その時の一時的な感情がどうあれ、つねに心の底にある落ち着きや充実感、揺るぎない満足感をあらわしている。表面的な感情に左右されることなく、たとえ悲しみや怒りの中にあっても、喜び笑っている時と同じように感じられるものである。どんな思考が渦まいていても、どんな感情を抱えていても「平気でいられる」ということだ。

それは「幸福」とはどう違うのか。私たちはなぜか、幸福こそが人生のあるべき状態だと思い込んでいる。この思い込みに基づき、私たちは肉体的にも精神的にも、そして感情の上でも不幸の原因に立ち向かおうとする。

そうなると、ものごとは混乱に陥る。毎日が、幸福を追い求め、それを維持しようとする終わりのないレースのように感じられるだろう。人生が苦役のように思えてくるかもしれない。幸福感をもたらしてくれるものに夢中になり、やがては四六時中それを自分に与え続けなければならなくなる。

エクササイズ:何もしない
ArtistGNDphotography/gettyimages

実際に瞑想を始めるまえに、簡単なエクササイズを体験してもらおう。

今座っている場所から動かず、パソコンやスマホ、持っている本をいったん閉じる。座り方は自由だ。軽く目を閉じ、1、2分そのままの状態でいる。いろいろな考えが頭に浮かんできても、今はそれでかまわない。考えが浮かんでは消えるにまかせ、たとえ1、2分でも、何もせずにじっと座ってみる。

さて、どうだっただろうか。リラックスできただろうか。退屈になり、何か意識を向ける対象がほしいと感じたかもしれないが、それでいい。集中できた、何もしたくならなくなったという人は、もう一度、今度はあと1、2分長くエクササイズをしてみよう。

エクササイズ:五感を意識する

次も2分間の短いエクササイズである。座ったままで、五感のひとつに軽く意識を集中させてみよう。今の段階では音か視覚がいい。目を閉じて背景の音に集中するか、目をあけて部屋の中の何か、壁の一点などをじっと見つめてみる。そして、その対象にできるだけ長いあいだ集中してみよう。ただし、あくまで軽く、ゆったりと。何かの考えが浮かんだり、別の五感に気をとられたりしたら、もう一度意識を戻して続けてみる。

どうだっただろう。簡単に集中を保てただろうか。それとも別の考えが浮かんで、何度も気がそれてしまっただろうか。その場合、気がそれるまでどれくらいの時間がかかっただろうか。意外かもしれないが、1 分間でも対象への集中を保つことができれば十分だ。

10分間瞑想をはじめる

瞑想をはじめる前に

ここでは、本書で提唱される「10分間瞑想」の手順を紹介しよう。

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