2040年の未来予測

未 読
2040年の未来予測
ジャンル
著者
成毛眞
出版社
定価
1,870円(税込)
出版日
2021年01月12日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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2040年の未来予測
2040年の未来予測
著者
成毛眞
未 読
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出版社
定価
1,870円(税込)
出版日
2021年01月12日
評点
総合
3.7
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
3.5
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おすすめポイント

今から20年後の2040年、私たちの住む世界はどうなっているか。まだ先のことのような気もするが、そのときはあっという間にくるだろう。

少子化による人口減や、経済成長の鈍化はこれまで何度も指摘されてきた。しかし、目に見える変化がないことから、感覚的にピンと来なかった人も多いだろう。要約者もその一人であるが、本書を読んで恐ろしくなってしまった。想像以上に大変な未来が待っている、と――。

だが、希望もある。テクノロジーの進化だ。10年前にスマートフォンを持っていた人はほとんどいないはずだ。しかし、今では誰もが“スマホ”を持ち、生活のインフラにすらなっている。社会全体のデジタル化が進み、オンライン会議もあたりまえになりつつある。今後はあらゆる分野でAIが利用されていくだろう。

政府やさまざまな機関が示す「未来予測」は、あくまで現状の延長を想定していて、テクノロジーの発展は加味されていない。いつの時代も、未来を変えてきたのは新しいテクノロジーだ。本書によると、20年後には空飛ぶクルマやドローンによる宅配も普通になっているという。私たちの予想を超える「近未来」が、目の前にやってきているのだ。

ここ1年は新型コロナウイルスに振り回され、自然災害も立て続けに起こった。これまで以上に先の予測が難しく、1年先のことすら見通せない日が続く。しかし、未来の萌芽は「今」にある。私たちの未来が少しでも明るいものになるように。本書をその道しるべとして活用してほしい。

ライター画像
矢羽野晶子

著者

成毛眞(なるけ まこと)
1955年北海道生まれ。元日本マイクロソフト代表取締役社長。
1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、書評サイト「HONZ」代表も務める。『amazon 世界最先端の戦略がわかる』(ダイヤモンド社)、『アフターコロナの生存戦略 不安定な情勢でも自由に遊び存分に稼ぐための新コンセプト』(KADOKAWA)、『バズる書き方 書く力が、人もお金も引き寄せる』(SB新書)など著書多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    いつの時代も新しいテクノロジーが未来を変えてきた。しかし、登場した当初は受け入れられない。
  • 要点
    2
    6Gの普及により、あらゆるものがインターネットでつながることになるだろう。
  • 要点
    3
    日本は超高齢化社会になり、これまで以上に貧しくなる。
  • 要点
    4
    年金はもらえるが、額が少ない。自ら資産形成をする必要がある。
  • 要点
    5
    環境問題は不幸に直結する。
  • 要点
    6
    未来の萌芽は現在にある。今ある知識・情報を使って未来を予測することが大切だ。

要約

テクノロジーの進歩が未来を照らす

テクノロジーに賭けた者だけが、「大衆」を抜け出す
Borislav/gettyimages

新しいテクノロジーが出現したとき、「大衆」はそれに否定的であるものだ。19世紀末にカメラが、20世紀初頭に映画が、そして20世紀終わりにテレビゲームが登場した際、多くの人はそれらを受け入れなかった。

1970年代末に登場した携帯電話も、当初はその大きさや不格好さから、誰もが「いらない」と言った。1999年にNTTドコモの「iモード」が登場したときも、電話にそんな機能は必要ないと言われ、iPhoneが登場した際は「おもちゃ」と揶揄された。だが、iPhone登場からまだ13年しか経っていないにもかかわらず、今やスマホは生活必需品だ。

新しい技術は突然現れるわけではなく、すでにある技術の改良や組み合わせであることがほとんどだ。たとえば、1956年に、米民間航空管理局はエアロカー・インターナショナルというメーカーに、空飛ぶクルマの運用を許可している。わずか6台しか売れなかったが、この時代に空飛ぶクルマの実用化に挑戦した人がいたのである。

現代を見渡せば未来が見える。かつては荒唐無稽と思われたものの多くが実現され、しかもその実現速度は加速度的に上がっている。「大衆」は新しいテクノロジーに懐疑的だ。テクノロジーの可能性を知り、そこに賭けた者だけが「大衆」から抜け出すことができる。

あらゆるものがネットでつながる

日本では2020年に実用化された無線通信の第5世代「5G」。通信規格は、日本電信電話公社(現NTT)が1973年に「1G」を開始してから、ほぼ10年単位で次の世代に進んでいる。世代が進むごとに通信速度が速くなり、情報伝達量が増えてきた。これまでの30年で、最大通信速度は約10万倍も速くなった。4Gから5Gの差は最大100倍。2時間映画のダウンロードに、4Gなら5分かかっていたところ、5Gでは3秒ほどになるといわれている。

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