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20代からの文章読解の表紙

20代からの文章読解

人文学的思考を鍛える「読み方」10講

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本書の要点

  • 読解力とは「問いを自ら提起し、文脈を補うことで意味を解釈する力」である。「本が読める」とは、その本を「解釈できる」ことを指す。

  • 意味を解釈するには、その裏にある「論理構造」を読み取る必要がある。

  • 読解するための「問い」には、「具体を問う」「根拠を問う」「要約を問う」「本質を問う」の4つのパターンがある。

  • 私たちは、社会が規定する形で意味を解釈させられている。これに抗うために、日常の認識を問い、世界を再解釈しなければならない。

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【必読ポイント!】基礎編

「読解力」とは何か

Nuthawut Somsuk/gettyimages

「読解力」とは、「本を読む力」だと言える。では、「本が読める」とはどのような状態を指すのだろうか。

まず考えつくのは「文字が読める」「単語が分かる」ということだ。「色即是空(しきそくぜくう)」という文字を読めて、その言葉の意味(この世に存在するすべてのものは空無である)が分かるということである。また、「文法が分かる」ことも、本を読むためには必要だろう。

一方で、文字が読めて単語の意味が分かり、さらには文法も理解できるのに、「よく分からない」と感じる文章もある。「哲学書が読めない」というのは、こういった状態であろう。本書では、このような意味での「読めなさ」に立ち向かうこと、さらには学術書や教養書を読めるようになるための「読解力」をつける方法を説いていく。

私たちが文章を読むとき、一般的には次のプロセスを経ている。

(1)文章に目を通す

(2)理解が曖昧な点に対して「問い」を投げかける

(3)その問いに答えるために必要な「文脈」(情報や知識)を補う

(4)その「文脈」の中で浮かび上がる「意味」を特定する

読解力とは「問いを自ら提起し、文脈を補うことで意味を解釈する力」だと言える。つまり「本が読める」とは、その本を「解釈できる」ということなのだ。

「意味」を解釈する

読解のゴールとなるのは「意味を解釈すること」である。では、その「意味」とはどういうものだろうか。

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要約公開日 2026.03.01
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