英語学習が人生にもたらすもの
自分を拡げる英語の力
AI翻訳が急速に進化した時代において、「わざわざ自分で英語を勉強する意味はあるの?」と感じる人もいるだろう。
しかし、英語を本気で学んできた立場から、著者は「英語を学ぶことには、人生を変える力がある」と断言する。
英語は、人生の選択肢を広げるだけでなく、人生の質を高めてくれる。英語を使えれば、海外へ行かなくても得られる情報量は圧倒的に増える。英語で書かれた論文やニュースに触れることで、世界中の多様な価値観や考え方を知ることができる。それは視野を広げ、思考を深め、「ひと味違う視点」につながる。
こうした経験は仕事にも生き、自分らしい生き方を選ぶ力にもなる。英語力とは単なるスキルではなく、「今の自分を拡げる力」なのである。
英語学習という「登山」

英語学習は「登山」に近いものだ。進むペースは人それぞれでよく、歩幅もルートも違って構わない。無理に早くのぼる必要もなく、ときには休み、立ち止まり、遠回りしてもいいのである。
英語学習の道のりは長く、決して平坦ではない。それでも、自分の足で一歩ずつのぼり続ければ、必ず新しい景色と新しい自分に出会える。どこまでのぼれるかを不安に思うより、まずはいま、一歩を踏み出すことが大切だ。
【必読ポイント!】 TOEIC800点達成のためにやったこと
教材選び
著者が最初に挑戦した英語試験は、TOEICである。受験を決意したのは、大学3年生への進級が決まった頃だった。
そもそも初めてTOEICを受験したのは大学入学直後で、結果は405点。再挑戦にあたって設定した目標は、700点だった。
最初に取り組んだのは教材選びである。ネット上の口コミや周囲の評判を参考にしつつ、実際に書店で内容を確認した上で、次の3冊に絞った。
・『新TOEIC® TEST 出る順で学ぶ ボキャブラリー990』(神崎正哉著/講談社刊)(「出るボ」)
・『TOEIC L&R® TEST 出る単特急 金のフレーズ』(TEX加藤著/朝日新聞出版刊)(「金フレ」)
・『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集 Vol. 6』(国際ビジネスコミュニケーション協会刊)
単語学習

教材を手に入れた後、最初に取り組んだのは単語対策だった。単語がわからなければ、どれだけ文法を正確に理解できても英文全体の意味がつかめず、リスニングで聞こえる英語が単なる「音の羅列」になってしまうからだ。
そこでまず、「出るボ」に掲載されている単語を完全に覚えることを目標にした。
最初に意識したのは、1日のノルマを決め、淡々と繰り返すことである。




















