仕事人生を、プレゼン力で変える。

未読
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仕事人生を、プレゼン力で変える。
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仕事人生を、プレゼン力で変える。
出版社
日本経済新聞出版

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定価
1,100円(税込)
出版日
2022年10月03日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.5
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おすすめポイント

「その10分プレゼンで上司からの評価が変わる!」

この帯コピーを目にし、本書を手に取らざるを得ないと感じる方は多いだろう。書名にもある通り、本書はまさにあなたの仕事人生を変えてくれるかもしれない一冊である。

著者は外資系コンサルティング会社で19年半、経営戦略コンサルタントとして活躍した三谷宏治氏だ。三谷氏の言葉を借りれば「経営コンサルタントは、人前で話すのが仕事」。それにもかかわらず、プレゼンテーションが苦手で、上司から「東京オフィスで下から2番目」と評されるほどだったそうだ。

初めての報告会を控えたある日、上司の前でプレゼンテーションをし、その様子を録画してもらったところ、そこにはたどたどしく話すコンサルタントがいた。上司に手本を見せてもらうと、その差は歴然。上司のプレゼンテーションを書き起こし、導入から間(ま)まで「完コピ」して報告会を乗り切ったという。

本書には、三谷氏が約35年かけて磨いてきたノウハウがたっぷり詰まっている。加えて注目してほしいのは、三谷氏自身のエピソードだ。冒頭から読者を引き込むエピソードが紹介されており、まさに一つのプレゼンテーションのような一冊となっている。

プレゼンテーションが苦手な人はもちろん、そうでない人もぜひ本書を手に取ってみてほしい。あなたの仕事人生が変わり始めるはずだ。

著者

三谷宏治(みたに こうじ)
KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授
1964年大阪生まれ、福井育ち。
東京大学理学部物理学科卒業後、BCG、アクセンチュアで19年半経営戦略コンサルタントとして活躍。
1992年INSEADでMBA修了。
2006年から教育分野に活動の舞台を移し、年間1万人以上に授業・講演。無類の本好きとして知られる。
著書多数。『経営戦略全史』はビジネス書賞2冠。
『ビジネスモデル全史』『新しい経営学』の他に、『戦略読書(増補版)』『オリエント 東西の戦略史と現代経営論』なども。
早稲田大学ビジネススクール・女子栄養大学で客員教授、放課後NPOアフタースクール・認定NPO 3keysで理事を務める。
永平寺ふるさと大使、3人娘の父。

本書の要点

  • 要点
    1
    自分のプレゼンテーションの「つまらなさ」を知ることから始めよう。そのためには、話している様子を録画して見てみるとよい。
  • 要点
    2
    「聴いてわかる」資料にするために、パワーポイントやMSワードの「アウトライン機能」を活用しよう。言いたいことの階層を整理して、ロジカルなスライドに仕上げる。
  • 要点
    3
    意思決定を促すために、スライドづくりにおいては「トレードオフを明確に見せること」と「インパクトのあるスライドを中核に組み立てること」を意識しよう。

要約

初心者がまずやるべきこと

自分を知る
kupicoo/gettyimages

あなたは、自分のプレゼンテーションを、ビデオに撮って見たことはあるだろうか。もしないなら、今すぐやろう。まずは自分のプレゼンテーションの「つまらなさ」を知ることから始まる。

著者の原体験もそこにある。外資系コンサルティング会社であるボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)に入って3年目、数十名への報告会を数日後に控えたある日、プロジェクト・マネジャーUさんから「お前、ちょっとプレゼンやってみろ」と言われた。著者が話す様子はビデオで撮影され、その場で再生された。

そこには、たどたどしく話す、自信なさげなコンサルタントがいた。話し方は一本調子で抑揚がない。見ていて悲しくなるほどつまらないプレゼンテーションだ。

Uさんはお手本を見せてくれた。同じ資料を使っているのに、インパクトがまったく違う。衝撃だった。

著者は自宅に帰り、お手本の「丸ごとコピー(ものまね)」を試みた。Uさんのビデオを何回も見て、彼の言い回しをすべて書き取ってまねる。冒頭の入り方、ページ毎の台詞、途中の間の取り方まですべてコピーした。練習をビデオに撮って、それをイヤイヤ見てがっかりし、また練習。その繰り返しだ。

暗記していても、緊張すると頭の中が真っ白になってしまうかもしれない――。そう考え、セリフをすべて書き出した「カンニングペーパー」まで用意した。コンサルタント人生最初の大舞台は、そうやって乗り切った。

「簡潔にわかりやすく」話す

初心者がまず目指すべきは基本レベル、少人数向けの小プレゼンテーションがこなせるレベルだ。同じ部署のメンバーや見知ったお客さんを相手にした、20分程度、スライド数10枚ほどのプレゼンテーションである。とにかく「簡潔にわかりやすく」を徹底し、セリフにちょっとだけ抑揚をつけること。これを目標にしたい。

トークはまだまだなので、プレゼンテーションスライドに力を入れよう。見て聴いてわかりやすい、シンプルでメリハリのついた資料をつくれるかどうかが勝負となる。ポイントは4つある。

1つ目は、まずは伝えたい内容を書き出してみること。アウトライン機能(テキスト同士に親子関係をつくれる機能)を使いこなして、メッセージの構造を明確にする。

2つ目は、1文は短く、30字以内を目指すこと。「ワンスライド・ワンメッセージ」を厳守する。

3つ目は、色や動きは使いすぎないこと。役割を決めて、それぞれ3種類程度に抑える。

4つ目は、全体の流れを示すマップをつくること。中核となるインパクトあるスライドも1枚用意する。

4つのポイントを押さえてわかりやすい資料ができたら、トークは原稿の丸覚えでもかまわない。上級者に資料やトークを添削してもらい、「自分ならこうする」のお手本を見せてもらえるとなおよい。それを完コピしよう。

【必読ポイント!】基本編:10枚20分のプレゼンテーションをこなす

ステップ1:聴いてわかるシンプルな資料にする
アウトライン機能の使い方/ 日本経済新聞出版提供

基本編のステップ1は、徹底的に「わかりやすい資料」をつくること。トークに自信がないなら、資料をスクリーンに映してただ読み上げる「マネキン大作戦」でもかまわない。だからこそ、相手が「聴いてわかる」資料をつくることが重要だ。

「聴いてわかる」資料にするために、パワーポイントやMSワードの「アウトライン機能」を活用しよう。この機能を使って、レベル1はスライドの題名、レベル2はその下のメインボディ、レベル3はそのサブといった具合で、言いたいことの階層を整理する。

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