安心して話せる場をつくる「5つのルール」
「聞く」プロセスの大切さ
長らくコピーライターとして活動してきた著者は、普段の仕事で、書くことや伝えること、話すことよりも、聞くことを一番大切にしている。
コピーライターの仕事は、「クライアントから依頼を受ける」「オリエンテーションを通じてクライアントの商品やサービスの魅力を聞く」「商品やサービスの魅力を伝えるコピー(文章)を書く」という3つのプロセスによって構成されている。実は、この中で何より大事なのは、コピーを書くプロセスではなく、その手前にある「聞く」のプロセスだ。
「聞く」が大切なのはコピーライターに限らない。営業、サービス、販売、コンサルタント、エンジニアなど、クライアントの依頼を受けて遂行するあらゆる仕事に共通しているのではないだろうか。
(1)まずは100パーセント受け入れる

人は誰しも、自分の話を丁寧に聞いてもらえると安心感を覚える。そのような場をつくるために、著者が日頃のコミュニケーションで意識している5つのルールを紹介したい。
1つ目のルールは「まずは100パーセント受け入れる」である。
たとえば、クライアントが提示してきた要望に無理や矛盾があったり、実現性が低かったりしても、まずは相手の言葉を100パーセント受け止める。この一段階を挟むことで、相手は「この人になら話せる、話しても大丈夫だ」という安心感を抱いてくれるのだ。
この姿勢は、あらゆる対話の場面で欠かせない。クライアントとの交渉、社内のブレスト、顧客のヒアリング、上司や部下との1on1などでも、ぜひ意識すべきである。




















