flier_logo
ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから
ハブられても生き残るための深層心理学の表紙

ハブられても生き残るための深層心理学


本書の要点

  • 集団から排除される「ハブられる」という現象は、自分の知らないうち、裏で隠れて進行することが多い。

  • 集団は自分たちと似た者を取り入れ、異なる者を吐き出すという基本傾向を持つ。これは無自覚に繰り返されやすい。

  • 人生は劇に似ている。劇場には舞台のほか、役を降りてほっと一息つける「楽屋」もある。「人生の台本」の存在を知り、よりよいものに紡ぎ直していくことが大切だ。

1 / 4

「ハブられる」という現象

同類幻想が生み出す「悲劇」

spfoto/gettyimages

「ハブられる」という現象は日本特有のものではない。しかし、国際的に見て、等質性の高い「日本人」という集団では、「私たちはみんな同類である」という幻想を抱く人は少なくない。

この「同類幻想」は、ときに悲劇的な展開を生み出す。同類幻想のせいで、異質な少数がのけ者にされたり、同調できないと変わり者扱いされたりすることがあるからだ。

「ハブられる」は、知らぬ間に裏で進行していることが多い。表面上は穏やかな人間関係に見えていたが、気がついたら自分だけ排除されていたという具合だ。ハブられている本人が気づかない場合もある。「根回し」という言葉があるように、裏で起きているコミュニケーションを知らないと、いつの間にかハブられているということも起きかねない。

ハブられると、悲劇の主人公を演じさせられることもある。集団から排除されてしまった自分、こんな自分はいなくなればいい――。このような思考に陥ると、自分だけが潔く去ることになってしまう。

実は、日本人の文化の中には、こうした悲劇の主人公を演じさせるような「台本」がすでにある。潔く去っていくという結末が「みんなの物語」として用意されているのだ。そのため知らず知らずのうちに、多くの人が悲劇の主人公のパターンを踏襲してしまっている。

この物語を書き換えるには、見えにくい現象を可視化しなければならない。そして、自分が排除の対象になってしまったら、その物語の舞台から降りることが大切だ。

人生を劇としてとらえる

ハブられている人たちは、突然迷子になってしまったような心境に陥る。今まで仲間だと思っていた人たちが、自分をのけ者にして裏でつながっていた。もう誰を信用していいかわからない……。一人で悩んで考え込む、「一人芝居」を舞台上でくり広げているような状態である。

もっと見る
この続きを見るには...
残り3699/4469文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2022.02.11
Copyright © 2026 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

修身教授録
修身教授録
森信三
地中海世界
地中海世界
弓削達
はじめての言語ゲーム
はじめての言語ゲーム
橋爪大三郎
幸せのメカニズム
幸せのメカニズム
前野隆司
挑戦
挑戦
山中伸弥藤井聡太
競争しない競争戦略 改訂版
競争しない競争戦略 改訂版
山田英夫
悩まない生き方
悩まない生き方
矢作直樹
人の顔した組織
人の顔した組織
福澤英弘

同じカテゴリーの要約

新版 自分の小さな箱から脱出する方法
新版 自分の小さな箱から脱出する方法
アービンジャー・インスティチュート冨永星(訳)
勉強法大全
勉強法大全
星友啓
20代のときに知りたかったお金と幸せの話
20代のときに知りたかったお金と幸せの話
本田健
嫌われおじさん 愛されおじさん
嫌われおじさん 愛されおじさん
佐伯ポインティ
脳を乗っ取る感情(アイツ)からあなたを守る方法
脳を乗っ取る感情(アイツ)からあなたを守る方法
篠原菊紀
三行で撃つ
三行で撃つ
近藤康太郎
新版 空気を読む脳
新版 空気を読む脳
中野信子
新版 空気の教育
新版 空気の教育
外山滋比古
独自性のつくり方
独自性のつくり方
田村正資
ウケる現場のつくり方
ウケる現場のつくり方
サバンナ 八木真澄営業-1グランプリ製作委員会

フライヤーは、著者・出版社の許諾を得たうえで要約を掲載しております。また、選書委員会を設けて今読むべき本を厳選し、ライターが要約を作成しております。詳しくはコンテンツポリシーをご確認ください。